1000社、3000ブランドが出展し1万人以上が参加するアジア最大の国際自転車ショー〝台北サイクルショー”こと「TAIPEI CYCLE 2016」に行ってきました。
大阪から飛行機で3時間、台湾の空港に降り立つと、まず自転車産業の大きな壁面広告がデカデカと出迎えてくれます。

台湾の自転車産業は勢いがあります。
日本人としては複雑な心境ですが、日本の自転車産業は斜陽化してきていてもはや台湾にかないません。
空港はその国の玄関口であり名刺変わりみたいなものでしょうか。
国が傾斜的に自転車産業に注力しているのがすぐに分かります。

2016年は3月2日(水)から3月5日(土)までの4日間、
会場は台北中心部から少し離れた「南港展覧会」というインテックス大阪のような大きな会場で開催されます。メインは4階で、パーツメーカーは1階です。

台北サイクルショーは年々肥大化していて、入りきれない小さなメーカーは会場の外や廊下までびっしりと出展され、2km離れた別会場なんかでも各々のブースを出展したりしています。サイクルモードの数倍の規模はあります。初日なので台湾のテレビ局も数局取材に来ていました。

ジャイアント、シマノなどの世界的なビッグメーカーから国籍不明のよくわからないネジ工場まで
各社、この展示会に合わせて新商品をリリースしてきます。規模が大きく1日ですべて見て回ることはできません。

国際サイクルショーはこの台北ショー以外にユーロバイクと米国ラスベガスのインターバイクというのがあります。日本はすでに国際的に世界レベルのショーとは認知されておらず、サイクルモードは日本国内の自転車愛好家や自転車関係者のイベントになりさがってしまっています。
TANGE、DIA-COMPE、サンツアーなど日本のブランドも台湾に本社機能を移してパソコンでいうところのシリコンバレーのような存在といっていいのではないでしょうか。


さて、会場の雰囲気はといいますと
ブースによってさまざまです。

会社の規模や成熟度も違います。ショーアップしているブースもあれば、普通にブース弁当食っている出展者もいます。
「お前は日本人だな、シマノ(の産業スパイ)か?」(←実際は中国語なのでよくわからないが)
写真を撮ってると追っ払われたりすることもあれば、取材のカメラマンであふれかえっているブースもありました。

ブースごとの模様はこちら。



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