サイクルショップ203の
ガジェット・小ネタBLOG

TAG: サドル

注目される沖美穂さんの論文、「股ズレ」の原因のひとつはサドル

Pocket
Bookmark this on Google Bookmarks

Yahoo!ニュースで元自転車競技選手の沖美穂さんの研究がトップ記事になっていました。

 

沖さんは女子ロードレースの選手第一人者で、三大会連続で五輪に出場、記事によると現在は伊豆の競輪学校で指導員として勤務する傍ら、順天堂大学大学院で自転車に関する研究をしているそうです。研究のテーマはなんと「股ズレ」。自身の経験を活かし、女性選手の深刻な実態を調査・研究し、修士論文にまとめたそうです。

 

「股ズレ」は股の内側などに生じる皮膚や粘膜の異常や障害で、レーサーパンツと呼ばれる専用ウエアや自転車のサドルとの摩擦などで起きる。腫れて痛みが出たり、ひどい時には陰部がただれたりする。選手が相談をためらうこともあり医師にもあまり知られておらず、国内では本格的な研究もされてこなかった。
(毎日新聞 3月5日)

 

スピードスケートから22歳で自転車競技に転向した沖さんは「股ズレ」に悩み婦人科を受診、男性医師から「こんなの見たことない」と驚かれショックを受けたそうです。論文ではガールズケイリンの選手100人を対象にアンケートを実施し、8割が「股ズレ」の悩みを抱えており、うち49人が再発を重ねるなど今まで明らかにされてこなかった実情を報告。背景には男性指導者への講習や選手教育の不足、そしてサドルにも問題があり障害を軽減する製品の開発をすべきだと提言されています。

医者にかかる程の「股ズレ」はないにしても、一般のサイクリストにも同じような悩みを抱えてる女性もいるのではないでしょうか。新製品の開発といっても、国内の自転車サドルの製造は加島サドル製作所の1社のみ。日本には高い技術力と研究開発力をもった企業が多くありますが新規参入企業は全くありません。私見ですが、この「股ズレ」問題は日本人の研究力と最先端の技術力を集結すれば解決できる問題だと思います。加島社がいくらものづくりに長けていても1社でできることは限られています。

論文はまだ一般には公開されていませんが、自転車業界に一石を投じる研究であり、これをきっかけに多くの企業が製品研究・製造に参入し、日本から世界を驚かせる製品が誕生して欲しいと思います。

 

誤解がないように付け加えますと、論文の出ているような「股ズレ」は食事も自転車の上でとるような1日数時間・十数日も続けてレーシングタイプの自転車に乗り続ける選手を対象にした調査です。一般のサイクリストは、サドル交換やポジション調整で改善しますので、ぜひご相談ください。

 

参考までに、女性向けサドルを紹介しておきます。

 

 

 これで股ズレ改善!女性向けサドル 5選

 

 

ergon saddle
【メーカー】ERGON
【商品名】SR Sport Gel (バーテープ付)
【本体価格】¥11,000+税
【特徴】サドル前方に圧力がかかりやすい女性の骨盤にあわせた設計

 

 

 

liv contact saddle
【メーカー】Liv
【商品名】CONTACT SL FORWARRD
【本体価格】¥10,000+税
【特徴】高反発・高弾性の自由に流動する粒子で圧力を分散

 

 

 

 

 

 

adept motive W
【メーカー】ADEPT
【商品名】MOTIVE W
【本体価格】¥4,800+税
【特徴】ショートノーズで着座位置が決まりやすくペダリングしやすい

 

 

 

 

dixna saddle
【メーカー】ディズナ
【商品名】アキレス レディース
【本体価格】¥3,800+税
【特徴】サドル中心部への圧迫を避けた女性専用設計

 

 

 

 

tioga undercover
【メーカー】TIOGA
【商品名】UNDERCOVER Hers
【本体価格】¥8,500+税
【特徴】衝撃が加わりやすい部分のパッドは厚めに設計

 

 

CATEGORY

世界最大級の自転車見本市「TAIPEI CYCLE2018」に行ってきました

Pocket
Bookmark this on Google Bookmarks

アジア最大の国際自転車ショー〝台北サイクルショー”こと「TAIPEI CYCLE 2018」に行ってきました。台北サイクルショーは、ユーロバイクとインターバイクと並び、世界三大自転車ショーといわれています。

taipeicycle2018

このイベントは毎年3月に開催されるのですが、2018年は変則的で10月31日(水)-11月3日(土)までの4日間です。場所は昨年までと同じ台北中心部から少し離れた南港(ナンガン)の「南港展覧会」という大きな会場でメインは4階、パーツメーカーは1階といったように分かれていて、会場周りや他のフロアでも多くの来場者がいて商談などがおこなわれていました。

taiwan girl

台湾の業者だけでなく欧州や米国、日本、中国などとにかく多くの自転車関連企業が出展しています。

taipeicycleshow

有名メーカーのレース用ロードバイク、マウンテンバイクはもちろんサイクリング用やオリタタミ自転車など色々なタイプの自転車が数千台展示されていますが、いわゆる日本の「ママチャリ」は1台もありません。こういうところに来ると日本のママチャリ文化がいかに特異なのかを思い知ります。

taiwan cycle

 

 

cycleshow ivent▲オリタタミ自転車の折り畳み時間を競うイベント。早い人は4秒台で折りたたんでいました。

gios taipei
▲青一色のGIOSのブース

taipei shimano
▲SHIMANOは特に新商品の発表はありませんでした

taipei topeak
▲台湾最大の自転車アクセサリーメーカーTOPEAKのブース

taipei giant
▲GIANTのE-BIKE

48E2C29E-A2D4-487F-8712-752C9074F7C0▲台湾最大のタイヤメーカーMAXXIS

fuji taipei▲FUJIのカラフルなロードバイク

taipei fuji

hamax 2018▲日本でも人気のHAMAXのベビーシート

lezyne 2018
▲LEZYNEのライトはサイクルショップ203でもすでに入荷していますね

 

guee grip
▲こちらも当店で人気のGUEEのシリコングリップ

 

guee taiwan

 

私は台北ショーは3回目ですが、今回は日本の自転車店の方も多く来場されていました。

日本の見本市は規模が小さいため台北ショーには出店するけど日本の見本市には出展しないという日本の自転車企業もあります。かつては世界の中心として華やかだった日本の自転車産業は斜陽化、その主役はいまや台湾、そして中国へと移りかわっています。

中台の自転車産業に詳しいジャーナリストの野島剛氏は、このような状況に強く警鐘をならしています。

こうしたデータは自転車産業に身を置く人々にとっては当たり前かもしれない。しかし私のような一般人からすると、ホラー以外の何物でもない。一つの産業が滅んでいくということは、こういうことであり、恐ろしいのは、日本の自転車メーカーも、自転車産業をサポートするべき政治家も、もちろん経産省などの省庁も、誰一人として真剣に警告を鳴らすシグナルを発していないことだ。ー「銀輪の巨人」野島剛〔2012,東洋経済〕

 

台湾は貿易黒字の10%以上を自転車輸出で稼ぐようになり、見本市も国際色を強めています。野島氏は特に日本の完成車メーカーは「ひん死状態」であり、その原因は「日本市場のガラパゴス化」であると指摘しています。特異な日本のママチャリ文化はグローバル化している市場には通用せず、東アジアの中でもとり残されているとしています。

全体の7~8割もママチャリが占めている国は他にはない。特にビジネススーツの男性までママチャリに乗っている姿は、奇観だと言わざるをえない。それが日本の産業にいくばくかの貢献をなしているならば別だが、ほとんどが中国製であり、日本メーカーが作っていたとしてもその利ざやは微々たるものである以上、日本という国家にとってママチャリを乗り続ける意味を考える時期が来ているのではないか。

同著で野島氏はシマノや唐沢ブレーキなど日本の自転車企業の成功例をいくつかあげ、日本の自転車産業の復活の可能性を示唆しています。ただ、別の記事でその「再起は10年はかかる」と述べています。今回もシマノ、TIOGA、クロップスなどは大きなブースを出していましたが、やはり台湾企業が目立ちます。

 

japan cycle
▲日本の自転車企業を集めた「日本館」というブース

ogk giken
▲ OGK技研のベビーシート

pearl izumi
▲パールイズミのサイクルウエア

powermater
▲シマノのクランクに装着されたパイオニアのパワーメーター

 

CATEGORY

TIOGA 快適性と軽量を両立したサドル「Under Cover Stratum」

Pocket
Bookmark this on Google Bookmarks

TIOGAから2層構造のベース採用で快適な乗り心地を実現するサドル「Under Cover Stratum」が発売されました。

tioga undercover  tioga undercoverstratum

 

ペダリング時のポジションをしっかりサポートしながら路面からの衝撃を吸収する高強度グラスファイバーの網目状のサドルベースに最小限の薄さのフォームパッドを採用した190g軽量サドルです。

 

tioga saddle

 

 

大きさは285x140mmと従来品の「Spyder Stratum」同じくらいの大きさにもかかわらず、同じ重量でパッド付いて乗り心地が大幅に向上しています。

 

tioga spyder
▲ 従来品のSpyder Stratum

 

 

tioga undercoversaddle

サドルレールはクロモリ中空とフルカーボンのレールの2種類。
カーボン製は150gとさらに40gも軽量になります。

カラーはブラックとホワイトの2色
本体価格はクロモリレールが13000円、カーボンレールが19000円となります。

– – –

 

またUnder Cover Stratumの女性版「undercover Hers」も現在開発中で、来春に商品化できるそうです。特別にサンプルを見せていただきました。
tioga undercverhers
▲ 開発中のTIOGA「undercover Hers」

 

CATEGORY

BROOKSの本革サドルの後部に付いてるこの金属フックってなに?

Pocket
Bookmark this on Google Bookmarks

ツーリングやアンティーク車などの愛好家に絶対的な支持を得てるブルックスの本革サドル。熟練の職人が手作業で丁寧につくられる英国製サドルで、世紀を超えて多くのサイクリストに使用されている名品です。

 

美しいフォルムに目がいきがちですが、後部に付いているこの金具の使用の方法はご存知ですか?

brooks saddle

両側に5x20mm程の横長の穴が開いた金具はひっくり返すと裏側でつながっていて、表面素材の牛皮を補強する構造になっています。この金具のフックの部分は、サドルループと呼ばれ「team pro」や「colt」などの一部のモデルを除き、ほとんどの同社の本革サドルについています。

 

 

専用サドルバッグとともに使い込む

 

サドルループは専用の小型鞄を取り付けるための取付穴で、専用品のツールバッグ「Challenge」やサドルバッグ「Millbrook」などを装着し使用します。

 

 

challenge
Challenge Bag  ¥11,400

ツールバッグ「Challenge」は上質なレザーでつくられた小型工具入れで、ふたを留めるベルトが、中に収納した工具を固定するベルトを兼ねていて中で音をたてたり暴れるの防ぐ設計になっています。

 

 

 

millbrook
Millbrook  ¥20,600

防水コットン製の中型のサドルバッグ「Millbrook」は2本のベルトでブルックスサドルのフックに装着できます。地図やカメラ・携帯食など日帰りツアーにぴったりの容量です。1950年代の復刻モデルです。ショルダーストラップ付。

 

 

 

brooks glenbrook
Glenbrook    ¥23,600

両サイドにポケットがついた、1950年代のモデルを復刻した防水コットン素材の大型サドルバック。1泊ツーリングにも対応する容量。2つのベルトでブルックスサドルのフックにしっかりと固定できます。ショルダーストラップ付。

 

– –

 

raleigh brooks
▲ 1960年代のラレー・インダストリー社(アメリカ)の古いカタログ
かつてはバッグの種類も多く、「milibrook」や「grenbrook」も掲載されています。

 

CATEGORY

サイクルモード2016の最新ガジェット&パーツ

Pocket
Bookmark this on Google Bookmarks

前回の続き>

▷ガジェット類

lezyne gps
▲ 最注目はレザインのスマートウォッチとしても使用できるサイクルコンピュータ「GPS」。日本語対応で本体価格12000円からとお求めやすいGPS付きのサイコンです。ケイデンスセンサーなど関連製品も発売予定です。

 

 

pioneeer
▲ パイオニアのパワーメーター。今回のサイクルモードは「デジタルギアゾーン」が設けられ、インターネット接続端末が多数展示されている。

 

 

 

polar
▲ ポラールのスマートウォッチ。手首で心拍を測定できるハートレートモニター付き。

 

cateye  cateye
▲ 高輝度なキャットアイの自転車ライト。同社はじめ日本企業が多数参加している。

 

cyclebell cyclebell oi
▲ このブログでも度々紹介しているknogの新しいベル 「Oi

 

 

cycle saddle cycle saddle
▲ BROOKSは150周年記念サドル(右画像)を展示

 

 

▷ ドライブトレイン系

 

 

cyclemode shimano
▲ シマノは大ブースでドライブトレインの新型「DURA-ACE」など多数アピール

 

 

sram
▲ 米 SRAMもロードバイクパーツを中心に展示

 

campagnolo
▲ イタリアの老舗ブランド カンパニョーロ

 

diacmpe  diacmpe
▲ ダイアコンペのアルマイトカラーのブレーキ

 

 


▷ タイヤ

panaracer regacross  panaracer gravelking
▲ パナレーサーのグラベル用タイヤ「REGACROSS」「GRAVELKING」

 

 

kunieda irc
▲ リオパラリンピック銅 国枝慎吾選手の足元を支えたIRCのタイヤ

 

kenda tire  vittoria
▲ 海外のタイヤメーカー
左/ケンダ    マウンテンバイク用オフロードタイヤ等展示
右/ビットリア   ロードバイクタイヤ中心のラインナップ

 

 

 

 

▷ウエア類

ogk
▲ エアロダイナミクスと快適性を両立したOGKの「aero-R1」ヘルメット

 

pealizumi▲ パールイズミのサイクルジャージ。

 

サイクルモードも今回で12回目を迎えマンネリを打破すべく、趣向を凝らした内容で自転車マニアならずとも楽しめるイベントとなっています。しかしながら規模は縮小傾向にあり、2012年には200ページ近くあったガイドブックも本年は100ページをきってしまっています。

かつては幕張メッセとインテックス大阪の2会場で盛大に行われていたイベントも幕張メッセだけとなり、参加を見送っているメーカー増えていて毎年新商品を楽しみに見に行っている私には少し物足りない感じもしました。

規模縮小の原因のひとつに台湾で開催されている台北サイクルショーへの流出です。
近年の台湾の自転車産業の発展は目覚ましいものがあり、パソコンでいうところのシリコンバレーのように新しい企業や高い技術が次々と創出され、成功を収めています。

台北には出展するが、幕張には出展しない。

欧米、台湾のメーカーだけでなく日本のメーカーですら台北重視の気配がうかがえます。
日本の自転車製造大手のブリヂストンサイクルがサイクルモードへの出展を見送り、台北で小間ブースを出展していたのはそれを象徴しているように感じました。

CATEGORY

RECENT POST

CATEGORY

TAG CLOUD

ARCHIVES

  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月
  • 2016年12月
  • 2016年11月
  • 2016年10月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年9月
  • 2015年8月
  • 2015年7月
  • 2015年6月
  • 2015年5月
  • 2015年4月
  • 2015年3月
  • 2015年2月
  • 2015年1月