サイクルショップ203の
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阪神百貨店で開催中の「ポートランドフェア」に行ってきました

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世界で一番住みやすい街と形容されるアメリカのオレゴン州ポートランド。全米一自転車にやさしく、知的ですこやかなサスティナブルな暮らしに今、世界のまなざしが集まっています。

アメリカの北西部オレゴン州ポートランドは1980年代から市の中心部から高速道路を撤去するなど計画的に人と自転車にやさしいユニークな都市として知られています。自転車専用レーンが何百キロと整備され、市内の数百か所にシェアサイクルが用意され、街には自転車を使った移動型コーヒーショップが人々に居心地よさを提供しています。

大阪・梅田 阪神百貨店でポートランドの魅力を伝える「ポートランドフェア」が4月26日から開催されているようなので、刺激を求めていってきました。

osaka portland

 

 

まずは阪神名物のイカ焼きを食って、阪神タイガースショップのある8階の催事場へ。
リアルな大阪文化を抜けた先に真逆といってもいい凝縮されたライフスタイル空間が待ち構えていました。

hanshin dep

 

これからの理想的な暮らしのヒントとなるエコな自転車優先交通、オーガニックコーヒー、クラフトビール、サスティナブル社会など魅力にあふれた良質で挑戦的な街づくりは成長に限界を感じているわれわれ先進国の地方都市に豊かなストーリーを届けてくれます。

 

portland bicycle

ポートランド発の自転車用品もいくつか出展されていて、ユーザーと真摯に向き合ったクラフトマン精神が伝わってきます。

 

portland cyclebag

north street bag

ポートランド在住のオーナーのカーチス・ウイリアムスさんが自身の背中の痛みを解消するために作成しているノースストリートバッグ

 

portlanddesignworks

バイクパッキングのアイコンとなっているPDW(ポートランドデザインワークス)の「ビンドルラック」

 

 

used cycletube

cycledog  cycledog portland

自転車の古チューブを再利用して作ったCYCLEDOGのペット用品。
女性オーナーのラネットさんは勤めていたNIKEを退社し、工房で製作した商品をサタデーマーケットを中心に販売している。

 

hanshin portland

ファッションや雑貨類も充実、
「ポートランドフェア」は5月2日まで。期間中、トークショーなどイベントも開催されます。

 


 

4月27日(木)放送の読売テレビの夕方のNEWS「Ten.」の特集ニュースで私がインタビューされています。

news ten 20170427  news ten portland

ten hanshin  ten yomiuri

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サビに強いチェーンはどれ? 6種類のチェーンを100日間、水に入れた結果

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自転車には定期的に交換しないといけないパーツがあります。タイヤ・チューブやブレーキシューなどのゴム製品は消耗品であり使用頻度が多かったり、保管状況が悪ければ1年も持たずに交換となります。また、自転車のチェーンも経年劣化や消耗によって伸びたり、さびたりする為、2年に1度程度交換をお願いしています。

交換用としてサイクルショップ203で使用しているチェーンはすべて十分な強度、耐久性を持っていて品質的、構造的には全く問題はありませんが、腐食の状況を調べるため6種類のチェーンを100日間、水に漬けて経過を観察してみました。

cycle chain

日本製の和泉チエンのシングルチェーン1本、完成車でよく使用されているKMC社から4本、そしておなじみシマノの8速用1本。それぞれ「1コマ」ずつカラーの結束バンドをつけ、水にいれました。

 

≪6種類のチェーン≫
黄=和泉チエン シングル用
白=KMC Z410RB
黒=KMC Z410カラー(ブラック)
緑=KMC Z50
赤=KMC Z7
青=シマノ CN-HG71

 

 

bike chain

外気にさらすのではなく水没させるという過酷な状況なので「1週間くらいで錆びてくるだろう」と考えていたのですが、意外と錆びないもんなんですね。

cyclechain

30日が経過したので1度水から出し、腐食具合をチェックしたのですが、目視では外観にほとんど異変はありませんでした。劣化というほどではありませんが、黒のKMC Z410の塗装の一部が剥離しています。

 

bikechain

60日経過、再びチェック。
著しい劣化はありませんが、緑のZ50の内プレートと赤Z7の外プレートの内側にわずかに錆が確認できます。

 

– –

≪結果発表≫

100日経過、観察終了。
それぞれを見てみましょう。

izumichain
6種類のなかで唯一国産の和泉チエンのシングルチェーンです。内プレートにもらい錆びがありますが、手で触れるとサビは簡単に落ちました。ローラーも新品同様に円滑に可動します。

 

kmc z410
500時間の塩水噴霧試験をクリアするラストバスターコーティング採用のKMCのシングルスピード用チェーン「Z410RB」ですが、内外プレートおよびローラーに軽度のサビが見られます。

 

kmc z410bk
KMCの「Z410」のカラーチェーンの黒ですが、「Z410RB」と同様にサビがみられます。塗装も剥離している部分があります。

 

 

kmc z50
6&7速用チェーン「Z50」は今回一番状態が悪く、交換が必要なレベルまで腐食していました。本体価格はZ410RBと同じで最安値(¥1430)ですが、塗装もラストバスターコーティングもされていないためか防錆性は低いようです。

 

kmc z7
6~8速用チェーン「Z7」は外プレートがZ型にシェイプされニッケルメッキ加工がされたチェーンですが、ローラーに軽度のサビがみられ、外プレートの内側ももらい錆びがでていました。

 

shimano cnhg71
シマノの8速チェーン「CN-HG71」は最もポピュラーなチェーンで完成車にも多く使用されています。リンク部分は無傷にみえますが、なぜか内プレート外側にサビがでています。状態としては和泉チェンに次いで良好で走行に影響は全くないのではないでしょうか。

 

※ 写真では伝わり辛い部分もありますので、使用した現物はサンプルとして店においておきます。チェーン選びの参考にしてください。

– –

チェーン選びの注意点としては、まず、リア変速の数によって使用するチェーンの厚さが異なりますので7速なら7速用チェーン、シングルならシングル用チェーンといった具合に適合するチェーン使用してください。取り付けにはチェーン切りという工具で長さ調整をして取り付けを行います。ちなみに、サイクルショップ203ではチェーン交換の工賃は1000円です。

また、自転車のチェーンは月に1回程度注油が必要です。注油をしないと円滑な駆動が行われずチェーン寿命が短くなってします。注油は無料です。

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紳士淑女の英国スタイルのクラブラン「ジェントルマンラン2017」

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例年なら桜も咲き暖かくなってきているシーズンですが、今年はなかなか気温が上がらず気持ちよく自転車に乗るにはまだ肌寒いと感じます。春といってもまだサイクリングシーズンとは言いにくいのですが、4月1日大阪市内で「ジェントルマン ラン」というクラブランがあると聞き、参加者の方にお話を伺ってきました。

gentlemanrun 2017

英国スタイルがドレスコードのこのグループサイクリングは、一昨年までおこなわれていた「ツイードラン」というクラブランの参加者の一部が中心となり開催され、老若男女40人程が各自の自転車で10kmほど大阪市内を走行します。参加証の代わりに「口ひげ」のシールが配られ、朝10時に靭公園をスタート。

「クラブランは4回目、面識はないけど見たことがある顔ぶれ」(30歳代 OL)

 

gentlmanrun osaka

コースは、靭公園→難波→通天閣→中之島→桜宮という勾配のほとんどない道を、軽食を挟んで会話ができるくらいの速度でゆっくり走行。

clubrun osaka

「特にアンティーク自転車が好き、ジェントルマンランは気軽な感じいい」(眼鏡店経営・男性)

筋金入りの自転車マニアもいれば、日ごろから乗り込んでいるロードバイクやミニベロで参加している人もいます。組織されたサイクリングクラブではなく、SNSや口コミで集まった4~5人のグループが4~5個集まった感じで、自転車に乗りながら親睦を深めていきます。残念ながら、桜はまだ咲いていませんでした。

cycleingclub

 


 

■ 英国発祥のグループサイクリング「クラブラン」

英国発祥のクラブランの歴史は長く1860年代にはロンドンを中心にいくつかのクラブが存在し、1888年に空気入りタイヤが発明されると娯楽として自転車が加速度的に普及し、各地に多くのクラブが組織されていきます。レース志向のクラブも存在しましたが、多くは社交的な集まりで、休日などに十数人が集まって会合を行ったり、クラブの歌を作って合唱したりしていました。

当時、自転車は時代の最先端をいく乗り物で、メンバーはおしゃれをして、小ラッパを持ったキャプテンを先頭にクラブ員が集団で走行してで小旅行やパレードなどして親睦を深めたそうです。

最盛期には英国の20人に1人が所属していたといわれているサイクリングクラブも1960年代にはすっかりその姿はなくなってしまったのですが、2005年ロンドン地下鉄テロ以降、英国でも自転車ブームが再び起こり、ツイードジャケットやニッカポッカなどで着飾ったツイードランとよばれるクラブランがロンドンやニューヨークなど世界各地で開催され注目をあびています。

 

tweed run

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アジア最大の自転車見本市「台北サイクルショー2017」 

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昨年に続き、アジア最大の国際自転車ショー〝台北サイクルショー”こと「TAIPEI CYCLE 2017」に行ってきました。台北サイクルショーは、ユーロバイク(8/30-9/2)とインターバイク(9/20-22)と並び、世界三大自転車ショーといわれています。

taipeicycle2017

2017年は3月22日(水)から3月25日(土)までの4日間、
会場は昨年と同じ、台北中心部から少し離れた「南港展覧会」というインテックス大阪のような大きな会場で開催されました。メインは4階、パーツメーカーは1階といったように分かれていて、会場周りや他のフロアでも多くの来場者がいて商談などがおこなわれていました。

blue cycle

近年の台湾の自転車産業の発展は目覚ましいものがあり、パソコンでいうところのシリコンバレーのような状況になっていて、中国や日本企業はもちろん、欧米からも多く企業が出展しています。

30th taipei cycle

格安航空(LCC)の就航で、台湾はより身近な存在となり、私も挨拶がてら初日の22日に日帰りで、各メーカーをまわってきました。

fuji 2017

シマノやジャイアント、フジなどの世界的なメーカーももちろん出展しているのですが、大半は名前も聞いたことのない小規模メーカーで「第二のジャイアント」を目指し新製品を投入してきます。

topeak taipei

会場でひときわ大きな人だかりができていたのは、大手パーツメーカーTOPEAK。このブログでも少し前に紹介したバイクパッキング用の新製品のローダーシリーズを中心に注目を集めていました。

taiwan girl

TIOGAはグラベルロード向けタイヤや新型スパーダーサドルを展示。
米国で人気のパーツメーカーですが、実は日本のメーカーです。
写真の女性は台湾人で、少し日本語を話すことができました。

felt 2017

FELTはロードバイクを展示。
会場内には電動自転車の展示も少し展示してある以外は、ほとんどはスポーツ自転車となっています。
「自転車=ママチャリ」というのは、日本独特の概念かもしれません。

dahon 2017

スピード性能をアピールするDAHONのブース

 

brakesho

おびただし数のブレーキシュー

 

ming cycle

オリタタミ自転車を持って歩くマスコット

 

axman 2017

TAIPEI CYCLE 2018」は10/31から11/3のようです。

taipei cycle 2018

3月末は日本では繁忙期になっていて時期的に出展や来場が難しいとの声も多く、欧米メーカーもインターバイクやユーロバイクにあわせて新商品を発表していてテクノロジーの進化が早い昨今は台北ショーに来る頃には型遅れになってしまってるという事態もありうるということなので、11月への移行することで欧米との時間差がなくなり、より最新の情報がえられるようになるのではないでしょうか。

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自由な自転車男女に変化と刺激を、サイクルイベント「CYCLE LETTERS」に行ってきました

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自由な自転車男女のためのサイクルイベント「サイクルレターズ」に行ってきました。

cycle letters

 

2015年にはじまり、今回で4回目となるこのイベントは、最新の自転車アイテムの紹介やトークイベント、ワークショップなどを交えて新しい自転車生活を提案していく手作り感のあるイベントで、中之島の「ライフクリエーションスペースOVE」で開催されました。入場は無料です。

ove

 

それほど広い会場ではないので会場は出展者だけでもごちゃごちゃしていました。

cycleletters 2017

 

自転車競技や自転車マニア向けではなく、普段着感覚でスポーツサイクルを楽しもうといった志向のイベントで、コーヒーや活版印刷など特に自転車には関係のなさそうなブースも出展されていました。

cycleletter spring

 

最新パーツも実際に手に取ってみることができます。

adept cycle

 

 

ADEPTのバイクパッキング向けフロントバッグ。初めて出展される商品ではないでしょうか。

adept cycleeletters

 

 

ハブダイナモライト標準装備のARAYAの新車種「SWALLOW PROMENADE」は5月発売予定

araya cycleletters

 

自転車ブームで最近このような小規模な自転車イベントが各地で開催されています。
「サイクルレターズ」は大阪で春と秋に開催されていていますが、開催会場や日程がはっきりと決まっている訳ではありません。気になる方はイベントのウエブサイトをチェックしてください。

ove nakanoshima

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