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CATEGORY: 小ネタ

自転車メーカーの創業者たち (取り扱いメーカー抜粋)

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ラレー raleigh
【創業年】1887年
【創業地】英 ノッティンガム
【創業者】フランク・ボーデン准男爵 (実業家)
【ブランド概略】
内装変速やハブダイナモなど現代の自転車の基礎を開発する。
20世紀半ばには世界最大の自転車メーカーとなり、ツールドフランスをはじめ数多くの自転車レースに機材を供給。

 

|宮田 miyata
【創業年】1890年
【創業地】東京 墨田区
【創業者】宮田栄助 (製銃師)とその次男
【ブランド概略】
日本で初めて自転車を工場生産。消火器の国産化に初めて成功。オートバイなども生産していたが2009年上場廃止。

 

シュウイン schwinn
【創業年】1895年
【創業地】米 シカゴ
【創業者】イグナス・シュウイン と アドルフ・アーノルド
【ブランド概略】
リーバイスやフォードなどと並んで米国大衆文化の象徴。
ビーチクルーザーやBMXを大量生産し大衆化する。

 

フジ fuji
【創業年】1899年
【創業地】東京 町田市
【創業者】岡崎久次郎 (衆議院議員)
【ブランド概略】
ラーヂ自転車の販売やフラッシャー自転車の製造で長く日本の輪業の発展に貢献するが1997年に倒産。
1970年代に海外進出の米国代理店が中心となりブランドを再生する。

 

新家 araya
【創業年】1919年
【創業地】石川県加賀市
【創業者】新家熊吉 (初代 加賀市長)
【ブランド概略】
祖業は自転車のリムの製造。世界で初めてマウンテンバイクの大量生産に成功する。

 

ジオス gios
【創業年】1948年
【創業地】イタリア トリノ
【創業者】トルミーノ・ジオス (ベルリン五輪 自転車代表選手)
【ブランド概略】
イタリアの工業都市トリノで2001年までフレームの生産をおこない、その後トルミーノの息子アルフレードらによって拠点を香港に移す。鮮やかな青いフレームは「ウイニングブルー」といわれる。

 

ジャイアント giant
【創業年】1972年
【創業地】台湾 台中
【創業者】キング・リュー (ウナギ養殖業者)
【ブランド概略】
ウナギの養殖場が自然災害で大打撃を受け自転車部品の製造に転業。
シュウインの下請けで技術力を高め、台湾を代表する企業に成長する。

 

 

バッソ basso
【創業年】1976年
【創業地】イタリア ヴィチェンツァ
【創業者】マリオ・バッソ (1972年ロードバイク世界王者)とその弟たち
【ブランド概略】
自転車ギアメーカーのカンパニョーロ社のあるヴィチェンツァに工房を構えるロードバイクメーカー。
1990年代前半からカーボン製フレームに取り組むイタリアンブランド。

 

センチュリオン centurion
【創業年】1976年
【創業地】ドイツ シュヴァーベン
【創業者】ウォルフギャング・レナー (自転車部品輸入業者)
【ブランド概略】
センチュリオンはスペシャリズド、メリダ、宮田と同じ台湾 メリダの工場で生産される自転車ブランドの一。
アルミ製のマウンテンバイクが価格の割にクオリティが高い。

 

ジー・ティ gt
【創業年】1979年
【創業地】カリフォルニア州 サンタアナ
【創業者】ゲーリー・ターナー (楽器の修理職人)
【ブランド概略】
ゲーリー・ターナーはトランペットやトロンボーンの溶接技術を生かしBMXのフレームを製造。
1990年代 マウンテンバイクのリアサスペンションが高い評価を受ける。

 

ルイガノ louis garneau
【創業年】1983年
【創業地】カナダ ケベック州
【創業者】ルイ・ガノー (ロス五輪 自転車代表選手)
【ブランド概略】
自転車トラック競技選手のルイ・ガノーは1983年にサイクルウエアの製造を開始。1989年にはヘルメットの生産を始め北米市場で成功を収める。ライセンス契約で日本市場に進出。

 

フェルト felt
【創業年】2001年
【創業地】ドイツ
【創業者】 ジム・フェルト (エンジニア)
【ブランド概略】
フレームパイプメーカーのイーストン社で「天才」「魔術師」と言われたエンジニアのジム・フェルトが2001年に独立して誕生したブランド。エアロダイナミクスを研究し、究極のロードバイク、トライアスロンバイクの作成に挑む。

 

トーキョーバイク tokyobike
【創業年】2006年
【創業地】東京 谷中
【創業者】金井一郎 (カーナビのマーケティング担当)
【ブランド概略】
日本人が「東京」の街を楽しく走れる道具として自転車を開発。
レース用自転車は生産せず、使い勝手の良さを追求。

 

ロックバイクス  rockbikes
【創業年】2012年
【創業地】大阪狭山市
【創業者】西山直人 (自転車輸入業者)
【ブランド概略】
FUJIのピストバイクなどのデザインを手がけた西山直人が都会的でストリートカルチャーに受け入れられるような機能美を追求した高品質な自転車を理想とした新興ブランド。

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日本最大の自転車イベント「サイクルモード」とは?

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毎年11月に日本最大の自転車イベント「サイクルモードインターナショナル」というスポーツ自転車のフェスが催されます。cyclemode2015

2015年は11月6日(金)・7日(土)・8日(日)の3日間、
幕張メッセで開催されます。

自転車の展示総数1000台以上、累計来場者数は50万人という大型イベントです。
試乗もできる他、新商品の自転車パーツやプロ選手によるトークライブなど初心者からマニアまでいろいろな楽しみ方ができるイベントです。

cyclemode  cyclemode

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▲ 写真は「サイクルモードインターナショナル 2014」(photo by shunichi uojima)

サイクルモード」が開催される以前は「東京サイクルショー」というイベントが日本を代表する自転車イベントでどちらかというと自転車業界の関係者向けの新商品の発表会といった感じのイベントでした。
サイクルモード」が「東京サイクルショー」を駆逐した最大の要因は試乗できるという「体験型イベント」を強く訴求し、今までスポーツ自転車に乗ったことがない人を取り込もうとした姿勢でした。

年度によって大阪でも開催され2会場で開催する年もありますが2015年は幕張メッセのみです。そのかわりに2016年に万博公園で試乗イベント開催予定のようです。このような新しい試みも面白いですね。

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ホイールの固定方法 クイックリリースとナット式

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自転車の車輪の固定は大きく2タイプに分かれます。

ナット」か「クイックリリース」です。

 

■ ナット式
ナットで固定するタイプはママチャリなどの変速のない自転車に多く使用されているためよく目にすることがあると思います。ネジの切ってある車軸に両側からフレームを挟んでナットで締め付けて固定します。

fixingnut

 

■ クイックリリース
スポーツ自転車はクイックリリースが主流です。
穴のあいたハブ軸の中を細いシャフトを通して、レバーで固定します。

shimano qr

shimano qr

クイックリリースは工具なしで素早く車輪を着脱でき、メンテナンスや輪行が容易になります。
前輪用と後輪用は同じ構造ですが、長さが異なります。

ナット用ハブとクイックリリース用ハブは構造が異なります。
互換性がなく、ナット式をレバー式に変更したければ車輪ごとの交換となります。

クイックリリースの開閉方法は難しくありませんが、誤った方法で固定すると危険ですので、自信がない方は店頭でスタッフに確認してください。数回練習すればできるようになります。

 

<PICK UP> 普及が期待される「スルーアクスル

スルーアクスルはクイックリリースの一種です。
マウンテンバイクの上位クラスのレーシングモデルに使用されている規格で、従来のクイックリリースタイプより高い剛性が実証されています。一般的なクイックリリースとまた異なるハブを使用し、互換性はありません。

shimano e thru
シマノが開発したスルーアクスル「E-Thru」(写真)は、現状高級マウンテンバイクのみに使用されていますが、ロードバイクやシクロクロス用も開発中で今後の普及が期待されています。
2016年モデルでも採用車が増加していました。

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大阪府警 9月を「自転車死亡事故抑止強化月間」に

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大阪府警察は、9月から年末にかけて自転車死亡事故が増加傾向にあるため、今年から9月を「自転車死亡事故抑止強化月間」に設定し自転車関連事故を抑止するための取組の強化にあたるそうです。

2015年6月から道路交通法が厳格化され自転車に対し注意喚起が強化されていたにも関わらず
大阪では自転車の信号無視による死者数が7月末までで去年1年間の死者数の倍以上の11人で全国最多となっています。

大阪は全国屈指のの自転車都市であり
自転車台数、普及率、利用率、分担率いずれも全国上位です。

一方で盗難数、前カゴひったくり件数など自転車に関する犯罪も非常に多くなっています。

2015年7月には大阪市大正区の29才の男性が道路交通法違反で摘発され、
全国で初めて自転車の安全講習の受講を命じられるなど利用者の意識も問われています。

 

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新シーズンの到来をつげる「シマノフェスティバル」

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今年のシマノフェスは9月9日(水)です。

一般には全くどうでもいいことなのですが、我々輪界にとって9月9日は2016年の方向性を確認する重要な日なのです。

 

自転車の駆動ギアパーツを生産するシマノ
自転車のフレームは生産せずにパーツを各自転車メーカーに供給するという企業スタイルから「輪界のインテル」といわれています。世界中の自転車に採用されていて、シマノなしではまともな自転車の組み立てができないほどです。

そんな盟主シマノが販売店やプレスに新商品を発表するのが「シマノフェスティバル」です。

ツール・ド・フランスなどで使用されるレース機材から低級品までシマノ社の取扱いの商品が一同に手にとってみることができる関係者のみの展示会で、国内では毎年9月の大阪をかわきりに東京、名古屋、福岡、札幌と順に開催されます。

シマノフェスティバル開催日は自転車店の経営者やプレスが集まるため、他のメーカーもおのおの新商品の展示会を催します。

今年はジャイアント、新家、フジ、ダホン等のブランドが9月9日に関西で同じように2016年の新商品の展示会を開催します。

そのほかのメーカーもおよそ同時期に新モデルが公開され、次週より年末にかけて次々に新車種がデリバリーされます。

シマノフェスは空気を一変させ、一気に新シーズンの始まりとなります。

 

シマノの生産する変速機やチェーンなどは地味で代り映えしないように思えますが、毎年進化を重ねていています。

2016年はどのような進化があるのでしょうか。
このブログでも9月9日以降にまた紹介していきたいと思います。

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