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knogのマウントレスUSBライト「Blinder4」を実際に使ってみました

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「これまでにないものを作りたい」
knogの革新的な製品作りは創造的で感動させられます。

特に自転車用USBライト「Blinder(ブラインダー)」は従来の乾電池仕様のプラスチックマウント式の自転車前照灯を完全に過去の製品にしてしまいました。耐久性,デザイン,使いやすさ,コストパフォーマンス,重量,明るさ,防水性能,コンパクト….そのすべてにおいて従来の電池式LEDライトに対し優位性を打ち出した、まさに革新的商品だったのです。

試して分かった、「Blinder4」の驚くべき性能。

今回はBlinderシリーズでも定番の4灯タイプ「Blinder 4」のフロント用を実際に使用してみました。

knog blinder   knog blinder
ハンドルバーに工具なしで簡単につけることができます。クリップ式でマウントがないので昼間走行時にハンドルバーにプラスチックマウントが無駄についているなんてこともありませんし、共用もしやすいでしょう。アルミ製のフェイスはおよそ4×4cm、リチウムポリマーバッテリーを使用することによって自由な形状になりコンパクトです。重量は39gと軽量です。従来品はどうしても乾電池が重く、大きさも電池より必ず大きくなってしまいます。

knog blinder   knog blinder
スイッチを長押しすると点灯します。ノックでモードが変わり点滅となります。フロントは白い光で44ルーメン、直接見るとしばらく目が見えなくなります。照射角は120°で視認距離は800mです。明るいを越して、眩しいです。
※上の点灯中の写真はiPhone6のノーマルモードで撮影したもので、加工は一切していません。

knog blinder knog waterproof

充電が切れかかるとサイドのインジケーターが赤く光ります。5時間の充電で点灯モードで3時間、エコフラッシュ点滅モードで50時間使用できるようです。

雨でも使用できる高い防水性も自宅の風呂で確認してみました。水温40℃、水深0.5mに5分間つけてみましたが特に異常はないようです。

「OH,YEAH!!」で世の中を変える。

knogは世の中から1つでも事故をなくなるように真剣に考えBlinderのようなプロダクトを開発しているようです。それは時にオーバースペックで、ユーモアがあり、手に取った人が「OH,YEAH!!」と思わず声にしてしまうような製品です。今回、私も実際に使用してみてやっぱりknogはすごいなと思いました。

knog site
↑knogの本国サイトより

サイクルショップ203の調べでは、大阪・ミナミではなんと76.5%が自転車の夜間走行時に前照灯を使用していませんでした。夜間の無灯火自転車走行は道路交通法違反で、いくらミナミの風紀がよくないといっても、かなりはずかしいレベルだと思います。ただこれは自転車ユーザーだけの責任でなくて、ライトの販売や製造、警察の意識にも問題があるのかもしれません(注:法的にはユーザーの責任)。自転車のライトをつけることが楽しくなればきっと76.5%の人も変わるはずです。

knogはオーストラリアの企業なのですが、毎年必ずクルーが来日します。日本の街を歩き、トレンドやマーケットの調査をしています。そして、そこから得たヒントを持ちかえり、製品作りのアイデアにしているようです。

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【リリース情報】スマホとつながるキャットアイのサイクルコンピュータ

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自転車の走行時速や走行距離が測定できるサイクルコンピュータ、略してサイコンと言います。最近では多機能化が進み、ロードバイクユーザーはじめ多くの人が使用しています。日本のメーカーではキャットアイ社が有名です。

padrone

キャットアイから新しく発売されたCC-PA500B パドローネ スマートはブルートゥース採用のワイヤレスのサイコンです。最大の特徴はキャットアイ社のスマホアプリ「Cateye Cycling」に対応している点です。速度・心拍・ケイデンス(クランクの回転数)が測定できるだけでなく、ミラーモードでは電話・メール・SMSの着信をディスプレイとLEDで表示します。

cateyecycling

価格は¥9800(税抜)。
お得なスピード・ケイデンスセンサー(ISC-12)と心拍センサー(HR-12)がついたキットは¥24,000円(税抜)。心拍センサーのないモデルが¥16,000円(税抜)です。一部対応していないスマホもございますのでご確認ください。

*対応機種:http://www.cateye.com/data/resources/cc_phone_mail.pdf

 

 

 

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knogのシリコンワイヤーロックPartyLOCKシリーズの特徴をまとめてみました

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knogといえばUSB充電ライトBlinderシリーズが爆発的の売れていて最近はそのイメージが強いのですが、自転車用アクセサリーを多く手掛けており、医療品質のシリコンラバーロックParty LOCKシリーズはソーセージロックと呼ばれknogのポップで前衛的な社風をしめした代表的なアイテムです。

knog partylock

一見おもちゃにも見えるカラフルなシームレス・ラバーは自転車をキズつけにくい合理的なデザインというだけでなく、弾力性があり「つぶれるが、切れにくい」という革新的なアイデアが自転車錠の固定概念をくつがえした目から鱗のアイテムでした。

現在ではいくつかあるソーセージロックのうち国内で比較的容易に手に入る4種類の重量を比較して、特徴をまとめてみました。

 

PartyFRANK (パーティ・フランク)knog partyfrank
スタンダードモデルのPartyFRANKは最初に登場したモデルです。ストレートタイプ(撮影の為ねじっています)で手首に巻けるコイルバンドとスペアキーが3本ついています。登場時はかなり衝撃でした。

 

 

KABANA(カバナ)knog kabana
KABANAはインナースチールがPartyFRANKの2倍の太さがあり、他社の同レベル品の5倍の強度があるそうです。PartyFRANKと同じくストレートタイプ(撮影の為ねじっていますが、芯がしっかりしているため写真のような形状にして日常使用はできません)です。

 

 

PartyCOMBO(パーティ・コンボ)knog party combo
PartyFRANKのダイヤル版です。4桁のマイセットタイプです。

 

 

 

PartyCOIL(パーティ・コイル)knog party coil

PartyCOILは現在のベストセラーです。PartyFRANKをベースにスプリング状に形状記憶しており、およそ10cm程のとぐろになります。最長で130mmで手首やフレームにも巻きつけやすいモデルです。

 

 

 

※おまけ milkman(ミルクマン)knog milkman
ちなみにknogで一番軽い鍵はPartyシリーズではなくmilkmanというメジャー式ワイヤー錠です。あまり売れてませんけど…

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人間工学を追及したクッション性抜群のグリップ ERGON GE1

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マウンテンバイクの世界王者も使用しているグリップメーカーERGONから、人間工学を追及し高いグリップ力と疲労軽減の両立した「GE1」グリップに鮮烈なピンク色が登場しました。

ergonge1

乗車時に前傾姿勢になっているスポーツ自転車で、手首や手のひらに疲労を感じたり、ポジションが決まらない方は一度試してみてください。グリップを変えるだけで、前傾姿勢も苦にならなくなる場合があります。実際に使用したことがあるのですが、ERGONのグリップは一般的な円筒形のグリップとは使用感が全く違います。

握りやすさの秘訣は下図の二重構造にあります。

GE1

①手の回転に逆らうように配置された素材によりグリップ力が向上。
②親指への圧力を分散する形状。
③グリップコアのへこみにより手のひらのあたる部分のクッション性を確保。
④グリップコアにカットを設け、小指側によ優れたクッション性を確保。

 

長さは134mmで重量はペアで120g、カラーは5色です。
女性や手の小さい方向けのスリムタイプも製造しています。
本来はマウンテンバイクの長距離レース用に開発されたグリップですが、街乗り用にもいかがでしょうか。

自転車のグリップは製造のしやすさやコストが優先され、ERGONのように本当に使いやすさを追及しているメーカーは実に少ないという悲しい現状です。

 

 

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新家工業と新家熊吉の軌轍

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日本で唯一自転車のリムを生産している会社があります。

araya

新家工業。

大阪・南船場に本社があるこの東証一部上場企業の起源をたどると、100年以上前の北陸・加賀の山中温泉にたどりつきます。

大阪からサンダーバードで2時間。石川県の南西部福井県に接する加賀市。特急停車駅の加賀温泉駅からバスに乗り百万石の田園風景を20分程走ると、モヤかかった山に挟まれた渓谷に沿うよう形成された温泉街「山中温泉」につきます。温泉街の入れ口付近になると電柱広告に「アラヤパイプ」「アラヤリム」と交互に現れ、しばらくするとリムを生産する山中工場が見えてきます。

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新家工業は戦後の混乱からいち早く再建するため創業者の出身地でもある石川県に山中工場を操業させます。精密な技術が必要な自転車パーツの製造に山中漆器、九谷焼などの伝統工芸で培われた職人技がいかされました。

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1946(昭和21)年に完成車の生産を始めると、敗戦で焦土化し交通手段が乏しかった時代に移動目的で自転車が売れ「2台に勝る1台」といわれ高く評価されました。1982(昭和57)年には日本で初めてオフロード用自転車マウンテンバイクの量産に成功し世界にその名を知らしめることになります。

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近代化した工場に労働者が集まり加賀の地場産業として成長。大同工業や新家銀行(現在の北陸銀行)の礎を築いた創業者の長男の新家熊吉は初代加賀市長に選出され現在でも地元の名士として崇められています。

 

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