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大阪市内で毎年開催されているクラブラン「ジェントルマン・ラン」が今年も行わるというのでお話をうかがってきました。

gentlmanrua

このサイクリングイベントは、2015年まで大きな規模で行われていた「ツイード・ラン」というクラブランの参加者の一部が中心となり、2017年から毎年大阪市内で行われているイベントです。2019年は4月6日に開催され参加者は30人ほど、各々英国風の紳士的なコスチュームで10kmほどのグループサイクリングをおこないます。

 

 

gentlmanrun 2019

「今年は始まって以来の最高のサイクリング日和です」

主催者のあいさつに参加者から笑いがもれます。桜の見ごろの4月上旬に開催時期をあわせている同イベントは、今まで天候に泣かされきたようで、参加者は満開の桜のシーズンの到来を喜んでいる様子でした。

spring sakura

スタートは朝10時、大阪・西区の中心にある靭公園です。この公園は戦後に飛行場として使用され、その後整備され科学技術センターやバラ園などがある東西に長い大きな公園となり西区民の憩いの場となっています。公園内に入るとシュワード・ジョンソンJr.という作家の「始めての自転車 FIRST RIDE」という今にも動き出しそうな自転車のオブジェが出迎えてくれます。

firstride johnson

私は仕事の都合で参加できず、冒頭しか見ていませんが、一団は靭公園→通天閣→難波宮といくつか設けられたチェックポイントをめぐります。前回は「建築を見る」をテーマとしていたようですが、今年は少し距離が長く設定され休憩が少ないコースとなっています。

 

「周囲の迷惑にならないこれくらいの規模がいい」(自営業 男性)

 

参加者のほとんどの人は日ごろから自転車に乗り込み修理まで自分でしてしまう近所の自転車愛好家で、その延長線にこのイベントはあります。かつて開催されていた「ツイード・ラン」は規模が大きくスポンサーもついていました。このような商業化されたイベントは楽しい反面、とうしても道路使用許可や事故の際の責任など堅苦しい問題が発生し窮屈な感じがあったようです。

tweedrun

数人の小さな集団で走行し、詳しい参加者が建築物や史跡の説明をしてくれます。ドレスコードは厳密な規定はありませんが、さすがにみなさん素敵なスタイルでペダルを回していました。