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CATEGORY: 小ネタ

うめきたを激走!自転車の運動会「BIKELORE」大阪初開催

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関東を中心に開催されていた「バイクロア」というイベントが大阪で初めて開催されるということで行ってきました。

bikelore

大人も子供も、誰もが参加できる自転車の運動会+文化祭といったテイストのイベントで、今回は「アーバン バイクロア大阪」というイベント名で開催され、初の都市型イベントとなったようです。
3月30・31日の2日間、工事中の大阪・梅田の北ヤードに自転車レースコースが特設され、人ごみのなか突如あらわれた開放的な自転車空間に多くの人が魅了されていました。

urbanbikelore osaka

周回コースで行われるシクロクロスのレースを中心に、自転車にまつわる各種展示や催しが目白押しで都会の真ん中でアウトドアが楽しめます。

soma 2019

私は2日目の31日(日)に行きました。
前日に降っていた雨は上がりましたが、気温は11℃で強風が吹きこの時期にしては少し肌寒く感じました。

knog 2019
コーヒーやクラフトビールなどの飲食も出店され、自転車グッズも販売ていました。
入場料やレース観戦は無料です。

 

fuji t-shirt

自転車レースは1周500mの周回コースで各クラスに分かれて行われます。
シクロクロスというオフロードも走行できるロードバイク型の競技自転車を使用し、柵や階段などの障害物が設けられたコースで成績を競う自転車競技です。

cx race

五輪種目ではありませんが人気があり、このようなイベントが各地で開催されているだけでなく、世界選手権も毎冬開催されています。

cyclocross race

この競技の特徴は、階段や路面の悪い箇所では自転車を下車し担いでレースを続けなければならない点です。今回のコースの最大の難所はキャリアカーを2台連結したブリッジで、強風のなか狭い走路を駆け上がらなければなりません。

bikelore umeda

cyclerace umada

レースはエントリー制で2000~4000円参加費がかかり、ヘルメット着用などルールがあります。入賞者には賞品が贈られていました。

umada bikerace

会場に使用された場所は次の日から、工事が再開され2023年ころには新駅ができ、多くの人でにぎわう場所になる予定です。

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春休みはサイクリングマップをもって、サイクリングにいこう!

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自転車と地域観光を組み合わせた「サイクルツーリズム」が非常に経済効果が高く、注目されているということは本ブログでも何度か取り上げていますが、この数年、サイクリングマップを作成し無料で配布している自治体や団体が増えてきているように思います。

cyclingmap

サイクルショップ203は15年目になりますが、2017年あたりからこのような配布用サイクリングマップが市区町村や団体から送付されて来るようになり、今では毎月のように送られてきます。スマホやGoogleマップのなかった時代にこそ、こういう地図は欲しかったんですが、以前は全くこのような現象はなく、送られてくるチラシはたいてい自転車イベント系だったと記憶しています。

 

cyclemap

地図は両面カラーの小さくたためる1枚モノが多い傾向がありますが、小冊子になっているモノもあります。アクセス方法やオススメのサイクリングコース、神社・仏閣などの観光地や景勝地の情報などが分かりやすく紹介されて、マップに従って走行すればサイクリングを楽しめるようになっています。

 

wakayama cycling

 

こういったモノも研究するとおもしろそうなので、個人的にサイクリングマップは新旧に関わらず収集しています。遠方のモノ、外国のモノ、古いモノで不要なサイクリングマップがありましたらご提供お願いします。

送付されてきた地図も1部は保管用としています。

 

– – – –

<現在無料配布できるサイクリングマップ>

入口わきに置いていますのでご自由にお持ち帰りください。

 

淡路島 (兵庫県) サイクリングマップ 在庫あり

いなべ (三重県) サイクルマップ 在庫あり

守山 (滋賀県) START&GOAL BIWACHI  在庫少なめ

奥河内 (大阪府) 奥河内サイクリング 2 在庫あり

和歌山(和歌山県)WAKAYAMA CYCLING 在庫あり

石鎚山 (四国) 天空RIDE 在庫あり

西条 (愛媛県) いしづち山麓SWEETライド 在庫あり

大山 (鳥取県) 美水の郷サイクルマップ  在庫少なめ

小豆島 (香川県) 小豆島一周 サイクリングマップ 在庫あり

 

– – – –

 

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注目される沖美穂さんの論文、「股ズレ」の原因のひとつはサドル

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Yahoo!ニュースで元自転車競技選手の沖美穂さんの研究がトップ記事になっていました。

 

沖さんは女子ロードレースの選手第一人者で、三大会連続で五輪に出場、記事によると現在は伊豆の競輪学校で指導員として勤務する傍ら、順天堂大学大学院で自転車に関する研究をしているそうです。研究のテーマはなんと「股ズレ」。自身の経験を活かし、女性選手の深刻な実態を調査・研究し、修士論文にまとめたそうです。

 

「股ズレ」は股の内側などに生じる皮膚や粘膜の異常や障害で、レーサーパンツと呼ばれる専用ウエアや自転車のサドルとの摩擦などで起きる。腫れて痛みが出たり、ひどい時には陰部がただれたりする。選手が相談をためらうこともあり医師にもあまり知られておらず、国内では本格的な研究もされてこなかった。
(毎日新聞 3月5日)

 

スピードスケートから22歳で自転車競技に転向した沖さんは「股ズレ」に悩み婦人科を受診、男性医師から「こんなの見たことない」と驚かれショックを受けたそうです。論文ではガールズケイリンの選手100人を対象にアンケートを実施し、8割が「股ズレ」の悩みを抱えており、うち49人が再発を重ねるなど今まで明らかにされてこなかった実情を報告。背景には男性指導者への講習や選手教育の不足、そしてサドルにも問題があり障害を軽減する製品の開発をすべきだと提言されています。

医者にかかる程の「股ズレ」はないにしても、一般のサイクリストにも同じような悩みを抱えてる女性もいるのではないでしょうか。新製品の開発といっても、国内の自転車サドルの製造は加島サドル製作所の1社のみ。日本には高い技術力と研究開発力をもった企業が多くありますが新規参入企業は全くありません。私見ですが、この「股ズレ」問題は日本人の研究力と最先端の技術力を集結すれば解決できる問題だと思います。加島社がいくらものづくりに長けていても1社でできることは限られています。

論文はまだ一般には公開されていませんが、自転車業界に一石を投じる研究であり、これをきっかけに多くの企業が製品研究・製造に参入し、日本から世界を驚かせる製品が誕生して欲しいと思います。

 

誤解がないように付け加えますと、論文の出ているような「股ズレ」は食事も自転車の上でとるような1日数時間・十数日も続けてレーシングタイプの自転車に乗り続ける選手を対象にした調査です。一般のサイクリストは、サドル交換やポジション調整で改善しますので、ぜひご相談ください。

 

参考までに、女性向けサドルを紹介しておきます。

 

 

 これで股ズレ改善!女性向けサドル 5選

 

 

ergon saddle
【メーカー】ERGON
【商品名】SR Sport Gel (バーテープ付)
【本体価格】¥11,000+税
【特徴】サドル前方に圧力がかかりやすい女性の骨盤にあわせた設計

 

 

 

liv contact saddle
【メーカー】Liv
【商品名】CONTACT SL FORWARRD
【本体価格】¥10,000+税
【特徴】高反発・高弾性の自由に流動する粒子で圧力を分散

 

 

 

 

 

 

adept motive W
【メーカー】ADEPT
【商品名】MOTIVE W
【本体価格】¥4,800+税
【特徴】ショートノーズで着座位置が決まりやすくペダリングしやすい

 

 

 

 

dixna saddle
【メーカー】ディズナ
【商品名】アキレス レディース
【本体価格】¥3,800+税
【特徴】サドル中心部への圧迫を避けた女性専用設計

 

 

 

 

tioga undercover
【メーカー】TIOGA
【商品名】UNDERCOVER Hers
【本体価格】¥8,500+税
【特徴】衝撃が加わりやすい部分のパッドは厚めに設計

 

 

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乗って楽しい!ミニベロロード 7選 【2019年版】

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小径車輪なのにロードバイクのようにドロップハンドルが装備されたミニベロを最近「ミニベロロード」と呼ぶそうです。20インチの451(20×1-1/8)規格の車輪径が主戦場となっていて、各メーカーから色々なタイプが発売されています。

実用的で乗って楽しい「ミニベロロード」を7台ご紹介いたします。
店頭にはあまり展示していないのですが、メーカー在庫があれば数日でご用意できますので、ご参考ください。

 

 

| ドロップハンドルの小径車「ミニベロロード」7選

 

① fuji   helion rfuji herion

【メーカー】fuji
【商品名】helion r
【本体価格】¥89,000
【フレーム】クロモリ
【重量】10.2kg
【サイズ】S,M,L
【カラー】マットブラック,シルバー,ミント
【変速】16(2×8)速
【タイヤ】20×1-1/8[451]
【ブレーキ】ロードタイプ

<製品の特長>
自転車の理想形、クロモリ製ホリゾンタル型フレームを採用したお手本のようなミニベロロード。シマノClaris 2×8速は、最低限のロード性能を備えたトランスミッション。

 

 

 

 

② louis garneau   easel advanced 1lgs easel-advanced1

【メーカー】louis garneau
【商品名】easel advanced 1
【本体価格】¥85,000
【フレーム】クロモリ
【重量】10.7kg
【サイズ】S,M,L
【カラー】ゴールド,ホワイト
【変速】16(2×8)速
【タイヤ】20×1-1/8[451]
【ブレーキ】カンチ

<製品の特長>
カンチブレーキに泥ロケを装備したツーリングテイストのミニベロロード。コスパも高く、日常使用にもオススメ。

 

 

 

 

 ③ gios   felucagios feluca

【メーカー】gios
【商品名】feluca
【本体価格】¥85,000
【フレーム】クロモリ
【重量】10.7kg
【サイズ】S,M
【カラー】ブラック,ホワイト,ブルー
【変速】16(2×8)速
【タイヤ】20×1-1/8[451]
【ブレーキ】ロードタイプ

<製品の特長>
王道スタイルのクロモリホリゾンタルのミニベロロード。GIOSは同車以外にも「panto」「antico」などスポーツ小径のラインナップが豊富。

 

 

 

 

 ④ giant  idiom 0giant idiom0

【メーカー】giant
【商品名】idiom 0
【本体価格】¥135,000
【フレーム】アルミ
【重量】9.0kg
【対象身長】155-180cm
【カラー】マットブラック
【変速】20(2×10)速
【タイヤ】20×1-1/8[451]
【ブレーキ】ロードタイプ

<製品の特長>
同社のロードバイクにも採用されている上級グレードのアルミフレームにカーボン製フォークを採用。ミニベロながらロード並みの高速走行が体感できるハイグレードモデル。

 

 

 

⑤ tern  surgetern surge

【メーカー】tern
【商品名】surge
【本体価格】¥92,000
【フレーム】アルミ
【重量】10.0kg
【サイズ】S,M
【カラー】マットブラック,ミッドナイト
【変速】16(2×8)速
【タイヤ】20×1-1/8[451]
【ブレーキ】ロードタイプ

<製品の特長>
エアロシェイプされたアルミフレームが都会的な印象のミニベロロード。フレームに穴がありワイヤーが内装されよりシンプルになっている。

 

 

 

⑥ bruno  venturabruno ventura

【メーカー】bruno
【商品名】ventura
【本体価格】¥126,000
【フレーム】クロモリ
【重量】9.9kg
【対象身長】155-180cm
【カラー】マットブラック,マットモス
【変速】16(2×8)速
【タイヤ】20×1-1/8[451]
【ブレーキ】カンチ

<製品の特長>
フレームにコロンバス社製のパイプを使用。弓なりにしなったシートステイや3本構成のトップチューブ、パウダーコーティング塗装などフレームにとことんこだわっている。BROOKSサドルやシフトレバーがWレバー式など個性がでている。

 

 

⑦ raleigh   RSC Carltonraleigh RSC

 

【メーカー】raleigh
【商品名】RSC Carlton
【本体価格】¥162,000
【フレーム】クロモリ
【重量】9.7kg
【サイズ】S,M
【カラー】キャニオンレッド,スチールグレー
【変速】22(2×11)速
【タイヤ】20×1-1/8[451]
【ブレーキ】ロードタイプ

<製品の特長>
レイノルズ社製フレームパイプにカーボンフォーク採用。シマノ最新メカ2×11速ドライブの最高峰のミニベロロード。

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私が選ぶ、ベスト自転車本 【2018年】

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本ブログでも今まで数冊自転車関連の書籍を紹介してきましたが、これから私が個人的に読んで面白かった推薦書を毎年一冊、ベスト自転車本として紹介していきたいと思います。

仕事がら自転車関連の書籍は読むことが多く、雑誌や論文、小説を含めて年間数十冊読んでいることになります。カタログ類も本とみなすなら100冊は超えていることでしょう。全部の本、全部の記事を事細かに暗記するように読んでいる訳ではありませんが、発行書籍に目を通し日々変化する自転車のあり方を考察し店舗運営に反映することは非常に重要だと考えています。

2018年最も印象に残った1冊

あくまで個人的な意見で、個人的なベストです。売り上げランキングではありません、まして文学的価値などは評価する能力をもちあわせていません。おもしろかった、読んでよかった、その年らしい新しい一冊。この辺りを判断材料に前年読んだ中から一冊選んでいきたいと思います。

 

私が選ぶ、ベスト自転車本 2018
一青妙 著「環島 ぐるっと台湾一周の旅」

kantou hitototae
「環島」ぐるっと台湾一周の旅
著者  一青 妙(ひとと たえ)
東洋経済新報社発行

– –

著者はミュージシャン一青窈さんの姉で、女優・歯科医の一青妙さん。
一青さんは台湾人の父と日本人の母との間に生まれ幼少期を台湾で過ごし、エッセイストとしても活躍されていて、台湾関連の著書も数冊出版されています。

2017年末に出版された「環島 ぐるっと台湾一周の旅」は、著者が2016年に8泊9日かけて自転車で台湾を一周した環島体験を中心に台湾の歴史や文化などを紹介する日本で初めての「環島」(ホアンダオ)をテーマに書かれた本です。

 

 台湾を自転車で一周する「環島」

台湾では2007年に聴覚障害者の青年が自転車で島を一周するドキュメンタリー風の台湾映画「練習曲」が上映され、国内で「環島」という言葉が注目をあびるようになります。

そして映画を見た当時73歳のGIANT創業者である劉金標が映画の主人公のように台湾を環島し、その様子がテレビや新聞で大々的報道されると、環島は一気に盛り上がり以降は成人を迎える若者の「儀式」となるほど浸透しているようです。

スペイン・オランダ・清朝に支配され、1895年の日清戦争後の下関条約で日本に割譲された歴史を持つ台湾。民主化が進むにつれ「台湾人である」という感情が高まる台湾社会。

著者は旅を終え同じ場所に再び立ったとき、旅の中で自分の何かが触発され見える景色が変わったといっています。

同著は9日間の旅行記や各観光地、グルメの紹介を中心に、簡単な自転車旅行の装備や現地エピソードが分かりやすく綴られていて、手引書とし手順に従えば、サイクリングの経験が浅い人でもツアーに参加できるように構成されています。また、鉄道やバスを利用した環島や日本の四国、佐渡、屋久島一周など発展的な提案もなされていて、単なる体験記の枠を超え非常に参考になる内容となっていました。

私は仕事で数回台湾を訪れたことはあり、現地の知人も多くいて、それなりに詳しいつもりでしたが、台湾のまた違った魅力が紹介されていて自分が知っている台湾など極々一部にすぎないのだと感じました。一青妙さんについても、歌手・一青窈さんの姉という程度しか知りませんでしたが、意外と活動的に自転車のイベントに参加されているようで今後も注目です。

 


 

 

■ あわせて読みたい書籍

 

 

taiwan cycling
「美麗島・台湾 自転車紀行」神谷昌秀 (ブイツーソリューション 2018)

 

korea cycle
「韓国 反日街道をゆく」前川仁之 (小学館 2016)

 

giant book
「銀輪の巨人」野島剛 (東洋経済 2012)

 

bikepacking taiwan
「バイクパッキングBOOK」北澤 肯 (山と渓谷社 2017)

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