サイクルショップ203の
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TAG: サイクルツーリズム

生駒山上遊園地の「おもしろ自転車」「サイクルモノレール」が楽しい

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輪業が盛んな大阪は様々な自転車関連施設やイベントがあります。
本ブログでもいくつか紹介してきましたが、大阪と奈良の境界の生駒山の山上遊園地に「関西サイクルスポーツセンター」のようなおもしろ自転車があると聞いて行ってきました。

自転車の関連は
・サイクルモノレール
・バルーンサイクル
・おもしろ自転車
以上の3施設あり、それぞれ大人から子供まで楽しめます。

 

cyclemonorail

眺望を楽しみながら空中を散歩できる「サイクル・モノレール」は2人乗りで、3歳以上であれば乗車ができます。動物のカウルがついたサイド・バイ・サイドタイプのコースターで、ペダルをこぎながら絶景を望むことができます。

ikomasannjyo

ペダルが両座席についていて、最初は軌道上の動力で上に登り、そこから自力で進みます。料金は1人400円です。

ikomapark

ペダル運動で疲れるレベルではありませんが、高所恐怖症の方はやめた方がいいかもしれません。

 

続いて、「バルーンサイクル」という乗り物。

気球型の遊具が回転し、ペダルをこぐと上がったり、下がったりします。一般的な回転式の自転車ペダルは使用していますがこれは「サイクル」とは言えないですね。3歳(110cm)から利用でき、同乗者があれば、0歳児でも乗車ができます。料金は1人300円でした。

balloncycle

生駒山上遊園地は大阪や奈良の中心部からもアクセスがよく、入場料も無料で開放的です。
少子化やレジャーの多様化により、遊園地が減少していていますが、天気もよく平日にも関わらず賑わっていました。

omoshirojitensha

お客さんの層はファミリーが中心ですが、幼稚園や障碍者の団体、カップル、老夫婦、犬、登山客、韓国人など、様々。まるで時がとまったかのような、牧歌的でノスタルジックな遊園地です。

unique cycles

「おもしろ自転車」コーナーは20台ほどの変わり種自転車を15分乗ることができます。

tricycle

ロッドで操舵する前輪駆動の三輪リカンベント車やハブが中心からずれていてボヨーンボヨーンと上下動をしながら進む自転車など多数あります。

tricycle

ほとんど16インチタイヤ以下の自立するタイプの自転車で、2歳~を対象としています。大人が乗っても壊れない強度はありそうですが、小さくてほとんど乗れません。

cyclecart

料金は15分300円です。

side by side

万博公園(吹田市)や大仙公園(堺市)にも同様の施設はあります。

ikoma cycling

山上にあるため、冬季の12月から3月中旬まで休園になるようなのでお気を付けください。

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春休みはサイクリングマップをもって、サイクリングにいこう!

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自転車と地域観光を組み合わせた「サイクルツーリズム」が非常に経済効果が高く、注目されているということは本ブログでも何度か取り上げていますが、この数年、サイクリングマップを作成し無料で配布している自治体や団体が増えてきているように思います。

cyclingmap

サイクルショップ203は15年目になりますが、2017年あたりからこのような配布用サイクリングマップが市区町村や団体から送付されて来るようになり、今では毎月のように送られてきます。スマホやGoogleマップのなかった時代にこそ、こういう地図は欲しかったんですが、以前は全くこのような現象はなく、送られてくるチラシはたいてい自転車イベント系だったと記憶しています。

 

cyclemap

地図は両面カラーの小さくたためる1枚モノが多い傾向がありますが、小冊子になっているモノもあります。アクセス方法やオススメのサイクリングコース、神社・仏閣などの観光地や景勝地の情報などが分かりやすく紹介されて、マップに従って走行すればサイクリングを楽しめるようになっています。

 

wakayama cycling

 

こういったモノも研究するとおもしろそうなので、個人的にサイクリングマップは新旧に関わらず収集しています。遠方のモノ、外国のモノ、古いモノで不要なサイクリングマップがありましたらご提供お願いします。

送付されてきた地図も1部は保管用としています。

 

– – – –

<現在無料配布できるサイクリングマップ>

入口わきに置いていますのでご自由にお持ち帰りください。

 

淡路島 (兵庫県) サイクリングマップ 在庫あり

いなべ (三重県) サイクルマップ 在庫あり

守山 (滋賀県) START&GOAL BIWACHI  在庫少なめ

奥河内 (大阪府) 奥河内サイクリング 2 在庫あり

和歌山(和歌山県)WAKAYAMA CYCLING 在庫あり

石鎚山 (四国) 天空RIDE 在庫あり

西条 (愛媛県) いしづち山麓SWEETライド 在庫あり

大山 (鳥取県) 美水の郷サイクルマップ  在庫少なめ

小豆島 (香川県) 小豆島一周 サイクリングマップ 在庫あり

 

– – – –

 

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私が選ぶ、ベスト自転車本 【2018年】

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本ブログでも今まで数冊自転車関連の書籍を紹介してきましたが、これから私が個人的に読んで面白かった推薦書を毎年一冊、ベスト自転車本として紹介していきたいと思います。

仕事がら自転車関連の書籍は読むことが多く、雑誌や論文、小説を含めて年間数十冊読んでいることになります。カタログ類も本とみなすなら100冊は超えていることでしょう。全部の本、全部の記事を事細かに暗記するように読んでいる訳ではありませんが、発行書籍に目を通し日々変化する自転車のあり方を考察し店舗運営に反映することは非常に重要だと考えています。

2018年最も印象に残った1冊

あくまで個人的な意見で、個人的なベストです。売り上げランキングではありません、まして文学的価値などは評価する能力をもちあわせていません。おもしろかった、読んでよかった、その年らしい新しい一冊。この辺りを判断材料に前年読んだ中から一冊選んでいきたいと思います。

 

私が選ぶ、ベスト自転車本 2018
一青妙 著「環島 ぐるっと台湾一周の旅」

kantou hitototae
「環島」ぐるっと台湾一周の旅
著者  一青 妙(ひとと たえ)
東洋経済新報社発行

– –

著者はミュージシャン一青窈さんの姉で、女優・歯科医の一青妙さん。
一青さんは台湾人の父と日本人の母との間に生まれ幼少期を台湾で過ごし、エッセイストとしても活躍されていて、台湾関連の著書も数冊出版されています。

2017年末に出版された「環島 ぐるっと台湾一周の旅」は、著者が2016年に8泊9日かけて自転車で台湾を一周した環島体験を中心に台湾の歴史や文化などを紹介する日本で初めての「環島」(ホアンダオ)をテーマに書かれた本です。

 

 台湾を自転車で一周する「環島」

台湾では2007年に聴覚障害者の青年が自転車で島を一周するドキュメンタリー風の台湾映画「練習曲」が上映され、国内で「環島」という言葉が注目をあびるようになります。

そして映画を見た当時73歳のGIANT創業者である劉金標が映画の主人公のように台湾を環島し、その様子がテレビや新聞で大々的報道されると、環島は一気に盛り上がり以降は成人を迎える若者の「儀式」となるほど浸透しているようです。

スペイン・オランダ・清朝に支配され、1895年の日清戦争後の下関条約で日本に割譲された歴史を持つ台湾。民主化が進むにつれ「台湾人である」という感情が高まる台湾社会。

著者は旅を終え同じ場所に再び立ったとき、旅の中で自分の何かが触発され見える景色が変わったといっています。

同著は9日間の旅行記や各観光地、グルメの紹介を中心に、簡単な自転車旅行の装備や現地エピソードが分かりやすく綴られていて、手引書とし手順に従えば、サイクリングの経験が浅い人でもツアーに参加できるように構成されています。また、鉄道やバスを利用した環島や日本の四国、佐渡、屋久島一周など発展的な提案もなされていて、単なる体験記の枠を超え非常に参考になる内容となっていました。

私は仕事で数回台湾を訪れたことはあり、現地の知人も多くいて、それなりに詳しいつもりでしたが、台湾のまた違った魅力が紹介されていて自分が知っている台湾など極々一部にすぎないのだと感じました。一青妙さんについても、歌手・一青窈さんの姉という程度しか知りませんでしたが、意外と活動的に自転車のイベントに参加されているようで今後も注目です。

 


 

 

■ あわせて読みたい書籍

 

 

taiwan cycling
「美麗島・台湾 自転車紀行」神谷昌秀 (ブイツーソリューション 2018)

 

korea cycle
「韓国 反日街道をゆく」前川仁之 (小学館 2016)

 

giant book
「銀輪の巨人」野島剛 (東洋経済 2012)

 

bikepacking taiwan
「バイクパッキングBOOK」北澤 肯 (山と渓谷社 2017)

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サイクルルート連携事業「大阪都市圏広域サイクルルート連携事業」がスタート

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大阪府の広域サイクルルート連携事業「大阪都市圏広域サイクルルート連携事業」が9月25日からスタートしました。

「大阪都市圏広域サイクルルート連携事業」とは、2016年に策定した『グランドデザイン・大阪都市圏』にもとづき、各市町村が持つストックやポテンシャルを最大限に活かし、府県域にとらわれず広域的に連携させることで、圧倒的な魅力を備えた都市空間を創造することを目的とした事業です。

具体的には大阪だけでなく関西各地域で先行して活動している「琵琶湖一周(ビワイチ)」「淡路島一周(アワイチ)」「WAKAYAMA800」等の各ルートを連携させ、大阪湾をはじめ、関西一円の豊かな自然や世界遺産などの歴史・文化資源等を、誰もが楽しめるよう、自転車を活用した広域連携によるまちづくりをめざしマップ作製やSNSなどの情報発信やイベント、社会実験などをおこなっていくようです。

 

大阪は自転車の普及率がもともと高く、関連企業も多く存在します。しかしながらただ生活や移動に使用するだけの人が多くむしろ自治体も厄介モノ扱いにして、自転車を観光資源にしようという取り組みはあまり見られてきませんでした。

 

wakayama800
▲豪華特典もある和歌山「WAKAYAMA800」のスタンプラリー開催中

 

 

大阪もこれを機会にサイクリング道や駐輪施設が整備され自転車の利用環境が改善されるとうれしいですね。
当店でも各自治体のサイクリングマップをご用意しておりますのでご用命ください。

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スマホを利用した地域おこしのサイクリングイベント 2件

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近年、全国各地でサイクリングイベントが開催されるようになってきました。
自転車レースを観戦するという見るだけのイベント、参加型のロードバイクイベント、ポタリングやブルべなどスポーツ自転車のイベントも増加していて、差別化のため多様化してきています。

 

スマホを使用した新しいイベントが関西で2件開催されるようなので、紹介したいと思います。

 

①  第1回  近つ飛鳥の里 サイクルロゲイニング

loganing

・地図をもとに、時間内にチェックポイントを回り、得点を集める「ロゲイニング」というチーム競技です。5時間(一般)と3時間(ファミリー・一般)の部があり、チェックポイントでデジタルカメラまたはスマホにて写真を撮影し設定された数字がそのまま得点され、合計点の高いチームが上位になります。竹内街道・長岡街道・二上山エリアで、雨天決行です。参加費3500円。

 

【開催日時】2018年10月27日(水)
【会場】大泉緑地
【問い合わせ】アクトレップサイクルロゲイニングプロジェクト
→ 電話 06-6699-5000

 

 

 


 

 

 

② WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー

wakayama800

・「WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー」にサイトにアクセスし、ユーザー登録して各チェックポイントに設置された看板のQRコードを読み込みスタンプを獲得、ポイントに応じた商品に応募し抽選んで豪華賞品が当たる。紀北・紀中・紀南の3ルートがあり800kmを超えるサイクリングを長期間で楽しめる。

 

【実施期間】2018年8月1日~2019年3月24日

・わかやま観光情報  電話 073-441-2775(土・日・祝を除く)
https://www.wakayama-kanko.or.jp/marutabi/cycling/

wakayama800

 

自転車と観光を組み合わせた町おこしは地域経済的に投資効率が非常に高いとされていて観光産業から「サイクルツーリズム」という言葉も聞かれるようになりました。これからもこのような面白そうなイベントは増えていくと思われます。紹介した2つのイベントを含めた自転車イベントのチラシを店頭にて配布しております。

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