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梅田グランフロント内に「SHIMANO SQUARE」グランドオープン

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2月8日に大阪・梅田にオープンした「SHIMAO SQUARE」に行ってきました。

 

shimanosquare

梅田のうめきた再開発地区にあるグランフロントは南館は新たなショッピングゾーンとして盛り上がっているのはご存知だと思いますが、北館は「ナレッジキャピタル」というイノベーションを創出するための施設となっていて、ラボや交流施設などがあり関西の「知」の交差点となっています。

 

granfront

 

大阪大や関西大、近畿大など研究機関のほかにパナソニック、ソフトバンク、メルセデスベンツ、アシックスなど先端企業も多くテナントを設けています。そして2017年2月9日、新たに大阪・堺のシマノが「シマノ スクエア」というアーバンライフを提唱したPRカフェを新設しました。

 

shimano history

サイクリングやフィッシングといったスポーツをより多くの方に興味をもってもらうために施設は無料で解放されています。テナント内は広い空間で厳選された書籍や雑貨の販売もおこなわれています。

 

granfront shimano

自転車博物館やOVEなど他にもシマノが運営している施設は大阪にありますが、この施設は「企業」としてのシマノを強く打ちだしています。したがって、展示スペースには自転車とあわせて釣り具も展示され、同社創業からの社史や古い製品なども紹介されています。

 

shimano fishing

カフェスペースでは、都会の雑踏の中でひときわ落ち着いた雰囲気で、ゆっくりコーヒーやサンドイッチなどを食べながら休憩することができます。

shimao umeda

 

 

|| シマノ スクエア
住所:大阪市北区大深町3-1 グランフロント北館4階
運営:シマノ
アクセス:JR大阪・阪神線・阪急線・地下鉄御堂筋線梅田下車すぐ
営業:10:00-21:00 (月曜休業)

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自転車博物館 2016年特別展「ユニークな自転車展」に行ってきた

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堺市の自転車博物館に特別展「ユニークな自転車展」を見に行ってきました。前回の特別展「折りオタタミ自転車 創意工夫」も非常に興味深い展示でしたが、今回の特別展は、より一般訪問者の方にわかりやすい内容となっています。特別展以外の通常展示も200年前の自転車など250台がを所蔵していますので是非行ってみてください。特別展「ユニークな自転車展」は2017年3月20日までですのでお急ぎください。

uniquecycle

 

展示の自転車に実際に乗ることはできませんが、館内の撮影は誰でも自由に撮影できます。世界中から集められた独創的自転車に興味津々です。

 


 特別展ユニークな自転車展 展示の自転車

①木製自転車
1944 made in Italy
| 木製自転車
【メーカー】ビアンゾーネ トリノ
【製造国】イタリア
【製造年】1944年
【特徴】フレーム,ハンドル,シート棒,泥除けなど寄木で作成された日常で使用できる木製自転車

bike made of woods wood bike
woodcycle wood bicycle

 

 

 

 

②全天候型自転車
all wether cycle
| 全天候型自転車
【メーカー】シロウマサイエンス
【製造】日本 富山
【製造年】2003年
【特徴】雨や雪など悪天候でも乗車できる電動アシスト自転車。ソーラーパネルで充電が可能。当時の販売価格は80万円。
all weather bike all weather type bike

all weather type cycle all weather  cycle

 

 

 

③サイドバイサイド
sidebyside cycle
| サイド・バイ・サイド
【メーカー】不明
【製造】アメリカ
【製造年】1975年
【特徴】左右に4つのペダルが装備された2人乗り自転車。乗り出しにバランスをとるのが難しい。

sidebyside bicycle  sidebyside cycle

 

 

 

 

 

④リカンベント
staingercycle
| リカンベント
【メーカー】エアバイク シュタイガー
【製造】アメリカ
【製造年】2010年
【特徴】横たわって乗るリカンベント車は空気抵抗が少なくスピードがでるが登坂に弱い。エアバイクのシュタイガーは中でも珍しい前輪駆動タイプ。
recumbent  recumbent cycle

 

 

 

 

 

⑤足踏み式駆動自転車ashibumishiki
| 脚踏み式駆動自転車
【メーカー】アレナックス
【製造】アメリカ/台湾
【製造年】2009年
【特徴】クランクを回すのではなく上下に動かし駆動するタイプの自転車。人間の本来の動きに近いことから古くから研究されている。
alnax cycle  alenax bicycle

 

 

 

 

⑥オートバイ型デザイン クルーザー自転車
harleydavidson
| オートバイ型デザイン クルーザー自転車
【メーカー】ハーレーダビッドソン
【製造】アメリカ/台湾
【製造年】1996年
【特徴】ハーレー社の95周年記念モデルとしてGT社が1000台限定で生産。

harleydavidsoncycle harleydavidsonbicycle

 

 

 

 

⑦環境テーマ自転車
eco cycle
| 環境テーマ自転車
【メーカー】リセハ
【製造】ベトナム
【製造年】1995年
【特徴】竹や籐などベトナムに自生する自然素材で製作した自転車。
ecobike ecobicycle
ecology bicycle ecology bicycle vetnam

 

 

 

 

⑧バイシクルトライアル競技自転車
monty bmx
| バイシクルトライアル競技用自転車
【メーカー】モンティ
【製造】スペイン
【製造年】2013年
【特徴】1970年代にスペインで生まれた人工の障害物を走破する自転車トライアル競技用。競技の邪魔にならないようにフリーホイール機構がクランク側に付いている。
monty trial monty bmx

 

 

 

 

⑨コンフォート自転車
giant revive
| コンフォート自転車
【メーカー】ジャイアント
【製造】台湾
【製造年】2005年
【特徴】リカンベントより少し起き上がった姿勢で乗車ができる。
giant comfortcycle  giant comfortbike

 


次回の特別展はイタリアの自転車の特別展を予定、
2018年7月には、同施設は現在の2.3倍の延べ床面積3200平方メートルの新施設を移転開館予定で、より多くの人が利用できるようになるそうです。

 

 

 

|| 自転車博物館 サイクルセンター
bikemuse001
住所:大阪府堺市堺区大仙中町165-6 大仙公園内
運営:財団法人 シマノサイクル開発センター
アクセス:JR百舌鳥駅 徒歩10分
営業:10:00-16:30 (月曜閉館)
料金:一般 200円 (団体・学生・障がい者・高齢者割引有)

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シマノ新型SORA搭載の 自転車まとめ【2017年版】

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(前回のつづき)
■ 前回の投稿はシマノ新型「SORA」搭載のロードバイクでしたが、今回はロードバイク以外のスポーツサイクルクロスバイク・ミニベロ・シクロクロス版です。

 

ロードバイク版:シマノ 新型SORA搭載のロードバイクまとめ

 

シマノから発売されている9速メカはSORA以外にACERAとALIVIOというグループもありますが、これはマウンテンバイクやトレッキング車などに採用されるワイドレシオタイプですので基本的に互換性はないとお考え下さい。クロスバイクやシクロクロスはワイドレシオを採用している自転車も結構あるのですが、前回に続いてSORAを採用している車種を選んでみました。
shimano RD-R3000 ←リアメカ SORA「RD-R3000」

 

2017モデルはGIOSが積極的にSORAを採用していて、豊富な選択肢があるようです。しかしながら、ハブやクランク、ブレーキまですべてSORAというモデルはないようです。ちなみに1ランク下の「Claris」は8速ギア、1ランク上のTiagraは10速用ロードメカとなり、(リアの)変速の数が多い方が高級品となります。

 

 

■shimanoのロードコンポーネントのグレード
[高] DURA ACE > ULTEGRA > 105 > Tiagra > SORA > Claris >Tourney [低]

 

 


 

 

 

| シマノ 新型SORA搭載モデル 2017

 

<クロスバイク編>
araya_tjs_ppl

【メーカー】ARAYA
【商品名】TJS つばめ自転車
【本体価格】¥65,000
【重量】10.2kg
【カラー】ディープパープル/ベージュ
【特徴】クロモリ製フレームに650cタイヤを装備。前ギアはsugino製44T。

 

 

 

tokyobike sport9s
【メーカー】tokyobike
【商品名】sport 9s
【本体価格】¥68,000
【重量】10.5kg
【カラー】マットモカブラウン/マットブラック/マットオフホワイト
【特徴】シンプルなクロモリ製フレームに650cタイヤを装備。

 

 

louisgarneau rsr3

【メーカー】louis garneau
【商品名】rsr 3
【本体価格】¥88,000
【重量】9.6kg
【カラー】レッド/ホワイト/ブラック
【特徴】アルミフレーム+カーボンフォーク。駆動系にSORAをフルスペック採用。

 

 

gios cantare

【メーカー】gios
【商品名】cantare
【本体価格】¥88,000
【重量】9.5kg
【カラー】ブルー/ホワイト/ブラック
【特徴】アルミフレーム+カーボンフォーク。シマノWH-R501車輪に駆動系にSORAをフルスペック採用。

 


 

<ミニベロ編>
giant idiom1

【メーカー】giant
【商品名】idiom 1
【本体価格】¥72,000
【重量】9.7kg
【カラー】ブラック/マットネオンオレンジ
【特徴】ハンドルが折りたたむ20インチのアルミ車。

 

 

gios feluca

【メーカー】gios
【商品名】feluca
【本体価格】¥89,800
【重量】10.5kg
【カラー】ブルー/ホワイト/ブラック
【特徴】ドロップハンドル採用の20インチクロモリ製ミニベロ。

 

 

 

giant mr4f

【メーカー】giant
【商品名】mr4 f
【本体価格】¥120,000
【重量】9.8kg
【カラー】マットブラック
【特徴】リアサスペンション付、24インチアルミ製フォールディングバイク。

 


 

<シクロクロス編>
gios puredrop

【メーカー】gios
【商品名】pure drop
【本体価格】¥98,000
【重量】11.0kg
【カラー】ブルー/ブラック
【特徴】アルミ製シクロクロス。700x35cタイヤにカンチブレーキ採用。

gios viaggio

【メーカー】gios
【商品名】viaggio
【本体価格】¥98,000
【重量】11.0kg
【カラー】ブルー/ホワイト
【特徴】pure dropのクロモリ製フレームバージョン。

 

 

gios mito

【メーカー】gios
【商品名】mito
【本体価格】¥115,000
【重量】11.9kg
【カラー】ブルー/パープル/グリーン
【特徴】viaggioのディスクブレーキバージョン。

 

 

fuji feathercx

【メーカー】FUJI
【商品名】feather cx+
【本体価格】¥105,000
【重量】11.0kg
【カラー】ブラック/ブルー
【特徴】仕様としてはgios「mito」ににているが前ギアがトリプルではなくダブル。

 

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シマノ 新型SORA搭載のロードバイクまとめ【2017年版】

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2016年にモデルチェンジしたシマノの9速用ロードコンポネント「SORA R3000」を搭載した新車種が各メーカーでそろってきました。入門者向けの機材ながら進化をとげ15年程前の最上位クラス並みの高いテクノロジーを低コストで実現しています。どうせ買うなら新商品、新機材。まして2017モデルは為替の影響でお求めやすくなっています。

レース用ではない入門者向けロードバイクのためミックスされたコンポが多く、とりあえずリアメカ「RD-R3000」搭載のロードバイクを7台選んでみました。フレームはアルミかクロモリ製、アルミ製なら車重はおよそ9.4kgになってくるみたいです。

 

■shimanoのロードコンポーネントのグレード
[高] DURA ACE > ULTEGRA > 105 > Tiagra > SORA > Claris >Tourney [低]

 

 

 

シマノ 新型SORA搭載のロードバイク 2017

 

 

giant contend1

【メーカー】GIANT
【商品名】CONTEND 1
【本体価格】¥95,000
【重量】9.4kg(465mm)
【カラー】ブラック/ネオンレッド
【特徴】前年モデル「DEFY」と「TCR」を融合させたモデル。ハイドロフォーミングアルミフレーム&カーボンフォークなど他社製品と比べて頭一つ抜けでた存在。ブレーキはテクトロ、カセットはSRAM、チェーンはKMC、ハブはフォーミュラ社製。

 

 

raleigh carlton

【メーカー】RALEIGH
【商品名】CRA Carlton-A
【本体価格】¥98,000
【重量】10.8kg
【カラー】ビンテージレッド/バーンブラック
【特徴】ギアガード付き50/34Tの5アームタイプのクランクセットはじめSORAをフル装備したクロモリバイク。補助ブレーキレバー付。

 

 

 

fujibike balladΩ

【メーカー】FUJI
【商品名】ballad Ω
【本体価格】¥105,000
【重量】9.8kg
【カラー】マットブラック
【特徴】スギノ製クランクセット採用のクロモリバイク。黒1色展開だが全6サイズとサイズが豊富。

 

 

 

felt f95

【メーカー】FELT
【商品名】F95
【本体価格】¥99,800
【重量】9.31kg
【カラー】マットブラック/マットホワイト/マットレッド
【特徴】GIANT「CONTEND1」同様にハイドロフォーミングアルミフレーム&カーボン採用。カセットと前ハブがシマノ製ではない。

 

 

louisgarneau cen

【メーカー】LOUIS GARNEAU
【商品名】CEN
【本体価格】¥105,000
【重量】9.4kg(460mm)
【カラー】マットブラック/マットホワイト
【特徴】フレーム内装ワイヤーのアルミフレーム&カーボンフォーク。ハブとチェーンがシマノではない。

 

 

gios leggenda

【メーカー】GIOS
【商品名】LEGGENDA
【本体価格】¥108,000
【重量】9.4kg
【カラー】シルバー/ブルー
【特徴】フルSORAスペックにシマノWH-R501ホイール装備のカーボンフォークのアルミ車。新SORAを重視するなら2017モデルの本命。

 

 

gios furbo

【メーカー】GIOS
【商品名】FURBO
【本体価格】¥108,000
【重量】9.9kg
【カラー】ブルー
【特徴】LEGGENDAのクロモリフレーム版。ブレーキはテクトロ社製。カーボンフォーク採用。

 

 


 

▷ シマノ新型「SORA」採用のクロスバイク・ミニベロ・シクロクロス版 まとめ

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2017年は自転車誕生200周年、カール・ドライスの「ドライジーネ」とは

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あけましておめでとうございます。
2017年は自転車が誕生してちょうど200年となる記念すべき年です。

諸説ありますが、自転車は1817年ドイツのカール・ドライス男爵によって発明されました。
自転車といってもペダルもギアもない地面をただ足で蹴って進むの木製の二輪車でしたが、この乗り物は現在の自転車へと進化をとげます。

karlvondrise

車輪が誕生して5000年以上、エジプト文明にもギリシャ文明にもローマ時代にも自転車は登場しません。
その間、車輪が横に2つ並んだ馬車やリアカーは発明されますが、なかなか車輪が縦に2つ並びませんでした。欧州で四輪の蒸気自動車が発明されても、まだ自転車は誕生しません。
1815年インドネシアのタンボラ火山が噴火し、翌年まで世界的な異常低温気候が続き大量の馬が屠殺されてしまいます。そこでドライスは馬に似せた車輪付きの乗り物「ドライジーネ」を考案したのです。

ドライジーネの登場と同時代にフランスやソ連で同様の二輪車が発明さていたという説はあり、日本でも1970年頃まではフランスの「セレリフェール」という二輪車が自転車の始祖であるという説が有力でした。しかし、それらは後の研究で反証されたり、存在の立証がでかなかったり自転車の正史としては認められるものではありませんでした。

自転車史に金字塔を打ち立てた「ドライジーネ」

ドライジーネが他の二輪車の起源説と違う点が2つあります。

①特許申請証が現存している

ドライスはまずドイツ・バーデンで「馬のいらない四輪馬車」の特許を申請します。しかし、これは画期的なものとは考えられず却下されてしまいます。そこでドライスは二本足で地面を蹴って走る「ドライジーネ」を考案します。そして、その実用性を証明するために、1817年7月に駅馬車と50kmレースを行い、見事に勝利します。駅馬車の4分の1の所要時間の4時間で走破したことが記録されていて、これが二輪車が初めて歴史に登場した記録とされています。1817年末にはバーデンとパリの登記所にて「ドライジーネ」の特許は受理され、1818年1月22日ドライスはバーデンにて10年にわたる商業権を認めらます。

②後の自転車の発展に影響を与え、歴史が連続している

ドライスは特許申請の翌年の1818年にドイツ国内だけでなくパリに出向き公園にて「ドライジーネ」の試乗会を開催します。試乗会は3000人もの大観衆を集め、新聞や戯画などで人々の間で話題となり、ドライスの風刺劇まで公演されました。そして、ドーバー海峡をこえ、英国人のジョンソンが鉄製フレームのホビーホースを模造し二輪車は急速に広がりをみせていきます。

この時代はまだゴムタイヤも発明されていなければ、「bicyle」や「自転車」という言葉も存在していません。日本に伝来するのは半世紀以上後の明治期になってからとされていますので、自転車の歴史はまだまだ始まったばかりなのです。

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