サイクルショップ203の
ガジェット・小ネタBLOG

CATEGORY: 小ネタ

日本のサイクルリング車の発展に寄与したダニエル・ルブールの「Rene HERSE」線画カタログ

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戦後、日本のサイクリング車はイギリスやフランスの影響を受け発展しました。

1954年 自転車研究家の鳥山新一氏によってフランスのRene HERSE(ルネ・エルス)の自転車が日本に初めて輸入され、62年に自転車雑誌「サイクル」に紹介されるとその美しさは多くサイクリストに衝撃を与えました。

フランスの小さな工房で1台1台ハンドメイドされるエルスの自転車は当時の日本人サイクリストの憧れの逸品で、当然簡単には所有できず、今となっては現車を目にすることすらかなわない幻の自転車です。

完全オーダーメイドのエルスの自転車は自転車研究家のダニエル・ルブールによるスケッチカタログをみてオーダーシート(※下参照)を使用し注文していました。ルブールの描く線画スケッチは緻密で美しく、自転車の理想形として遠く離れた日本で高い評価を得ることになり、その後の日本の自転車製造に大きな影響を与えました。

比較的新しい1970年代〔第3期〕のカタログをサイクルショップ203にて1部管理所有していますの画像にて紹介しています。
rene herse
〔表紙〕 RANDONNESE ランドヌーズ

 

 

herse montfaron
|モンファン (ロードバイク)

ウオルバー社タイヤに同社のリムブランドのスーパーシャンピオンを装備したモデル。

【フレーム】レイノルズ5/10
【チェーンホイール】ストロングライト
【ハブ】カンパニョーロ
【リム】スーパーシャンピオン
【タイヤ】ウオルバー トランスアルピノ
【ディレイラー】サンプレックス スーパーコンペティション
【ブレーキ】ユニバーサル68
【サドル】ユニカ 皮貼
【ハンドル】チネリ

 

 

herse milan-sanremo
| ミラノ-サンレモ (ロードバイク)

イタリアンロード風のフル=カンパ仕様。平坦地の多い春のイタリアのレースのイメージ。エルスのロードバイクはいずれも日本人にはあまりなじみが薄い。

【フレーム】レイノルズ7/10
【トランスミッション】カンパニョーロ フルセット
【リム】スーパーシャンピオン
【タイヤ】クレメン
【サドル】ユニカ 皮貼
【ハンドル】チネリ
【ポンプ】ミルレモ

 

 

herse ile-de-france
|イル・ド・フランス (ロードバイク)

ユレ―の10(2×5)ギアなどフランス製パーツのロードバイク。

【フレーム】レイノルズ 3本
【チェーンホイール】ストロングライト
【ハブ】ノルマンディ コンペティション
【リム】マビック
【タイヤ】ウオルバー
【ディレイラー】ユレ― スベルト10スピード
【ブレーキ】ワインマン 500
【サドル】イデアル クーラ
【ハンドル】フィリップス
【ポンプ】ゼファール

 

 

herse paris-roubaix
パリ- ルーベ (ロードバイク)

過酷な石畳のワンデーレース仕様。

【フレーム】レイノルズ チェーンステーとブリッジ補強
【ヘッドセット】ストロングライト
【チェーンホイール】TA プロフェショナル
【ハブ】ノルマンディ コンペティション
【リム】マビック
【タイヤ】ドルドワーニュ
【ディレイラー】ユレ― コンペティション10スピード
【ブレーキ】マファック レーサー
【サドル】イデアル ならし済
【ハンドル】フィリップス
【ポンプ】ゼファール

 

 

herse piste
|ピスト (トラックレーサー)

バンク競技向け自転車。

【フレーム】レイノルズ
【ヘッドセット】ストロングライト
【チェーンホイール】TA
【ハブ】カンパニョーロ
【スポーク】ユニオン 結束
【リム】マビック
【タイヤ】クレメン
【ペダル】リオタール
【サドル】ブルックス
【ハンドル】フィリップス

 

 

herse longchamp
|ロンシャン (ディアゴナール)

ロードレーサーに簡易マットガードが付いただけの高速タイプ。車名はフランスの地名。

【フレーム】コロンブス
【ヘッドセット】ストロングライト
【チェーンホイール】ストロングライト
【ハブ】カンパニョーロ
【リム】マビック
【タイヤ】カネッティ
【ディレイラー】ユレ― コンペティション10スピード
【ブレーキ】ワインマン直付け
【サドル】ブルックス
【ハンドル】チネリ
【マッドガード】ブルーメル 着脱可

 

 

herse paris-brest
|パリ-ブレス (ブルぺ クルース)

時間制限のある長距離ブルぺ競技用モデル。

【フレーム】レイノルズ5/10 前ブレーキワイヤー内蔵
【チェーンリング】エルス
【クランク】エルス
【ディレイラー】ユレ― コンペティション10スピード
【サドル】ユニカ 皮貼
【ハンドル】フィリップス
【マッドガード】ブルーメル

 

 

herse federal|フェデラル (サイクリング)

市街地の移動やちょっとしたスポーツライドもできるよう簡素にまとめられた普及品。

【フレーム】ビッチュ
【ヘッドセット】ストロングライト
【チェーンホイール】TA
【ハブ】ノルマンディ
【リム】マビック
【タイヤ】ウオルバーWO
【ディレイラー】ユレ― スベルト10スピード
【ブレーキ】レーサー CLB
【サドル】プリマ
【ハンドル】フィリップ
【ランプ】シビエ

 

 

herse demontable
|デモンタブル (分割輪行車)

フレームが分割できるツーリングタイプ。第三期(1970年代)エルスを代表するモデル。70年代にこのようなモデルはフランスと日本以外にはほとんど存在しない。

【フレーム】ビッチュ
【ヘッドセット】ストロングライト
【チェーンホイール】TA
【ハブ】ノルマンディー コンペティション
【リム】スーパーシャンピオン
【タイヤ】ミシュラン WO
【ディレイラー】ユレ― ツーリング
【ブレーキ】ワインマン
【ランプ】スービッテ

 

 

herse randonneuse
ランドヌーズ (スポルティーフ)

表紙にもなっているエルスを代表するツーリングモデル。「ランドヌーズこそ最上の自転車」という幻影を追っている日本人サイクリストは現在でも多い。

【フレーム】レイノルズ チェーンステーとブリッジ補強
【ヘッドセット】ストロングライト
【チェーンホイール】エルス
【ベアリング】SKF
【ハブ】マキシカー
【ディレイラー】ユレ― スーパーツーリング15スピード
【クイックシャフト】カンパニョーロ
【ランプ】スービッテ

 

 

herse globetrotter
グローブトロッター (ツーリング)

前後にコンパクトなキャリアを装備したモデル。

【フレーム】レイノルズ
【ヘッドセット】ストロングライト
【チェーンホイール】エルス
【ハブ】マキシカー
【ディレイラー】サンプレックス スーパーコンペティション15スピード
【ブレーキ】ワインマン
【サドル】ブルックス
【ペダル】ベルテ

 

 

herse champing
キャンピング (ツーリング)

前後にサイドバックが取り付けできるキャリアを装備したモデル。

【フレーム】ビッチュ
【ヘッドセット】ストロングライト
【チェーンホイール】エルス
【ハブ】ノルマンディ
【ディレイラー】ユレ― スーパーツーリング10スピード
【ブレーキ】マファック クリテリウム
【ハンドルバー】ランドナー
【ステム】エルス
【サドル】イデアル
【ランプ】シビエ

 

 

herse weekend
ウイークエンド (プロムナード車)

女性向けピクニックモデル。

【フレーム】レイノルズ ミキスト
【ヘッドセット】ストロングライト
【チェーンホイール】エルス
【ディレイラー】ユレ― ツーリング5スピード
【ブレーキ】ワインマン
【ランプ】シビエ
【ポンプ】ゼファール

 

 

herse gentlman
ジェントルマン (プロムナード車)

紳士向けシティモデル。日本に輸入されたエルスはおおくても累計数百台、なかでもシティモデルは現存数が少なく希少とされる。

【フレーム】レイノルズ
【ヘッドセット】ストロングライト
【ディレイラー】ユレ― 5スピード
【ハブ】ノルマンディー
【リム】スーパーシャンピオン
【タイヤ】ミシュラン WO
【ブレーキ】マファック
【マッドガード】ルパオン
【サドル】ブルックス
【ランプ】スービッテ

 

 

herse camps-elyseesシャンゼリゼ (内装変速式プロムナード車)

スタメの内装式変速搭載のシティモデル。

【フレーム】ビッチュ
【ヘッドセット】ストロングライト
【フロントハブ】マイヤール
【リアハブ】スターメーアーチャー 4スピード
【ブレーキ】マファック
【サドル】ブルックス
【ランプ】スービッテ
【チェーンケース】ケス―
【マッドガード】ルパオン

 

 

herse vacances
バカンス (タンデム=サイクリング車)

ダブルダイヤモンド型フレームのタンデム車。

【フレーム】レイノルズ
【ヘッドセット】ストロングライト
【チェーンホイール】エルス
【ディレイラー】ユレ― ツーリング15スピード
【ハブ】マキシカー
【サドル】イデアル
【ペダル】リオタール
【ランプ】シビエ

 

 

 

herse chanteloup
シャンルト―  (タンデム競技車)

男女混成タンデムレース向けモデル。湾曲した後シートチューブが特徴。

【フレーム】レイノルズ 特製
【ヘッドセット】ストロングライト
【ハンガー】SKF
【ディレイラー】ユレ― ツーリング18スピード
【ハブ】マキシカー
【ブレーキ】マファック ティジェール
【サドル】イデアル
【ペダル】マイヤール
【ランプ】スービッテ

 

意外にもロードバイクなどレーシングタイプのラインナップが多いが、エルスの自転車はロードレースより「ポリー」という自転車の品質と性能を競う国内の技術コンクールで高く評価された。エルスは1986年廃業し、フランス国内でも、もはやその名を知る者は少なくなり歴史の中に消えてゆきつつある。しかし、昭和期の日本のスポーツ自転車文化に大きな影響を与え、死後30年以上経過した今でも遠く離れた日本のサイクリストたちに高く評価されている。

 

 

2016年7月末までカタログを店に置いておきますのご覧になりたい方はスタッフお伝えください。

 


 

エルスのオーダーシート
1940年から79年までパリ近郊のルバロア・ペル(LEVALLOIS-PERRET)の工房で自転車を製作。ルネは76年に死去し、その後工房は区画整理によって移転、子供たちにブランドは受け継ぐが1986年にその歴史に幕を閉じる。移転以後も住所の部分にシールを張ってオーダーシートはそのままの書式で使用された。

herse order

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昭和の古いカタログ ナショナル自転車 ツーリング車「ユニパック」

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古本市で1970年代の古い自転車のカタログが売っていいたので購入してみました。
愛好家の放出品なのかナショナル自転車(現 パナソニックサイクルテック)のスポーツ車「UNIPAC(ユニパック)」のカタログやチラシ等がまとまった形で保管されていて状態もよく興味深い内容だったので紹介させていただきます。

ナショナル自転車 スポーツ車 「ユニパック」とは-
かつて日本で製造されていたスポーツ自転車。ナショナル自転車製造。輪行での小旅行などを目的としたスチール製ツーリング自転車。専用の輪行バッグと自転車がセットで販売された。

<パンフレット類>

▼ ユニパック B-501U(M)
B-501U(B)M

▼ ユニパック B-501U(B)F
B-501U(B)F

▼ ニューユニパック B-5U1NL
B-5U1NL

 

▼ ユニパック・デモンタブル B-10UID(T)
B-10UID

B-10U1D(T)

B-10U1D(T)

デモンタブルは分割型フレームで汽車・船・飛行機を利用し輪行を楽しむというサイクリングの新しい方法を提案。

<チラシ>

national unipac

組み立てに12分…
結構時間かかるんですね

national unipac

発売時には全日空とのコラボでエアーサイクリングという新たな輪行方を提案

新発売unipac

 

まだマウンテンバイクが発明されていない時代の古き良き日本のサイクリング用自転車です。

national unipac

 

<POP>
national unipac
▲ 当時の自転車にぶら下げる販促物

 

<取り扱い説明書>
national unipac
▲ ユニパックの取り扱い説明書
仕様や使用方法などが細かく記載されている。

national unipac
▲分割式フレームのニューユニパック<デ・モンタブル>の取り扱い説明書(全13ページ)

 


※ 現在サイクルショップ203はパナソニックサイクルの自転車の取り扱いはありません。現車もなく詳細は分かりませんので電話やメールでのお問い合わせはご遠慮下さい。資料は2016年5月末まで店頭にてどなたでもご覧いただけます。スタッフにご用命ください。

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自転車博物館 特別展 「折りたたみ自転車 創意工夫」を見に行ってきました。

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自転車部品メーカーシマノが篤志で運営している自転車博物館 サイクルセンターで開催されている特別展「折りたたみ自転車 創意工夫」を見に行ってきました。
折りたたみ自転車の歴史や開発経緯などを現車やパネルで説明されていて非常に興味深い内容となっています。

一部を紹介いたします。

① キャプテン ジェラール
captain gerhard bike
【メーカー】プジョー
【車名】キャプテンジェラール
【国名】フランス
【年】1895年
【重量】16kg
【車輪径】22インチ
【全長】完成時:148cm/折畳時:78cm
【特徴】仏 陸軍歩兵ジェラール大尉が作った世界初軍用折り畳み自転車。
foldingbike  foldingbike

foldingbike  foldingbike

 

 


② パラトルーパーparatrooperbike
【メーカー】BSA
【車名】パラトルーパー
【国名】イギリス
【年】1940年
【重量】14kg
【車輪径】26インチ
【全長】完成時:164cm/折畳時:104cm
【特徴】英軍パラシュート部隊が背負い飛行機から降下し、敵陣の偵察や輸送に使用。工具を使わず蝶ネジを手で回して組み立てができる。背中に背負うため14kgと軽量。
forldingbike  foldingbike
foldingbike  foldingbike
foldingbike  foldingbike

 

 

 


 

 

③ ポーターシルクpotersilk
【メーカー】片倉自転車工業
【車名】ポーターシルク
【国名】日本
【年】1955年
【重量】17kg
【車輪径】16インチ
【全長】完成時:120cm/折畳時:70cm
【特徴】日本製の折り畳み自転車。志村精機製作所が製造したものを1954年設立の片倉工業が製造権を獲得し製品化。
katakurasilk  katakurasilk

 

 


 

 

④ バタバスbatavus
【メーカー】バタバス
【車名】ホールディングバイク
【国名】オランダ
【年】1968年
【重量】12kg
【車輪径】20インチ
【全長】完成時:110cm/折畳時:66cm
【特徴】自転車大国オランダでは折りみであれば電車の客室に乗せることができる。自転車博物館サイクルセンターはこのバタバス社のコレクションを受け継いで1992年に開設された。
batavus  batavus

 

 


 

⑤ のびのび号mitsutoyo
【メーカー】ミツトヨ
【車名】のびのび号
【国名】日本
【年】1975年
【重量】16.3kg
【車輪径】12.5インチ
【全長】完成時:125cm/折畳時:95cm
【特徴】精密測定メーカーのミツトヨが社内アイデアコンテストで200台ほど生産した希少車。フレームやシート棒が伸縮式、ペダルとハンドルが折り畳み式。当時の販売価格は16万円。
mitsutoyo nobinobi   mitsutoyo nobinobi

mitsutoyo nobinobi


 

⑥ ブロンプトンbrompton
【メーカー】ブロンプトン
【車名】ブロンプトン
【国名】イギリス
【年】1975年
【重量】11.4kg
【車輪径】16インチ
【全長】完成時:145cm/折畳時:54cm
【特徴】ジャケットとタイで気取って乗る英国紳士の折り畳み車。収納しやすさだけでなく、担ぎやすさや押しやすさも考慮されている。現在も生産されているが市場価格は19万円。
brompton   brompton


 

⑦ ワンタッチピクニカonetouchpikunika
【メーカー】ブリヂストンサイクル
【車名】ワンタッチピクニカ
【国名】日本
【年】1988年
【重量】15.8kg
【車輪径】14インチ
【全長】完成時:120cm/折畳時:115cm
【特徴】車名通りワンタッチ(片手)で小さくたためる小径車。前カゴなど実用性も考慮されていて、当時5万円を切る安さで販売されヒット商品となった。現在でも「ピクニカマニア」と呼ばれる愛好家もいる。
onetouchpicnica   onetouchpicnica


 

 

⑧ トレンクルtrencle
【メーカー】パナソニックサイクルテック
【車名】トレンクル
【国名】日本
【年】1998年
【重量】6.5kg
【車輪径】14インチ
【全長】完成時:117cm/折畳時:66cm
【特徴】チタン製のフレームとハンドルを採用し、わずか6.5kgという究極の折り畳み自転車として現在も進化中。
traincle   traincle


 

特別展は2016年3月21日まで開催されています。
常設展示も貴重な自転車や面白い自転車がありますので是非行ってみてください。

 

 

 

|| 自転車博物館 サイクルセンター

bikemuse001

住所:大阪府堺市堺区大仙中町165-6 大仙公園内
運営:財団法人 シマノサイクル開発センター
アクセス:JR百舌鳥駅 徒歩10分
営業:10:00-16:30 (月曜閉館)
料金:一般 200円 (団体・学生・障がい者・高齢者割引有)

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「台北サイクルショー2016」各ブースの模様 <画像24枚>

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(昨日の続き)

各社のブースや新しい商品の模様です。

 

shimano metreashimanoはアーバンスポーツ用コンポーネント「METREA」を公開。

 

sram 1x11
▲ shimanoのライバルSRAMも「1×11」のコンポを発表。

 

taipeicycle giant▲ 一番の人気はやはりGIANT

 

taipeicycle merida
▲ マウンテンバイクのイメージが強いMERIDAはロードバイクをアピール。

 

taipeicycle tioga▲ TIOGAは27.5インチタイヤ「FASTR」を展示。

 

taipeicycle giosGIOSのクロモリロードバイク。お決まりの青いブース。

 

taipeicycle lezyineLEZYNEはGPSを展示。

 

taipei tern▲ DAHONの御曹司が始めたブランドtern。日本ではほぼ無名だが完成車ではGIANT、MERIDAに次ぐ規模のブースを出展。台北ショーではIDEAL(フジ)やGARNEAU(ルイガノ)より勢いがあったように感じます。新興メーカーがGIANT,SHIMANO,MERIDA,SRAMなどのブースがある会場の真ん中に大ブースを出展できるというだけでも驚きです。203でも取り扱いを交渉中。

taipei tern    taipei tern
▲ ternは折り畳みとクロスバイクのラインナップ。

 

kuwahara bmxクワハラのBMX

 

michelin tite
ミシュランのオフロードタイヤ。

 

Eddy Merckx
EDDY MERCKXのカーボンバイク。

 

tange yasujiroTANGEのクロモリ製ロードバイク「YASUJIRO」

 

taipei argon18 ARGON18のロードバイク。

 

bobike bobikeのベビーシート。

 

wtb tireWTBのマウンテンバイク用タイヤ。

 

BROMPTON
▲ 一世風靡したBROMPTONの折り畳み。

 

taipei saddle▲ カラフルなSELLE ITALIAのサドル「net」。

 

taipei topeak
TOPEAKの新しいUSBライト「White Lite Mini

 

bridgestoneブリヂストンのクロモリ製ロードバイク。日本のメーカーも多く参加しています。

 

elite cycle
ELITEのローラー台に乗る女性。一日中乗っているのかな?

 

microsift microshiftの11速コンポーネント。

 

 

irc tire IRCのロードタイヤ。

 

taipecycle2017来年は3月22日から25日に開催のようです。

 

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最大級の自転車見本市「台北サイクルショー2016」に行ってきた。

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1000社、3000ブランドが出展し1万人以上が参加するアジア最大の国際自転車ショー〝台北サイクルショー”こと「TAIPEI CYCLE 2016」に行ってきました。

 

大阪から飛行機で3時間、台湾の空港に降り立つと、まず自転車産業の大きな壁面広告がデカデカと出迎えてくれます。

taipei airport

台湾の自転車産業は勢いがあります。
日本人としては複雑な心境ですが、日本の自転車産業は斜陽化してきていてもはや台湾にかないません。
空港はその国の玄関口であり名刺変わりみたいなものでしょうか。
国が傾斜的に自転車産業に注力しているのがすぐに分かります。

 

taipei cycle

2016年は3月2日(水)から3月5日(土)までの4日間、
会場は台北中心部から少し離れた「南港展覧会」というインテックス大阪のような大きな会場で開催されます。メインは4階で、パーツメーカーは1階です。

taipei cycle

台北サイクルショーは年々肥大化していて、入りきれない小さなメーカーは会場の外や廊下までびっしりと出展され、2km離れた別会場なんかでも各々のブースを出展したりしています。サイクルモードの数倍の規模はあります。初日なので台湾のテレビ局も数局取材に来ていました。

taipei cycle

ジャイアント、シマノなどの世界的なビッグメーカーから国籍不明のよくわからないネジ工場まで
各社、この展示会に合わせて新商品をリリースしてきます。規模が大きく1日ですべて見て回ることはできません。

 

shimano sram

国際サイクルショーはこの台北ショー以外にユーロバイクと米国ラスベガスのインターバイクというのがあります。日本はすでに国際的に世界レベルのショーとは認知されておらず、サイクルモードは日本国内の自転車愛好家や自転車関係者のイベントになりさがってしまっています。

TANGE、DIA-COMPE、サンツアーなど日本のブランドも台湾に本社機能を移してパソコンでいうところのシリコンバレーのような存在といっていいのではないでしょうか。

 

taipeicycle2016

taipeicycle2016  taipeicycle2016

さて、会場の雰囲気はといいますと
ブースによってさまざまです。
taiwan woman

会社の規模や成熟度も違います。ショーアップしているブースもあれば、普通にブース弁当食っている出展者もいます。

「お前は日本人だな、シマノ(の産業スパイ)か?」(←実際は中国語なのでよくわからないが)

写真を撮ってると追っ払われたりすることもあれば、取材のカメラマンであふれかえっているブースもありました。

taipeicycle2016

ブースごとの模様はこちら

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