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2020年08月の記事一覧

knog USB充電式前照灯「Plug」に上位モデル「the Plugger」

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knogのUSB充電ライト「PLUG」に兄貴分「The PLUGGER」が発売されました。

knog plugger

リチウムポリマーバッテリーを採用したライトで、最大350ルーメンの明るさで1.5時間使用できます。エコフラッシュモードを使用すると最長180時間点滅します。

 

knog plugger

重量は「PLUG」より19g重くなり、85g。
カラーはブラックとホワイトの2色、本体価格は4280円です。

特に驚きのアイデアや新機能はありませんが、いまだにpanasonicなどがUSB充電式ライトを製品化できていないことを考えると、高性能化しているknogのライトの実力がわかっていただけるのではないでしょうか。

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熊野古道サイクリング【第三王子・郡戸王子】

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世界遺産の熊野三山へとつながる大阪の旧街道 熊野街道を自転車でゆく旅を意気込んで計画してみたものの、実際に天満橋からスタートすると歴史街道の旅は、散らばった日本史の跡を散策するため時間がかかり、思ったように先に進まず、泣く泣く予定を変更。

当初は1日目で堺市あたりまでは行こうと考えていましたが、牛車のごとき遅さで、ハードルを大きく下げ、数日に分けて大阪市内の「王子」を制覇することに目標を変更することにしました。

 

 

 

【第2王子】坂口王子 (南大江公園) → 【第3王子】郡戸王子 (高津宮)  所用時間 10分

 

 

 

起点の天満橋から第1王子の窪津王子第2王子の坂口王子と走り、今回は第3王子の郡戸王子のある谷町九丁目にある高津宮を目指します。

 

南大江公園(坂口王子) ~ 榎木大明神

ありふれた児童公園の片隅にあった坂口王子から日を改め再出発すると目の前にご神木がありました。立て看板によると、樹齢650年、楠木正成が植樹したという言い伝えもあり、白蛇を祀る祠を立て代々、土地神として守ってきたようです。

shirohebi

ご神木のわきの石段を自転車を降りて、大通りの長堀通りを渡ると、大阪空襲の戦火を免れた空堀地区となります。昔ながらの長屋、商店街、文化住宅など風情のあるまちなみは、映画「プリンセストヨトミ」のロケに使用されました。

 

直木三十五記念館 ~ 高津宮(郡戸王子)

 

naoki

古い家屋を改装した「直木三十五記念館」。小説家の直木三十五が、このあたりの出身らしく記念館が作られています。文学についてはあまり詳しくないので「直木賞」の直木三十五といったことくらしか知りらず、興味もあまりないので今回は素通りし、目的地の高津宮へ向かいます。

 

kozu

高津宮に到着。

第三王子の郡戸王子はこの神社の境内にあるため、自転車を置いて石段を上がります。この石段は明治後期に氏子から奉納され、横から見ると二等辺三角形のような形状をしていて、男女で双方から登り相性を見る縁結びの坂「相合坂」となっています。

kaidan

坂の上は舞台の様になっていて、何やら坂田藤十郎の絵が飾られています。

kabuki

歌舞伎に縁があるのか、ラブリンこと片岡愛之助の石柱を発見!

kataoka ainosuke

ラブリンと紀香もこの相合坂を登ったのでしょうか。
直木三十五以上に両氏には関心がありませんが…

この神社は桜がきれいで、私も毎春この神社の隣のカフェのテラスで花見をしていましたが、そのカフェがコロナの影響なのか、なくなっていてショックでした。

kouzu

「早く、コロナがなくなり、以前の様にまた花見ができますように」

 

郡戸王子の場所は歴史書からの推定地で、確証はないそうですが、境内にそれを示す石柱がありました。

 

kouridooiji

熊野信仰は中世に修行的性格を持つ厳しい信仰でした。世の中が安定するとしだいに、物見的遊山的な参詣が主流となり徐々に衰退していきました。明治以降は王子社の併合が増え跡地すら分からない王子が増えていきました。1960年代になり那智大社の宮司の努力により戦争により中断していた研究・調査が再開され、巡拝道が世界遺産へと認められたそうです。

 

次は大江神社にある上野王子に向かいます。

 

 

大阪市の九十九王子

第1王子  窪津王子 (坐間神社)
第2王子  坂口王子 (南大江公園)
第3王子  郡戸王子 (高津宮) ←いまココ
第4王子  上野王子 (大江神社
)
第5王子  阿倍王子 (阿倍王子神社)
第6王子  津守王子 (住吉大社)

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自転車のワンポイントに、LEZYNEのNEO METALLICカラー

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CNC切削の製品が人気のLEZYNEからブランドのイメージが変わるようなネオメタリックカラーのアイテムが発売されます。

 

lezyne noemetal

オイルスリックカラーと呼ばれている水面の油のようなグラデーションの新シリーズで、既存のCNCモデルに追加カラーとしてラインアップされます。

 

lezyne_classic_drive-neo
CLASSIC DRIVE 700XL   ¥8,700+税
昔ながらの単三電池が入っているかのような円筒型のUSB充電式の前照灯

 

lezyne_hecto_drive-neo
HECTO DRIVE 500XL    ¥5,880+税
ワイヤーなしで充電できるコンパクトな前照灯

 

 

 

lezyne y14_cnc-cage-neo
CNC CAGE   ¥3,980+税
米国で人気ナンバー1のCNCボトルケージ

 

 


 

 

是非、自転車のワンポイントに
目立ちたがり屋の大阪人にぴったりのカラーだと思います。

発売は2020年9月となります。
ご予約お待ちしています。

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自転車パーツ売上ベスト10 【2020年1~6月】Amazon店

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2020年上期のパーツのAmazon通販のランキングです。
店頭売上ベスト10とは売れ筋が違いますので合わせて参考にしてみてください。

プライムでの出店なので送料もかからず、書籍や日用品類と同送できますので是非ご利用ください。

 

 

第1位
topeak roadie tt
【メーカー】topeak
【商品名】roadie TT
【本体価格】4,200円
【特徴】春先に発売され、すでに自転車ポンプ史上最高傑作との呼び声も高いロードバイク専用ポンプ。ツインターボ(TT)テクノロジーにより、圧縮された空気を楽々と入れることができる。

 

 

第2位
topeak roady TT
【メーカー】topeak
【商品名】roadie TT mini
【本体価格】4,000円
【特徴】第1位「roadie TT」の小型版。小さくても従来品に比べ、充分高圧が入れれるので、個人的にはminiの方がおススメです。

 

 

第3位
erogon ga3
【メーカー】Ergon
【商品名】GA3 grip
【本体価格】3,700円
【特徴】Ergonのマウンテンバイク用グリップ「GA3」は手のひらにフィットする特徴的な形状。新色が追加され人気が急上昇。

 

 

 

第4位
maxxis Detonator
【メーカー】MAXXIS
【商品名】detonator
【本体価格】4,000円
【特徴】店頭販売でも第6位にランクインしていたMAXXIS「Detonator」のケブラータイヤ。700x28cと700x32cサイズが売れます。特に700x32cが売れ出したのは今シーズンのトレンドだと思います。

 

 

 

第5位
adept trussporterrack
【メーカー】ADEPT
【商品名】truss porter rack
【本体価格】4,700円
【特徴】フードデリバリーなどの自転車配達の急増でにわかに人気上昇したアルミ製の軽量フロントラック。700c車輪専用設計。

 

 

 

第6位
topeak roadie da
【メーカー】topeak
【商品名】roadie DA
【本体価格】2,200円
【特徴】押しても、引いてもエアが入るダブルアクション(DA)のロードバイク専用ポンプ。

 

 

 

 

第7位
Ergon ga2
【メーカー】Ergon
【商品名】GA2 grip
【本体価格】3,600円
【特徴】人間工学に基づいた形状のマウンテンバイク用グリップ。第3位「GA 3」同様に新色追加で人気上昇。クロスバイクにもご使用いただけます。

 

 

第8位
topeak fastfueltribox
【メーカー】topeak
【商品名】Fastfuel Tribox
【本体価格】3,600円
【特徴】新発売のトライアスロン用ストレージボックス。エナジーバーなどを収納するのに最適な空力を考慮した小型ボックス。

 

 

 

第9位
guee sl-dual
【メーカー】guee
【商品名】SL-DUAL bartape
【本体価格】4,000円
【特徴】個性的なカラーリングのGUEEのバーテープ。4000円とバーテープにしてはかなり高額です。三層構造で3mmの厚さがあります。滑りにくくポジションがキマる感じがします。

 

 

 

第10位
thermos fjf580
【メーカー】thermos
【商品名】FJF-580
【本体価格】3,800円
【特徴】サーモスの水筒がランクイン。レースボトル対応ののボトルケージにピッタリ収まるステンレス製魔法瓶。店頭では売れたことがないので置いていませんが、アマゾンでは人気商品になっています。購入者の方が、自転車用品と思って購入されているかは、怪しいところです…

 

 

※ Amazon.co.jpでの自転車本体の販売はおこなっていません。販売はパーツのみとなり、店頭の自転車パーツと少しラインナップがことなります。

 


自転車パーツは「台湾製」時代に

玉石混交で低廉なよくわからない部品から、レーシングパーツまでなんでもそろうAmazon.co.jpですが、弊社通販部門(マーケットプレイス)は「台湾」製のスポーツパーツの独壇場となっています。当ブログでもおなじみのTOPEAKやErgonの新商品が売れています。

最近ではそこまで性能差がある感じはしないのですが「made in China」はなく、「made in Taiwan」の製品ばかりの上位となりました。

 

 

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熊野街道サイクリング 【第二王子・坂口王子】

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サイスポこと「CYCLE SPORTS」誌でおなじみの八重洲出版から4月に「旧街道じてんしゃ旅」というムックが発売され話題になっています。私はまだこの書籍を読んでいませんが「其の一 東海道編」というサブタイトルからシリーズ化を予定しているのでしょうか。
サイクリストの疋田智さんも著書「日本史の旅は、自転車に限る!」(枻出版)で、牛車より速く早馬より遅い自転車は歴史探訪には相性がいいとして自転車観光を勧めています。

 

さて、前回の続きです。

 

 

【第1王子】窪津王子 (坐間神社) → 【第2王子】坂口王子 (南大江公園) 所要時間10分

 

スタートから坐間神社までは徒歩で、実質ここからがサイクリングとなります。

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坐間神社~谷町四丁目

坐間神社からそのまま南下します。
一帯は大坂城の城下町で、格子状に通りが形成されています。

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天満橋から谷町筋の西側を平行するように阿倍野方面に向かいます。

平成になり観光振興のため、道端には起点の八軒家からの距離をしめす道標が立てられ散策がしやすくなっています。

実際に熊野街道という通りは現存せず、「だいたい、昔の人この辺りを歩いたのではないか」という概念的なもので、一路違わず熊野街道をゆくというのは不可能です。したがって、散策する上で街道近辺に点在している「王子」というチェックポイントが重要になってくるというわけです。

 

|谷町四丁目~南大江

谷町三~四丁目の西側はカレーの激戦区で「裏谷四」(うらたによん)と呼ばれ、路地裏から雑居ビルの奥までいたるところに個性的なカレー店がひしめき合っています。スタートしてすぐですが、自転車に乗るとすぎにおなかすき、なんでもおいしく感じ食もすすみます。
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街道沿いにある南大江小学校の敷地内に秀吉時代に整備されたとされる「背割下水」という古い生活水路の一部を見ることができます。今では、暗渠になっていますが、内部の様子が、NHK「ブラタモリ」で紹介されていました。令和になった今でも現役で溝として活躍しています。

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この水路が昔は網の目の様に形成され、町境になってました。通常、町境は「通り」を境にすることが多いのですが、商人の街であるこの一帯は、向かいあう店同士が同じ町内会になるように、建物の「背」側に下水路を配置し、商いの活性化を第一に考えられたまちづくりになっています。
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暗渠化された背割下水

 

 

南大江公園 到着

2番目の王子「坂口王子」は南大江小の近くの南大江公園内とされています。

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公園の南西角の入り口の傍らに小さな社があり、見てみると狸坂大明神とありました。

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立て看板によると、明治40年までは、この地に坂口王子の伝承の朝日明神という社殿があったが、此花区に移築されたため、旧地に狸坂大明神を建立したといったようなことが書いていました。

sakakuchiouji

坐間神社同様に朝日明神も移築、1000年を超える長い歴史の中で由緒ある神社もいろいろあるんですね。こういった情報は書籍やネット上にもなく、現地に行かないとわからない相当ディープな内容だと思います。

たまに大阪は歴史がないと勘違いされている方がいますが、観光化していないだけで、実に京都より長い歴史があります。調べれば調べるほど、複雑に絡み合った歴史の断片が、日々の生活の傍らにポツンとあり、見過ごしていた風景がまた違った景色を見せてくれることがあります。

こういった立て看板を読んだり、社に参拝したりするため、歴史街道サイクリングは普通のサイクリングより大幅に時間がかかってしまうことに気づきました。出発をした時間が昼過ぎだったこともあり、この日はココまでとし、日を改めて次の郡戸王子に向かいます。

 

 

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大阪市の九十九王子

第1王子  窪津王子 (坐間神社)
第2王子  坂口王子 (南大江公園) ←今 ココ
第3王子  郡戸王子 (高津宮)
第4王子  上野王子 (大江神社)
第5王子  阿倍王子 (阿倍王子神社)
第6王子  津守王子 (住吉大社)

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