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国内最大級のビンテージサイクルのフリマ「シクロジャンブル」に行ってきました

ヴィンテージ自転車やパーツのスワップミート「シクロジャンブル」に行ってきました。

cycle freemarket

大阪・豊中市の服部緑地公園で年2回春と秋に開催される中古自転車と部品のフリーマーケットで2016年秋は12月18日に開催されました。

toyonaka park

毎回、緑地公園駅徒歩15分ほどの民家集落南広場にて開催されていて、地下鉄御堂筋線や新大阪駅からも交通アクセスがよく多くの自転車マニアが遠方からも集まります。

hattoriryokuchi

午前10時から昼過ぎくらいまでの開催時間ですが、開始30分前にはかなり多くの人が集まっていて「売約済」の札がかかっている自転車もあったのでなるべく早めに行く方が掘り出しモノに出会えるかもしれません。

hattori kominka

出店は誰でも可能で自転車パーツコレクターから自転車関係業者など30ブース以上、小銭で購入できるジャンクパーツからマニア垂涎の逸品、珍品、自作品、不用品、なつかしの自転車などまさしくジャンブル(ごちゃまぜ)です。

vintagecyclemeeting

例年は秋に開催されるのですが2017年秋は市民マラソンと日程がかぶり年の瀬12月の開催となりましたが、幸いにも当日は晴れていて暖かい一日でした。ちなみに、雨天の際は中止となります。

cyclojumble

もともと公園での営利行為が禁止されているため20年程前に「交換会」という名目で始まり、現在では主催者が正式に許可をとり管理されたイベントとして開催されているようです。

hedemblem

ウールジャージや現在の規格には全く合わなくなってしまった変速機やハブなどの自転車部品等々、値札がついていない商品も多いようですが、基本的にインターネット通販で購入するより割安です。ヘッドバッヂの詰め放題という他ではまず見ることができないマニアックな光景もみられました。

toriyamashinichi

今回の一番の戦利品は鳥山新一「サイクリング事典〔改訂版〕」(1972,初版)という自転車の書籍。インターネットや古書店では5000~10000円を超える値段が付くこともある書籍ですが300円で購入できました。

shikurojyanburu

次回は2017年春に開催されると思いますが、公式のホームページなどが存在しないようで開催日はフェイスブックにて告知されている緩いイベントです。交流会といった側面もあり話をしたり、雰囲気を楽しむだけでも楽しいので自転車に興味のない方も是非行ってみてください。

 

半世紀の時を超えSCHWINNのクルーザー用20”タイヤ復刻

100年を超える歴史を持つアメリカンブランドシュウインは多くの自転車の歴史を築き上げてきました。
代名詞といえば1970年代のクルーザーのムーブメントです。
バナナシート,スプリンガーフォーク,ハイライズハンドル,コースターブレーキ,ストリーマー,ホッケースティックチェーンカバーなどを装備した個性的なローライダーは古き良き米国大衆文化を象徴する自転車です。

 

old schwinn

 

このようなクルーザータイプの自転車は決して高性能ではありませんが、オールドシュウインは多くの人を魅了する確立されたスタイルを持っています。
そんなクルーザースタイルにぴったりの20″タイヤがシュウインから復刻されました。

 

schwinn tire

20×2.125の太くて溝のないスチールビードタイヤでクルーザーの雰囲気を損なうことなく使用し続けることができます。価格は1本¥4,800で、もちろんシュウイン以外のクルーザーでも20”なら使用できます。

 

★★

 

schwinn 1970
▲1970年のシュウインの米国カタログ。復刻されるのは下から2つ目の「Slik」。

※シュウインの1970年代のカタログをご覧になりたい方はスタッフまでご用命ください(2016年年末まで)。

★★

 

そして、2017モデルで名車「Sting Ray」も復刻されます。

schwinn krate
schwinnsting-ray」 ¥48,000

こちらも、ご注目ください。
予約受付中です。

スティングレイは何度か復刻されていて、復刻車の人気もありますので無価値という訳ではありません。大切に乗ればきっと自慢の1台になるでしょう。

LEZYNE「KTV PRO」がモデルチェンジでシリコンボディに

LEZYNEのUSB充電式ライト「KTV PRO」がモデルチェンジしました。

lezyne ktv pro red

CNCアルミとシリコンのハイブリッドボディだった「KTV PRO」を改良し全体的に薄いシリコンで覆い、落下衝撃や防水性を大幅に向上しています。本体価格も1割りほど下がって、バッテリーライフも向上しています。

 

lezyne ktv pro 
ワイヤーなしで直接USBで充電できるタイプでエコノミーモードで最大2.5時間点灯、フラッシングモードだと6時間以上点灯するリチウムイオンバッテリーです。

明るさは最大70ルーメン、重量は50gと軽量です。
マウントは工具なしで取り付け可能なシリコンストラップ式で光軸を調整できるように首ふりが可能です。

CNC独特の製品っぽい美しさはなくなりましたが、ゴツっとしていているけど柔らかい90年代のGショック腕時計のようなイメージで親しみが出てきます。

lezyne ktv   lezyne ktv drive

lezyne ktv pro

カラーはホワイト,レッド,ブラックの3色。
白は汚れそうですが耐水性が非常に高いので水洗いしても大丈夫ですので安心ください。

製品型名は「KTV DRIVE」ですが、日本国内では大人の事情で「KTV PRO」という商品名になっています。パッケージには「KTV DRIVE」と書いていますが同じ商品です。ややこしくてすいません。

まるでシャンゼリゼや!御堂筋に自転車専用レーンが誕生

大阪のメインストリート「御堂筋」に自転車専用レーンができたので見に行ってきました。

 

midousuji cycle

 

完成したのは難波のマルイの前から千日前通りまでの300m程の区間で、自動車道と完全分離された道幅約3mの自転車専用レーンがまっすぐに伸びていました。

 

midosuji cyclelane

今回の整備は一部で、全体の計画としては現在6車線ある御堂筋の新橋(心斎橋)~難波西口の1.2km区間を4車線に減らし、自転車と人が楽しめる空間を整備していくとして、橋下市長(当時)は「(御堂筋を)パリのシャンゼリゼ通りを目指す」と考えをしめしていました。また、将来的には淀屋橋までの延長も検討されていて、自転車利用環境の大きな改善が期待されています。

 

「交通戦争」とよばれていた40年前と比べると御堂筋の自動車の交通量は5割減少している一方、自転車交通量は6~7倍に増加しています。南下専用の車両一方通行の道路で、半減したといっても自動車は多く、自転車利用者からは難波から心斎橋に行く際に逆走になり通行できないという声が上がっていました。

1970-osaka
▲ 現在と比べ明らかに自動車の交通量が多い昭和40年代の大阪

 

3年前の2013年に本町通にできた自転車レーンは側道を青色にペイントしただけの簡単な自転車レーンで客待ちタクシーも多く、とても利用しやすいいえるものではなかったのですが、今回は通行帯の幅が十分にあり、ガードレールで自動車と完全に分離されています。

naniwa cycle

完成したばかりでまだ認知度が低く、歩行者が自転車レーンとわからず侵入してしまうとう課題もありますが、通行帯の見通しが改善されてるため、接触などの事故は大幅に減少すると思われます。

 

namba cycle

大阪は世界屈指の自転車の街です。
産業として自転車・自転車部品の製造の歴史は長く、現在でも大阪の企業なしでは世界の自転車産業は成立しません。使用状況をみても所有台数は東京に次いで2位、所有率も埼玉に次いで2位です。交通分担率は欧州の自転車先進国と全く引けを取らないどころかデンマークやオランダと同レベルの世界最高の水準にあります。同時に自転車盗や前カゴひったくり、安全運転義務違反、放置自転車なども日本一で問題は山積みです。

都市において公共交通機関は動脈であり、自転車は毛細血管の役割を果たします。双方が健全な形で共存することでまちは活性化されます。したがって、このような自転車レーンの整備や無料駐輪場の整備は行政にとって不可欠となります。

御堂筋の自転車レーン整備が大阪の標準モデルとなり全体に広がれば大阪の自転車環境は少しでも改善されるのではないでしょうか。

 

 

parkingeara
▲ 広すぎる駐輪禁止区域。大阪市内ではこの10年で無料駐輪場が廃止になる一方で広域の「駐輪禁止区域」が設けられるようになり自転車利用を妨げている。それに立腹したのだろうか、無秩序な落書きが…

honmachi cycle
▲ 都市実験として側道を整備された本町通の自転車レーンは歩道の車道寄りを走行するように指示された案内看板を設置。実験としては失敗は明らかだが、あろうことか私物を置く輩のせいでその看板すら視認できない最低最悪のありさま。

 

 

cycleparking
▲ 不足している駐輪場対策として大阪市は歩道の一部に駐輪機を設置し公募の一般企業に駐輪場の管理を任せている。

国内最大級の自転車の祭典「サイクルモード2016」行ってきました

国内最大級の自転車の祭典
千葉・幕張メッセで開催中のサイクルモードに行ってきました。

cyclemode2017

総展示台数1000台以上、毎年開催される自転車の祭典で2016年は千葉・幕張メッセ11月4日(金)から6日(日)まで開催されます。入場料は前売1200円、当日1600円です。

 

derosa

ロードバイクを中心に最新のスポーツサイクルが多数展示されています。

cyclemode2017 makuhari

このイベントの最大の特徴は見るだけでなく、試乗など最新の自転車を体感できる点です。

cyclemoderide

全長1.2kmの試乗コースが用意されていて最新のロードバイクやマウンテンバイクなどを乗り比べすることができます。人気車は行列ができます。

shimano 2017

車体だけでなく、最新の自転車パーツやアクセサリーも展示されています。

cycle girl
インドアバイクインストラクター平野由香里さんによるエアロバイクの体験レクチャー

 

cycledesign
東京 渋谷の「サイクルデザイン専門学校」の卒業制作も展示されています。

abus lock
ドイツのセキュリティブランド「ABUS」は他社の鍵を壊してみようという大胆な体験企画。「ABUS」のUロックを破壊できる強者(チャレンジャー)募集

hikitasatoshi
自転車ツーキニスト疋田智さんによる漫談(?)

katayama ukyo
片山右京さんの自転車チーム「Team UKYO」のロードバイク

e-bike    hiroshima crap
左/YAMAHAのE-BIKE(電動自転車)
右/広島カープと地元自転車メーカーのコラボ車

vintage raleigh
今年はビンテージのRALEIGHやルネエルスなど希少なアンティーク自転車の販売も

vintage cycle
マニア垂涎のカンパ「Cレコ」やサンツアー「シュパーブ」などオールドパーツの即売会も開催されていました。

cherubimハンドメイド(オーダーメイド)の日本製自転車コーナー。運が良ければビルダーさんに会えるかも。

最新ガジェット・パーツ類の各ブースの模様はこちら

 

 

新しいシマノのDURA-ACE「R9100」と電子制御Di2「R9150」

(昨日の続き)
2017年のシマノフェスティバル最注目はロードコンポネントの最高峰「DURA-ACE(デュラエース)」です。

最高レベルのシステム工学と品質でロードレース選手に供給される製品は世界のシマノの代名詞と言っていい看板商品ですが、やはり次元の違う進化を見せています。

shimano di2

今回、DURA-ACEは通常ラインアップ「R9100」シリーズと電子制御の「R9150」シリーズが発表されました。2×11速の洗練されたブラックの駆動パーツでレースで勝利するための世界最高ドライブトレインとなっています。

■shimanoのロードコンポーネントのグレード
[高] DURA ACE > ULTEGRA > 105 > Tiagra > SORA > Claris >Tourney [低]

 

<2017 新製品>

 

shimano fc-9100     shimano fc-9100
まずはクランクセット「FC-9100」は4アームのHOLLOWTECHⅡ採用、より駆動効率高め太いデザインになっています。本体価格は¥55,980~58,239。

 

shimano fc-9100p     shimano fc-9100 duraace
FC-R9100-P」は同社で初めてパワーメーターを採用。事前に入力したデータにより、前後変速が最適化され右手操作だけで前変速が自動でチェンジされる驚きのシステムです。これまでは右が後、左が前とそれぞれが独立していて、ライダーはギア比を考えながら走行していたのですが、このシステムによってよりレースに集中すことができます。本体価格は¥143,662で来春発売予定です。

 

 

shimano wh-9100     shimano wh-9100 duraace

ホイール「WH-R9100」シリーズはより優れたエアロ効果をえるため、繰り返し行われる実験に基づきやや太くなっています。高い剛性と加速性を可能にしていてタイムトライアル向けやディスクロード向けなど数種リリースされています。本体価格は¥145,067~307,720。

 

 

shimano rd-r9150   shimano rd-r9100
11速対応のリア変速機は「RD-R9100」「RD-R9150」は安定したシフト性能とトラブルを最小限に抑えるシマノ・シャドーRD構造でロープロファイルデザインになっています。本体価格は¥21,492と¥61,041。

 

 

shimano cs-r9100  shimano hg-ev
CS-R9100」は11速のカセットスプロケットでロー側5枚がチタン製です。5パターンのギア歯構成があり、コースの地形や戦略によってライダー好みにチューンできます。本体価格は¥24,056~26,089。

 

 

shimano br-r9100   shimano br-r9100 duraace
キャリパーブレーキはキャリパーボディの内側に挟みこまれているブースターによって従来品よりアーチ剛性が強化されていて、自在なコントロールと制動が可能に。着実な進化を数値が物語っています。本体価格は¥35,883。700x28cの太さのタイヤまで対応です。

 

 

shimano br-r9170 shimano br-r9170

ロード用油圧ディスクディスク「BR-R9170」はアイステクノロジーFREEZAによって放熱性をより高め、悪条件でも理想的なコントロール性を発揮します。本体価格は¥28,460。ロードレースによってはディスクブレーキの使用が禁止されている大会もありますので注意が必要です。

(つづきます)

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