(前回のつづき)
JR土浦駅の駅ビル「PLAYatré TSUCHIURA」の3~5階部分には星野リゾートが運営する輪泊施設「BEB5土浦」が入居しています。

2020年に完成したBEB5は土浦駅改札の目の前の徒歩数秒、出口やトイレよりも見つけやすいホント真ん前で自転車ごとチャックインができるアトレの中核施設となっています。ホテルは自転車観光のイメージを押し付けていますが、普通にビジネスホテルとして間違いなく土浦イチ便利な立地です。
館内はできたばかりなのでさすがにキレいで、ところどころに自転車ユーザーに利用しやすいような工夫がなされています。

高級旅館のイメージが強い星野リゾートですが「BEB」は「居酒屋以上、旅未満」をコンセプトとした気軽に過ごす施設で沖縄と軽井沢にも同様の施設があるようです。食事は持ち込み推奨で24時間営業のカフェがあり、自由な空間が満喫できるようになっています。
私が宿泊した日はオフシーズンということもあり朝食付きで8000円ほど、2人で宿泊すると1人6000円ほどで宿泊できます。

空気入れや工具のある専用スペースや洗濯乾燥機の共用スペースあり、壁のスクリーンには自転車レースが上映されていました。カードゲームやボードゲームも自由に使え、大人数で来るとより楽しめそうです。専用の裏通路でコンビニや薬局に雨にぬれずスグに買い出しに行けますし、便利で快適です。

これまで本ブログでは、尾道市「Onomichi U2」や玉野競輪場「HOTEL10」を紹介してきましたが、自転車ホテルは進化しているように感じます。BEB5土浦は値段の割に部屋が広く、私1人で宿泊した部屋「ヤグラルーム」はゆうに3人は寝れそうな感じでした。あえて言うなら、部屋に飲料水とパジャマがなく別料金なのと、風呂に鏡がないのが難点でした。

24時間使える「TAMARIBA」では自分でペダルを漕いでスムージーを作って飲むバイクがあり、楽しみながら自由にくつろぐことができるようになっています。レンタル自転車も3車種あり、チェックイン前でも自転車を借りてサイクリングを楽しむことができます。

大阪にはまだ自転車をコンセプトとしたホテルはありませんが万博を控えてインバウンド需要が高まる今後はこのようなアクティビティと融合した施設は人気が高まるのではないでしょうか。「BEB5」が大阪にもできればいいのになあ。
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