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CATEGORY: ペダル

1970年代復刻ペダル MKS「BM-7」に新色追加

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日本は1960年に自転車生産で世界首位となり、1970年代に入ると富士・宮田・丸石などが米国向けに自転車を輸出、カワムラ産業は「NISHIKI」(ニシキ)、ナショナル自転車は「Panasonic」(後に社名になる)、ブリヂストンは「KABUKI」(カブキ)とブランド名を冠し対米向けに自転車の生産を始めました。

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自転車生産台数 [1960年]
第1位 日本 330万台
第2位 ソ連 280万台
第3位 米国 260万台
第4位 英国 230万台
第5位 西独 170万台

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米国にはフレーム製造工房や組み立て工場はありましたが、細かい部品は内製化できず、主に英国、日本からの輸入に依存していました。米国内の小規模な部品輸入業者は日本企業と連携し「SPECIALIZED」や「CENTURION」といったスポーツサイクルブランドを旗揚げ、「RITCHEY」や「GT」も生産力の高い日本に生産拠点を移し、日本車輸出台数は1970年中頃には100万台を超え黄金期を迎えます。

当時の米国完成車向けに製造され、MTB(マウンテンバイク)、BMXに多く採用されていたペダル三ヶ島製作所 MKS「BM-7」がレッド、ブルー、ゴールドの新色と共に復刻されました。

 

 

mks bm7 mikashima bm7

pedal bm7 BM-7

両面踏みの軽合金ボディ、
重量はペアで366gです。

 

本体価格は
シルバーは¥3700、
カラーは¥4000となります。

 

日本の自転車企業は変動為替(プラザ合意)やバブル経済崩壊で大打撃を受け廃業が相次ぎ、ペダル専業メーカーは三ヶ島製作所1社となってしまいました。

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世界初!滑らかなBDSベアリング採用 ADEPT「Metropolitan」ペダル

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ADEPTから滑らかな回転の新構造BDSベアリングのプラスチックペダル「メトロポリタン」が発売されました。

adept peddle

従来の自転車のペダルはボディ内に小さな鋼球がいくつも入っていて軸が回転する構造になっています。
ママチャリなどに採用されているペダルは、ほぼこのタイプで「ボールベアリング」と呼ばれています。ペダル軸を手で回すと鋼球のゴリゴリとした感覚が分かります。新車を購入時にペダルを踏みこむ度にパチパチと音鳴りがする場合は大抵はこのベアリングの精度の問題です。

新構造のBDSベアリングはポリアセタールというポリマーを使用することでボールベアリング方式ではできなかったスムーズな回転性能を低価格で実現、低抵抗でメンテンスいらず、しかも軽量という理想的なペダルです。手で回した感触はヌルっとしています。

内部がどのようになっているのか気になりますが、大胆にも内部が丸わかりのスケルトンボディの製品がラインナップされています。

adept pedal
ボディ内の透けて見えている白いポリマーが鋼球に代わる自己潤滑性のあるポリアセタールで、内外に各1づつ配置されています。

このような構造は他のブランドでも数年前からみられ「DU」「2DU」方式などと言われ、目新しい方式ではないのですがBDSベアリングはポリアセタールをナットで固定し、スラント(軸に対して平行)方向への負担を強化した構造になっています。

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同社は新構造を謳っているようですが、画期的なものではなく、あくまで「DU」方式の一つで改良版(迂回発明?)といった感じの位置づけの構造だと私は考えます。

それより驚いたのはこのペダルの¥2200というボールベアリング方式とほとんど差のない本体価格です。ボディのエンジニアリングプラスチックにもいえることですが、高分子化学のテクノロジーの発達により新素材の開発が進み、全く進化するなど考えもしなかった自転車ペダルも知らぬ間にハイテクの塊に進化をとげています。 鋼球入りの金属ペダルは近い将来ノスタルジックな産物と化してしまうのでしょうか。

現状このようなハイテクノロジーのペダルが完成車に採用されているケースはあまりありませんが、ここまで低価格になってくると数年後はクロスバイクなどの中価格帯のスポーツ車などに採用されることは十分に考えられると思います。

adept metropolitan

重量は240g(ペア)
カラーはブラック,ホワイト,スモーク,クリア4色。
スモークは半透明でshimano「claris」のクランクにもマッチしそうなカラーです。

 


 

 

adept metropolitanpedal

プラスチック製に不安を感じる方は鍛造アルミ製もリリースされます。
重量は325g、本体価格は¥3200です。

 

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信頼のメイドインジャパン、オフロードからアーバンライドまでMKS「オールウェイズ」ペダル

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MKS 三ヶ島ぺタルからオフロードからアーバンスタイルまで多目的に使用できる両面踏みアルミ合金ペダル「オールウェイズ(allways)」がリリースされました。

mks always
L110xW98xH30サイズで普段使いの自転車にアクセントして幅広い用途で使用していただけます。

ペダル中心部に向かってわずかに凹状になっているボディ形状に靴底を傷めにくい低いスパイクピンでスニーカーでも吸いつくような安定感を実現。さすがのメイド・イン・ジャパンです。

 

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スピンドルは合計3個のシールドベアリングで従来のベアリング+プッシュタイプよりスムーズな回転と耐久性を実現しました。重量はペアで381gで本体価格は¥5,900、カラーはシルバーのみです。

リフレクター,トークリップ,ビンディングシューズは使用できません。

 


また、オリタタミ自転車やツーリングなどの輪行には工具なしで簡単に着脱できるMKSオリジナルの簡単脱着機構EzySuperiorシステム採用の「オールウェイズ Ezy Superior」が同時リリースされますのでこちらが最適です。

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重量は434g、本体価格は10500円です。

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TIOGA スパイダーペダルにプラスティックボディの廉価版「ダズ ライト」登場

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TIOGAのロードフラットペダルにSPYDERペダルという個性的なデザインのシリーズがあります。

アルミ合金で削りだされた他にはないクモの巣の踏面で、退屈な形状しかない自転車ペダルに一石を投じる画期的なペダルです。

tioga spyder

アルミ削りだしの凝ったデザイン、トリプルシールドベアリング
SPYDERペダルは10種類以上あるTIOGAのペダルのライナップで一番高額なモデルで本体価格10,800円もします。

 

「デザインが気に入ってもちょっと値段が・・・」

 

かっこいいけど競技用ではなくて街乗り用ペダルですから、ほとんどのユーザーはそこまで高性能なスピンドルは必要と感じていないのではないでしょうか。

 

新しく発売される「SPYDER DAZZ LITE」はプラスチックボディで造りは少しチープですが薄くて軽量です。

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240g(ペア)と従来の削りだしのペダルより20gも軽量になっています。ベアリングも2DUベアリング(※)採用でメンテナンスフリーです。上位譲りのSPYDERペダルの独特の形状はロードバイクのコーナリング時にペダルが路面に接触しにくい形状になっています。

本体価格はなんと 2000円

安い。

 

プラスチックがどうしても嫌という方は、アルミ鋳造ボディの「SPYDER DAZZ MX」もリリースされます。
spyder dazz mx

従来のアルミ削りだしより重量は重くなりますが、本体価格は4000円です。マウンテンバイクにも似合うんじゃないでしょうか。

SPYDER DAZZシリーズはLITE,MXともにブラックのみで10月リリース予定です。
ご予約お待ちしています。

 


|KEYWORD |
※ 2DUベアリング
自己潤滑性のあるPOM(ポリアセタール)製ブッシュにより、シールドベアリングに匹敵する回転性能を実現したベアリングシステム。

 

 

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クロモリ自転車に合う銅メッキ加工のミカシマのシルバンペタル

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国内唯一のペダルメーカー「三ヶ島製作所」。(シマノも作ってたかな…)

ミカシマ」「MKS」のブランドで日本国内のみならず高品質なペタルを製造し続けています。

1978年発売のロングセラーの「PRIME SYLVAN TOURING」の銅メッキバージョンがリリースされました。

PRIME SYLVAN」は定番の「SYLVAN」に比べ、ベアリング機構部を研磨することでより高性能で滑らかな回転を実現し、さらにアルミボディを研磨することでより高級感をだした上位モデルです。

MKSペタル

両面踏みで幅広のため初心者からマニアまで幅広い層から支持され発売から35年以上たった今でも同社で最も売上数が多い製品です。

カッパーのぺタルはクラシックなスタイルのランドナーや鉄製自転車の雰囲気を盛りたてます。

重量は391g(ペア)で本体価格は¥ 4,700です。

 

 

MKSペタル

▲ トラック(ピスト)バイク向けは343gで ¥4,500。

 

MKSペタル

▲ ロードバイク向けは360gで ¥ 4,500です。

 

細かい話ですがミカシマはなぜか「ペル」ではなくて「ペル」みたいです。

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