サイクルショップ203の
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シマノフェスティバル2017に行ってきました

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今年も「シマノフェスティバル 」に行ってきました。

世界最大の自転車パーツメーカーがシマノの製品が一同に集う販売店向け展示会で毎年9月に全国で開催されます。新製品の発表やプレゼンなどシマノに関する情報が一挙に公開され、この日を境に自転車のトレンドが大きく変わる指針となる重要なイベントです。

shimano 2017

例年、大阪は同社の本社がある堺市で開催されているのですが、「シマノフェスティバル 2016-2017」は志向を変え天満橋のOMMビルで開催されました。
shimano festival

会場には多くの関係者が集まっていて、まずはシマノのセールスマネージャーの方のあいさつから業界の動向や経営方針などをスライドや動画を使い説明。

shimano festival2017     shimano fes

世界的に自転車の需要は低迷し始めていて、日本も例外ではなく新規ユーザーの開拓が不可欠だそうです。

しかしながら同社予想に反して、輸入車台数が不自然に上振れていて調査を進めていくうちに販売が好調なのではなく、不良品やリコール品などの代車である無償提供車が急増していてそれが統計を狂わす程にまで増大してしまった結果だそうです。

「エアバックのタカタや雪印乳業のようになりかねない」

いずれ低品質自転車による不良事故が発生し、販売店やメーカーが一夜に倒産に追い込まれるといった事態もありうるのではないかと警鐘を鳴らしていました。

——

一方、新製品は
マウンテンバイクコンポのXTRXTSLX
ロードバイクコンポのDURA-ACESORA
コンフォートコンポのMETREA
ママチャリ用ライトのHILMO
などが中心に紹介されました。

shimano duraace

その様子はまた明日…

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IBD(個人経営の自転車販売店)の研究会に行ってきました

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自転車の販売形態は多岐にわたっています。
大型チェーストアや系列店と呼ばれるメーカー主導型の自転車専門店、
近年ではホームセンターやインターネット通販など自転車店以外で自転車を購入するといったライフスタイルも定着しつつあります。そのような状況下でIBD≪個人経営の自転車店≫がいかに業績を上げていくのかといった課題をもち、定期的に勉強会が行われています。

今回、大阪市内で開催された勉強会には、大阪だけでなく岡山や埼玉といった遠方からもIBDのオーナーが集まりワークショップや意見交換や新製品の組み付け練習などが行われました。

 ibd pop

午前中は「アイランド陳列(島陳列)」いう店内置の平台にパーツを時間内に展示するといったワークショップをおこない、互いを評価しあいました。効果的な手書きPOPの作成法やサンプル展示などで売り場を盛り上げようという古典的な手法です。サイクルショップ203もそうなんですが、自転車店は「壁面陳列」が多く、参加者の大半は苦戦している様子でした。

IBD   2016 ibd

昼食を挟んだ第2部ではまずディスクブレーキの基本から、増加しつつあるロードディスクブレーキの組み付け練習や互換性,注意点といったことを学び。普及への問題点を考察したり、秘儀の伝授していただいたりし、これぞ専門の勉強会といった内容でした。

 

第3部は繁盛店のトークセッションが行われ、そのまま座談会のようになり以下のようなことが話題にあがりました。

・自転車のインターネット通販の功罪
・ロードディスク普及の鍵
・IBDはいい商売か
・増加するクレジットカードや電子マネー
・華僑は脅威か
・ハロウィーンって、なんかしてます?
・チェーストア離れをどう見るか
・お客様は神様か
・イタリアの自転車文化に学べる点
・定期イベントの是非
・コンビニは店舗運営の手本となりえるのか

参加者の中にはIBD以外の自転車販売に強い警鐘をならしている方もいて、そのような考えも重要なんだなと再認識させられました。自転車ブームで右肩上がりだった市場も踊り場となりIBDの今後を心配する声も上がっていて、専門性のブラッシュアップは不可欠であるというありきたりの結論に予定調和的な空気も感じました。

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自転車博物館 特別展 「折りたたみ自転車 創意工夫」を見に行ってきました。

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自転車部品メーカーシマノが篤志で運営している自転車博物館 サイクルセンターで開催されている特別展「折りたたみ自転車 創意工夫」を見に行ってきました。
折りたたみ自転車の歴史や開発経緯などを現車やパネルで説明されていて非常に興味深い内容となっています。

一部を紹介いたします。

① キャプテン ジェラール
captain gerhard bike
【メーカー】プジョー
【車名】キャプテンジェラール
【国名】フランス
【年】1895年
【重量】16kg
【車輪径】22インチ
【全長】完成時:148cm/折畳時:78cm
【特徴】仏 陸軍歩兵ジェラール大尉が作った世界初軍用折り畳み自転車。
foldingbike  foldingbike

foldingbike  foldingbike

 

 


② パラトルーパーparatrooperbike
【メーカー】BSA
【車名】パラトルーパー
【国名】イギリス
【年】1940年
【重量】14kg
【車輪径】26インチ
【全長】完成時:164cm/折畳時:104cm
【特徴】英軍パラシュート部隊が背負い飛行機から降下し、敵陣の偵察や輸送に使用。工具を使わず蝶ネジを手で回して組み立てができる。背中に背負うため14kgと軽量。
forldingbike  foldingbike
foldingbike  foldingbike
foldingbike  foldingbike

 

 

 


 

 

③ ポーターシルクpotersilk
【メーカー】片倉自転車工業
【車名】ポーターシルク
【国名】日本
【年】1955年
【重量】17kg
【車輪径】16インチ
【全長】完成時:120cm/折畳時:70cm
【特徴】日本製の折り畳み自転車。志村精機製作所が製造したものを1954年設立の片倉工業が製造権を獲得し製品化。
katakurasilk  katakurasilk

 

 


 

 

④ バタバスbatavus
【メーカー】バタバス
【車名】ホールディングバイク
【国名】オランダ
【年】1968年
【重量】12kg
【車輪径】20インチ
【全長】完成時:110cm/折畳時:66cm
【特徴】自転車大国オランダでは折りみであれば電車の客室に乗せることができる。自転車博物館サイクルセンターはこのバタバス社のコレクションを受け継いで1992年に開設された。
batavus  batavus

 

 


 

⑤ のびのび号mitsutoyo
【メーカー】ミツトヨ
【車名】のびのび号
【国名】日本
【年】1975年
【重量】16.3kg
【車輪径】12.5インチ
【全長】完成時:125cm/折畳時:95cm
【特徴】精密測定メーカーのミツトヨが社内アイデアコンテストで200台ほど生産した希少車。フレームやシート棒が伸縮式、ペダルとハンドルが折り畳み式。当時の販売価格は16万円。
mitsutoyo nobinobi   mitsutoyo nobinobi

mitsutoyo nobinobi


 

⑥ ブロンプトンbrompton
【メーカー】ブロンプトン
【車名】ブロンプトン
【国名】イギリス
【年】1975年
【重量】11.4kg
【車輪径】16インチ
【全長】完成時:145cm/折畳時:54cm
【特徴】ジャケットとタイで気取って乗る英国紳士の折り畳み車。収納しやすさだけでなく、担ぎやすさや押しやすさも考慮されている。現在も生産されているが市場価格は19万円。
brompton   brompton


 

⑦ ワンタッチピクニカonetouchpikunika
【メーカー】ブリヂストンサイクル
【車名】ワンタッチピクニカ
【国名】日本
【年】1988年
【重量】15.8kg
【車輪径】14インチ
【全長】完成時:120cm/折畳時:115cm
【特徴】車名通りワンタッチ(片手)で小さくたためる小径車。前カゴなど実用性も考慮されていて、当時5万円を切る安さで販売されヒット商品となった。現在でも「ピクニカマニア」と呼ばれる愛好家もいる。
onetouchpicnica   onetouchpicnica


 

 

⑧ トレンクルtrencle
【メーカー】パナソニックサイクルテック
【車名】トレンクル
【国名】日本
【年】1998年
【重量】6.5kg
【車輪径】14インチ
【全長】完成時:117cm/折畳時:66cm
【特徴】チタン製のフレームとハンドルを採用し、わずか6.5kgという究極の折り畳み自転車として現在も進化中。
traincle   traincle


 

特別展は2016年3月21日まで開催されています。
常設展示も貴重な自転車や面白い自転車がありますので是非行ってみてください。

 

 

 

|| 自転車博物館 サイクルセンター

bikemuse001

住所:大阪府堺市堺区大仙中町165-6 大仙公園内
運営:財団法人 シマノサイクル開発センター
アクセス:JR百舌鳥駅 徒歩10分
営業:10:00-16:30 (月曜閉館)
料金:一般 200円 (団体・学生・障がい者・高齢者割引有)

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「台北サイクルショー2016」各ブースの模様 <画像24枚>

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(昨日の続き)

各社のブースや新しい商品の模様です。

 

shimano metreashimanoはアーバンスポーツ用コンポーネント「METREA」を公開。

 

sram 1x11
▲ shimanoのライバルSRAMも「1×11」のコンポを発表。

 

taipeicycle giant▲ 一番の人気はやはりGIANT

 

taipeicycle merida
▲ マウンテンバイクのイメージが強いMERIDAはロードバイクをアピール。

 

taipeicycle tioga▲ TIOGAは27.5インチタイヤ「FASTR」を展示。

 

taipeicycle giosGIOSのクロモリロードバイク。お決まりの青いブース。

 

taipeicycle lezyineLEZYNEはGPSを展示。

 

taipei tern▲ DAHONの御曹司が始めたブランドtern。日本ではほぼ無名だが完成車ではGIANT、MERIDAに次ぐ規模のブースを出展。台北ショーではIDEAL(フジ)やGARNEAU(ルイガノ)より勢いがあったように感じます。新興メーカーがGIANT,SHIMANO,MERIDA,SRAMなどのブースがある会場の真ん中に大ブースを出展できるというだけでも驚きです。203でも取り扱いを交渉中。

taipei tern    taipei tern
▲ ternは折り畳みとクロスバイクのラインナップ。

 

kuwahara bmxクワハラのBMX

 

michelin tite
ミシュランのオフロードタイヤ。

 

Eddy Merckx
EDDY MERCKXのカーボンバイク。

 

tange yasujiroTANGEのクロモリ製ロードバイク「YASUJIRO」

 

taipei argon18 ARGON18のロードバイク。

 

bobike bobikeのベビーシート。

 

wtb tireWTBのマウンテンバイク用タイヤ。

 

BROMPTON
▲ 一世風靡したBROMPTONの折り畳み。

 

taipei saddle▲ カラフルなSELLE ITALIAのサドル「net」。

 

taipei topeak
TOPEAKの新しいUSBライト「White Lite Mini

 

bridgestoneブリヂストンのクロモリ製ロードバイク。日本のメーカーも多く参加しています。

 

elite cycle
ELITEのローラー台に乗る女性。一日中乗っているのかな?

 

microsift microshiftの11速コンポーネント。

 

 

irc tire IRCのロードタイヤ。

 

taipecycle2017来年は3月22日から25日に開催のようです。

 

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最大級の自転車見本市「台北サイクルショー2016」に行ってきた。

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1000社、3000ブランドが出展し1万人以上が参加するアジア最大の国際自転車ショー〝台北サイクルショー”こと「TAIPEI CYCLE 2016」に行ってきました。

 

大阪から飛行機で3時間、台湾の空港に降り立つと、まず自転車産業の大きな壁面広告がデカデカと出迎えてくれます。

taipei airport

台湾の自転車産業は勢いがあります。
日本人としては複雑な心境ですが、日本の自転車産業は斜陽化してきていてもはや台湾にかないません。
空港はその国の玄関口であり名刺変わりみたいなものでしょうか。
国が傾斜的に自転車産業に注力しているのがすぐに分かります。

 

taipei cycle

2016年は3月2日(水)から3月5日(土)までの4日間、
会場は台北中心部から少し離れた「南港展覧会」というインテックス大阪のような大きな会場で開催されます。メインは4階で、パーツメーカーは1階です。

taipei cycle

台北サイクルショーは年々肥大化していて、入りきれない小さなメーカーは会場の外や廊下までびっしりと出展され、2km離れた別会場なんかでも各々のブースを出展したりしています。サイクルモードの数倍の規模はあります。初日なので台湾のテレビ局も数局取材に来ていました。

taipei cycle

ジャイアント、シマノなどの世界的なビッグメーカーから国籍不明のよくわからないネジ工場まで
各社、この展示会に合わせて新商品をリリースしてきます。規模が大きく1日ですべて見て回ることはできません。

 

shimano sram

国際サイクルショーはこの台北ショー以外にユーロバイクと米国ラスベガスのインターバイクというのがあります。日本はすでに国際的に世界レベルのショーとは認知されておらず、サイクルモードは日本国内の自転車愛好家や自転車関係者のイベントになりさがってしまっています。

TANGE、DIA-COMPE、サンツアーなど日本のブランドも台湾に本社機能を移してパソコンでいうところのシリコンバレーのような存在といっていいのではないでしょうか。

 

taipeicycle2016

taipeicycle2016  taipeicycle2016

さて、会場の雰囲気はといいますと
ブースによってさまざまです。
taiwan woman

会社の規模や成熟度も違います。ショーアップしているブースもあれば、普通にブース弁当食っている出展者もいます。

「お前は日本人だな、シマノ(の産業スパイ)か?」(←実際は中国語なのでよくわからないが)

写真を撮ってると追っ払われたりすることもあれば、取材のカメラマンであふれかえっているブースもありました。

taipeicycle2016

ブースごとの模様はこちら

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