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2023年11月26日、国内最大級のビンテージ自転車やパーツの蚤の市「シクロジャンブル」にいってきました。

 

シクロジャンブルは大阪北部・豊中市の服部緑地公園で開催される中古自転車と部品のフリーマーケットです。西日本最大規模で1999年から毎年春と秋に実施され、関西の自転車マニアの間では恒例の行事として定着しています。これまで、イベントは園内の「古民家集落広場」で開催されていましたが、今回から少し西側の「集いの広場」に会場を変えて行われました。地下鉄御堂筋線で「千里中央」行に乗り、そのまま北大阪急行「緑地公園」で下車、会場は園内を15分程歩いた陸上競技場の南側です。

 

 

朝9時スタートとなっていますが、8時半にはすでに大勢の人で賑わっていました。出店は誰でも可能でコレクターから業者など約50ブース、自転車部品の出店が多く、不用品から骨とう品まで様々な品々が交換取引されています。車体の出品は盗品売買の怖れから制約があり、メインはロードバイク・マウンテンバイク・ランドナー・ミニベロ・クロスバイク等の部品で新古品や年代不明のジャンク品などが活発に取引されています。

 

 

「インターネットやSNSの普及でこのようなイベントは消滅するかと思ったが、逆だった」

主催者の方に話を伺うと最初は出展者と客数が同じくらいの小規模な集いだったそうですが、最近はtwitter(現 X)やインスタなどで拡散され、東京や名古屋など遠方からも来場が増えているそうです。特に今年は前日にシマノ自転車博物館でイベントがあり、泊まりがけで参加している人もいたようです。

 

 

 

商品は一応、値札のような数字の書いたモノが張ってあるありますが、気になれば出展者の方に交渉してみるといいと思います。出品者は金儲けで来ている訳ではないので、譲ってもらえるかもしれません。特に昼頃になると持ち帰るのも荷物になるので、無料でもらえたり、おまけをしてくれたりします。出品側はプロではないので、手さげ袋・小銭・メジャー・ノギスなど工具は持参した方がいいかもしれません。

 

 

私は開店作業があるので、10時には現地を後にしましたが、天気も良くてこれまでで最高の集客だったように思います。このイベントは趣味人だけでなく周辺コミュニティの活性化の一役を担い、地域のブランディングに間違いなく貢献し、自然発生的な参加型イベントのロールモデルとして今後も継続してもらいたいと思います。今回、実行委員の方に話を伺い、イベント実施にあたって様々な苦労があることを話していただきました。大変な役割でただただ感銘するばかりですが、今後も滞りない運営をお願いいたします。