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シマノ ロードバイクコンポネントR7000「105」今夏発売

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シマノがロードバイクのコンポーネント NEW「SHIMANO 105」R7000シリーズを公開しました。
発売は2018年6月頃で、2019年の完成車にも採用される予定です。

shimano 105

新型の「105」R7000シリーズは、「DURA-ACE」R9100シリーズ、「ULTEGRA」R8000シリーズで培ったテクノロジーを継承し、レースシーンだけでなく、ロングライドやファンライドなど、多様なニーズに対応でるコンポネントのようです。開発チーム以外は、まだ現物を見た人はほとんどいないため、まだ何も言える段階ではありませんが、本体価格は前モデルの5800シリーズとほぼ同じで、デザインは上位モデルに影響をうけたエルゴノミックなデザインになっています。

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■shimanoのロードコンポーネントのグレード
[高] DURAACE > ULTEGRA > 105 Tiagra > SORA > Claris [低]

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最新機能や驚きのシステムは特にないようですが、「105」は上位モデルである「DURA-ACE」や「ULTEGRA」と同様に2×11速を採用しコストパフォーマンスが高いことから非常に人気がありモデルチェンジの年はよく売れます。とりわけ、105採用のカーボン製ロードバイク(完成車)は、業界では鉄板商品とされ初心者から部活動やサンデーレーサーまで幅広く推奨されています。

 

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■ 105 R7000の本体価格 (一部)

・ST-R7000 STIレバー左右セット ¥22,990
・RD-R7000 リアディレーラー ¥5,120
・FD-R7000  フロントディレーラー ¥4,107
・FC-R7000  クランクセット ¥15,258
・CS-R7000  カセットスプロケット ¥4,750
・BR-R7000 キャリパーブレーキ 前:¥4,819 /後:¥4,295

– – –

シマノはロードコンポのフルモデルチェンジを毎年するわけではなく、6つあるシリーズを段階的に新しくしています。2018はULTEGRAとClaris、2017はDURA ACEとSORA、2016はTiagraがフルモデルチェンジをしています。105は型式としては最も古く、2015年に5700シリーズから5800シリーズになって以来フルモデルチェンジをしていなかったので待望のモデルチェンジという訳です。

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■ shimanoのロードコンポネントの現行モデル

・DURA ACE   R9150シリーズ [2×11速]2017モデル 
・ULTEGRA  R8000シリーズ [2×11速]2018モデル
・105    5800→ R7000シリーズ[2×11速]2019年モデル
・Tiagra 4700シリーズ [2×10速]2016モデル
・SORA  R3000シリーズ [2×9速]2017モデル
・Claris  R2000シリーズ [2×8速]2018モデル

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2017年モデル以降のモデルはシリーズ名が「R+数字」となっているためTiagraの古さが目立ち、もともと10スピードと上位シリーズより1枚ギアが少なく明らかに劣って見えるTiagraが一層不人気なり、Tiagra仕様の新車を購入するぐらいなら、少し奮発して新105仕様の自転車を買った方がいいという具合になります。

ちなみに私も「105」で組んだロードバイクを乗ってるのですが(あまり乗ってないけど)、2×9速時代のコンポなので、とんでもなく時代遅れに思えてきてそろそろ買い替えようかと検討しています。

 

 

shimano r7000

発売は2018年6月下旬ごろでカラーはブラックとシルバーの2色展開です。
2019モデルの完成車は今秋くらいから登場すると思います。

 

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新しくなったshimano Claris 「R2000」搭載の自転車まとめ

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2017年はシマノのロード用コンポネントClarisが一新され、各メーカーの2018年モデルに次々に投入されています。

shimano claris r2000

ロード用ベーシックコンポネントのSORAのもうワンランク下のグレードClarisが登場したのが2013年のことです。あれから5年目にして初めてのフルモデルチェンジとなり「2400」シリーズから「R2000」と改められます。

価格が安く基本性能が高いため、ロードバイクだけでなくフィットネスバイクやミニベロなど幅広い用途に使用される8速(リア)コンポネントです。

 

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■shimanoのロードコンポーネントのグレード
[高] DURA ACE > ULTEGRA > 105 > Tiagra > SORA > Claris [低]

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これから発売される「R2000」をまとめてみました。
R2000シリーズをフル装備している自転車はまだまだ多くはありませんが、低価格なのに快適でストレスフリーなライディングをサポートしてくれるロードの入門者向けコンポネントとなります。

 

■ Claris R2000の本体価格 (一部)
・ST-R2000 ディアルコントロールレバー左右セット ¥14,667
・SL-R2000 ラピッドファイヤープラス ¥6,710
・BL-R2000 ブレーキレバー左右セット ¥2,299
・BR-R2000 キャリパーブレーキ 前:¥2,796 /後:¥2,310
・RD-R2000 リアディレーラー ¥2,306
・FD-R2000  フロントディレーラー ¥2,013
・FC-R2000  クランクセット ¥8,085

 

 

 

| シマノ 新型 Claris 搭載の車種 2018

 

giant contend2
【メーカー】giant
【商品名】contend 2
【本体価格】¥80,000
【重量】9.9kg
【カラー】ブルー/ホワイト/ブラック
【特徴】アルミフレーム+カーボンフォークのロードバイク

 

 

gios siera
【メーカー】gios
【商品名】siera
【本体価格】¥89,800
【重量】9.6kg
【カラー】ブルー/ホワイト/ブラック
【特徴】アルミフレーム+カーボンフォークのロードバイク。車輪もシマノ製。

 

 

gios fenice
【メーカー】gios
【商品名】fenice
【本体価格】¥88,000
【重量】10.2kg
【カラー】ブルー
【特徴】しなやかな乗り心地のクロモリ製フレーム&フォークのロードバイク

 

miyata freedom r 2018
【メーカー】miyata
【商品名】freedom r
【本体価格】¥69,800
【カラー】ブラック/ブルー/ホワイト
【特徴】クロモリ製ロードバイク

 

 

 

 

fuji ballad r
【メーカー】fuji
【商品名】ballad r
【本体価格】¥92,000
【重量】10.8kg
【カラー】グリーン/ダークナイト/シャンパンゴールド
【特徴】クラシカルなクロモリ製ロードバイク

 

 

tern rip sand silver
【メーカー】tern
【商品名】rip
【本体価格】¥78,000
【重量】10.2kg
【カラー】マットサンドシルバー/マットブラック
【特徴】エアロ型アルミフレームのクロスバイク

 

 

raleigh-rfc
【メーカー】raleigh
【商品名】RFC radford classic
【本体価格】¥83,000
【重量】11.5kg
【カラー】ブルー/ホワイト/クラブグリーン
【特徴】クラシカルなクロモリ製クロスバイク

 

 

 

 

fuji roubaix aura
【メーカー】fuji
【商品名】roubaix aura
【本体価格】¥92,000
【重量】9.2kg
【カラー】マットブラック/ミッドナイトブルー
【特徴】アルミフレーム+カーボンフォークの軽量クロスバイク

 

gios cantare
【メーカー】gios
【商品名】cantare claris
【本体価格】¥72,000
【重量】9.7kg
【カラー】ブルー/ブラック
【特徴】アルミフレーム+フォークの軽量クロスバイク

 

 

gios ampio
【メーカー】gios
【商品名】ampio
【本体価格】¥79,800
【重量】9.7kg
【カラー】ブルー/ホワイト/ブラック
【特徴】人気のクロモリバイクampioも新クラリス仕様に

 

 

fuji herion r
【メーカー】fuji
【商品名】herion r
【本体価格】¥89,000
【重量】10.2kg
【カラー】シルバー/シャンパンゴールド/ブラック
【特徴】クロモリ製ミニベロ

 

gios antico
【メーカー】gios
【商品名】antico
【本体価格】¥83,000
【重量】10.4kg
【カラー】ブルー/ホワイト
【特徴】クラシックな胴抜きデザインにWレバーシフトのお洒落なミニベロ

 

raleigh RSP 2018
【メーカー】raleigh
【商品名】rsp
【本体価格】¥90,000
【重量】11.4kg
【カラー】ブラック/アイボリー
【特徴】太めのタイヤやドロヨケを装備した実用的なクロモリ製ミニベロ

 

 

tern surge
【メーカー】tern
【商品名】surge
【本体価格】¥89,000
【重量】10kg
【カラー】マットレッド/マットブラック
【特徴】エアロ型アルミフレームのミニベロ

 

louis garneau lgs-s9
【メーカー】louis ganeau
【商品名】lgs-s9
【本体価格】¥75,000
【重量】11.3kg
【カラー】ホワイト/ブラック
【特徴】20インチのアルミ製フレームのミニベロ。リア8ギアと変速機にClaris採用。


 

このページは新しい車種が発表され次第更新されます。(作成日 2017.09.28)
最終更新日 2017.12.23

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シマノ Eバイク用コンポネント「STEPS」発表

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(前回の続き)

シマノがE-bike用コンポネント「STEPS」を発表しました。

shimano steps

欧州ではすでに大きなマーケットとなりつつあるE-BIKE。
シマノは欧州ではすでに参入していて、今回発表された新システムは日本市場向けの製品となります。

shimano du-e8080

日本のマーケットにおいて電動アシスト車は、ブリヂストン、ヤマハ、パナソニックの3社が寡占状態で、主に子育て世代(ママ)をターゲットとして開発競争が進んでいます。

シマノ「STEPS」が既存の3社と大きく異なる点は、既存の3社はフレームから開発し「ブリヂストンの電動アシスト自転車」となるのに対して、シマノは駆動パーツメーカーですので「XXX社(シマノSTEPS搭載)自転車」となります。

shimano e-bike

したがって、「自転車店にシマノのSTEPSをください」と言っても販売されている訳ではありません。
また、普通の自転車に後からSTEPSを取り付けることもできません。

自転車メーカー各社がユニットを採用した新車種を開発し、発売されるのを待つ必要があるため、普及するのはまだ随分先になります。

shimano sc-e6010

STEPSは
・サイクルコンピュータ
・スイッチユニット
・ドライブユニット
・スピードセンサー
・ブレーキ
・クランクセット
・チェーン
・バッテリー
で構成され専用のバッテリーチャージャーで充電して使用します。
今のところ、パーツ単体での販売はありません。

 

shimano electoricbike

shimano steps 2018   shimano bt-e8010

バッテリーは簡単に車体から外せ、1000サイクル充電が可能です。
アシストは強力で、100km以上連続使用ができるそうです。

shimnao rt-em900

ブレーキはディスクブレーキ仕様のみとなってます。

miyata ebike

同日に発表されたSTEPS搭載に新車種のMIYATA「CRUISE」は¥269,000で、2018年2月発売予定のようです。

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シマノフェスティバル2017-2018 新製品紹介

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世界最大の自転車パーツメーカーがシマノの製品が一同に集う販売店向け展示会で毎年9月に全国で開催されます。新製品の発表やプレゼンなどシマノに関する情報が一挙に公開され、この日を境に自転車のトレンドが大きく変わる指針となる重要なイベントです。

shimano festival

2017-2018はロードバイクコンポネントのULTEGRA(アルテグラ)とClaris(クラリス)
マウンテンバイクコンポネントのDEORE(デオーレ)とALTUS(アルタス)がフルモデルチェンジ。

そして、日本市場向けEバイクシステム「STEPS」(ステップス)が、この日初公開となりました。

 

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■shimanoのロードコンポーネントのグレード
[高] DURA ACE > ULTEGRA > 105 > Tiagra > SORA > Claris>Tourney [低]

 

■shimanoのオン&オフロードコンポーネントのグレード
[高] XTR > XT > SLX(LX) > DEORE > ALIVIO > ACERA ALTUS [低]

 

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 ■ 新製品のプレゼンテーション

まずは、日本の自転車業界の現状と展望に言及し、そしてつい先日まで開催されていた欧州最大の自転車見本市「ユーロバイク」の報告。日本の自転車販売は人口減少などの影響でジリ貧状態になっているが、欧州の自転車トレンドを日本にも導入することで市場活性化がはかれるというプレゼンテーション。

shimano festival 2017

基本的には既存商品のアップデートを重ねることで品質の向上を目指している駆動系パーツメーカーです。
今シーズンは新ULTEGRA「R8000」を発表。
トップグレードの「DURA-ACE」のテクノロジーを継承したプロレベルでも十分に使用できる高いパフォーマンスを実現したレーシンググレードメカです。
またシクロクロスではトップグレードとなります。

ultegra

クランクセット:FC-R8000
ギア:CS-R8000
フロントメカ:FD-R8000
リアメカ:RD-R8000
STI:ST-R8000
チェーン:CN-HG701
ブレーキ:BR-R8000

 

ultegra

shimano ultegra

 

 

 

つづいて、ロード用8速(リア)グループのClaris 「R2000」シリーズ。
クロスバイクやフィットネスなどに使用される実質的には最下級グレードといっていいセットですが、それでも「世界のシマノ」がつくるパーツは高い品質となっています。

new cralis

クランクセット:FC-R2000
フロントメカ:FD-R2000
リアメカ:RD-R2000
STI:ST-R2000
ブレーキ:BR-R2000

 

shimano claris 2017

shimano 2017

shimano claris 2018

shimano brake

shimano claris

 

 

マウンテンバイク&トレッキングコンポネントDEOREは、MTBトレイル用「M6000」シリーズとトレッキングバイク用「T6000」シリーズを発表し、多様化するライディングスタイルに対応。

shimano deore

deore

shimano new deore

 

 

9速用ALTUS「M2000」シリーズはクロスバイクなどに非常に多く採用されるモデル安価なグループセットとなります。8速用ALTUSは廃版ではなく、並行して販売されていきます。

shimano altus

shimano new altus

shimano new altus

これらのモデルは日本で販売店向けに詳しく紹介されるのは初めてですが、すでに上市されていていたり、インターネットや雑誌などで情報はすでに公開されていたりするので驚きはありません。

 

シマノの新しい挑戦として今回初めての公開となるのが、Eバイク用駆動システム「STEPS」です。

shimao steps

(次回に続く)

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自転車博物館 特別展示「イタリアン自転車展」を見に行ってきました

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自転車部品メーカーシマノが篤志で運営している自転車博物館 サイクルセンターで開催されている特別展「イタリアン自転車展」を見に行ってきました。

 

 

LEGNANO  レニアーノ
LEGNANO

100年を超える歴史を持ちイタリアンレーサーの礎を築いた名門ブランドLEGNANOの1948年製のからし色のロードバイク。BIANCHIやWILIERとともにイタリア自転車業の創世記をささえ、ファスト・コッピやバルタリなど伝説のライダーが使用したブランド。ペダルを逆回転させロッド式で変速するCAMPAGNOLO「カンビオコルサ」が搭載されている。展示車は1951年前後製造。

 

 

legnano road  legnano 1948

legnano campagnolo  legnano italy

 

 


 

MOSER   フランチェスコ モゼール

moser

フランチェスコ・モゼールは1970~80年代中頃に活躍したト自転車競技選手(ロード,トラック競技)で、1978年にブランドを設立し、80年からフレームを生産。前後タイヤ径の異なるファニーバイクで1984年には世界最速を記録(アワーレコード)。あまりに速すぎるために国際自転車競技連合(UCI)のルールを変更させたとまでいわれている攻撃的なポジションのフォルムをしています。モゼールの影響で1980年代はファニーバイクがにわかにブームになり、UCIのルール変更で、瞬く間に姿を消した80’sデザインの代表的な自転車です。展示車は1984年製。

moser bike  moser


 

MASI  マージ

masi

イタリア史上最高のフレームビルダーのひとりファリエロ・マージは、戦後まもない1949年にミラノの自転車競技場「ビゴレリ」内に工房をかまえファスト・コッピやエディ・メルクスなど伝説のレーサーのバイクを作成し、イタリアンバイクの黄金期である1960年を牽引しました。展示車は1972年製。

masi special  masi 1972

masi bike  masi pistbike

 


 

CINELLI チネリ
cineli

元ロードバイク選手チーノ・チネリによって創業されたCINELLIは、樹脂ベースのサドルやクイックレリースペダルなど革新的プロダクト生み出し続けました。なかでもクロモリ製ロードバイク「スーパーコルサ」は名作として70年代のイタリアンロードの指針となりました。展示車は1972年製。

cinelli handlebar  cinelli

cinelli  cinelli road

 


ALAN アラン

alan

ALANに関しては別の投稿にて詳しく掲載しています。

→ 【名車紹介】アルミ接着パイプ技法で常識を覆したALAN

 


 

⑥ PINARELLO ピナレロpinarello

1952年自転車競技選手 ジョバンニ・ピナレロが北イタリアにて創業。インデュラインやウルリッヒなど数多くの名選手が愛用し、近年のロードレースでは英国人を中心とした常勝チーム「SKY」が使用しています。展示車は2012年製のサー・ブラッドリー・ウィギンズ選手のレプリカモデル。

pinarello wiggins  pinarello dogma


 

DEI デイ

DEI

ミラノのDEIというメ―カーの1935年製ロードバイク。リムは木製で、Vittoriaというメーカーの「TIPO GIRO DI FRANCE(ツール・ド・フランス)」と刻印された変速機がついている。VittoriaがタイヤメーカーVittoriaと関係があるのかとか、1935年時点ではツールドフランスは変速機が禁止されていたのになぜそのような型名にしているのかなどよくわからない所が多い自転車で、館長に聞いてみるとDEIというメーカーすらよくわからないらしいです。

調べていると「TERMOZETA-DEI」というDEIの自転車チームの古いポストカードに、若き日のジョバンニ・ピナレロと思われる人物が写っているのを発見しました。詳細は調査中です。詳しい方情報お待ちしています。

INDUSRIA CICLI DEI   vittria

old italian cycle  vintage italy cycle


 

紹介した自転車以外にもDE ROSA 、GIOS 、COLNAGO などイタリアらしい美しい自転車が展示されています。

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