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人間工学を追及したクッション性抜群のグリップ ERGON GE1

マウンテンバイクの世界王者も使用しているグリップメーカーERGONから、人間工学を追及し高いグリップ力と疲労軽減の両立した「GE1」グリップに鮮烈なピンク色が登場しました。

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乗車時に前傾姿勢になっているスポーツ自転車で、手首や手のひらに疲労を感じたり、ポジションが決まらない方は一度試してみてください。グリップを変えるだけで、前傾姿勢も苦にならなくなる場合があります。実際に使用したことがあるのですが、ERGONのグリップは一般的な円筒形のグリップとは使用感が全く違います。

握りやすさの秘訣は下図の二重構造にあります。

GE1

①手の回転に逆らうように配置された素材によりグリップ力が向上。
②親指への圧力を分散する形状。
③グリップコアのへこみにより手のひらのあたる部分のクッション性を確保。
④グリップコアにカットを設け、小指側によ優れたクッション性を確保。

 

長さは134mmで重量はペアで120g、カラーは5色です。
女性や手の小さい方向けのスリムタイプも製造しています。
本来はマウンテンバイクの長距離レース用に開発されたグリップですが、街乗り用にもいかがでしょうか。

自転車のグリップは製造のしやすさやコストが優先され、ERGONのように本当に使いやすさを追及しているメーカーは実に少ないという悲しい現状です。

 

 

新家工業と新家熊吉の軌轍

日本で唯一自転車のリムを生産している会社があります。

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新家工業。

大阪・南船場に本社があるこの東証一部上場企業の起源をたどると、100年以上前の北陸・加賀の山中温泉にたどりつきます。

大阪からサンダーバードで2時間。石川県の南西部福井県に接する加賀市。特急停車駅の加賀温泉駅からバスに乗り百万石の田園風景を20分程走ると、モヤかかった山に挟まれた渓谷に沿うよう形成された温泉街「山中温泉」につきます。温泉街の入れ口付近になると電柱広告に「アラヤパイプ」「アラヤリム」と交互に現れ、しばらくするとリムを生産する山中工場が見えてきます。

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新家工業は戦後の混乱からいち早く再建するため創業者の出身地でもある石川県に山中工場を操業させます。精密な技術が必要な自転車パーツの製造に山中漆器、九谷焼などの伝統工芸で培われた職人技がいかされました。

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1946(昭和21)年に完成車の生産を始めると、敗戦で焦土化し交通手段が乏しかった時代に移動目的で自転車が売れ「2台に勝る1台」といわれ高く評価されました。1982(昭和57)年には日本で初めてオフロード用自転車マウンテンバイクの量産に成功し世界にその名を知らしめることになります。

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近代化した工場に労働者が集まり加賀の地場産業として成長。大同工業や新家銀行(現在の北陸銀行)の礎を築いた創業者の長男の新家熊吉は初代加賀市長に選出され現在でも地元の名士として崇められています。

 

自転車の歴史がまるわかり!自転車博物館にいってみた。

世界最大の自転車部品メーカーシマノ。本社は大阪の堺にあり、日本の製造業の肝「産業の米」ともいわれるベアリングやギアなどの製造で有名な会社です。自転車の車体を生産しないことから「輪界のインテル」といった紹介されることもよくあります。そのシマノが篤志で運営している自転車博物館 サイクルセンターに行ってきました。

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JR「百舌鳥」から歩くこと10分、仁徳天皇陵のすぐそば大仙公園内に3階だての博物館があります。1992年開業のようですが2007年にリニューアルしているようで館内は非常にきれいです。

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建物の2階が入口となっており、入館すると私以外に見学者は一人もいないようでした。係員の方が「館内は撮影が自由にできますのでどうぞ」と丁寧に案内してくれました。

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広くはありませんが、年代物の古い自転車や世界各地から収集した珍しい自転車250台がところせましと展示されています。

 

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1階が所蔵フロア(↑写真)。
2階が歴史フロア。
3階が自転車文化フロアとなっているようです。

 

 

 

|| 自転車博物館 サイクルセンター

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住所:大阪府堺市堺区大仙中町165-6 大仙公園内
運営:財団法人 シマノサイクル開発センター
アクセス:JR百舌鳥駅 徒歩10分
営業:10:00-16:30 (月曜閉館)
料金:一般 200円 (団体・学生・障がい者・高齢者割引有)

 

 

 

USB充電ライトの王者 knogのBlinderシリーズの重量を比べてみた

自転車用USB充電ライトで圧倒的な地位を築いているknogの「Blinder(ブラインダー)」シリーズ。今回は数種類ある同社のライトのうち4種6個の重量を独自に測定し比較してみました。自転車マニアにとって重量というのはわずか数十グラムでも非常に重要な要素なのです。

【測量結果】

①Blinder 4 フロント → 39g
②Blinder 4 リア   →42g
③Blinder 1フロント →16g
④Blinder 1リア    →16g
⑤Blinder ARC1.7 フロント   →101g
⑥Blinder 4V リア → 44g

※上記は本体重量です。
※価格はいずれも税込販売価格です。
※個体差あります。

 

①Blinder4 (フロント)

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まずは、Blinderの代名詞「Blinder4」のフロントです。「4」というのはナンバーリングではなくLEDライトが4灯式という意味で、数あるknogのUSB充電シリーズのなかでも、最初にリリースされた革新的ライトです。

 

②Blinder4 (リア)
imageフロントと同時にリリースされた「Binder4」のリアです。リアはマウントの向きがフロントと90°変わりシートポストなどにつける仕様になっています。大きさや外観は同じですが、LEDのライトが赤色に光ります。重量もフロントさほど変わりません。インターフェイスのデザインやカラーは随時変わっていますのでので気に入ったモノがあればその時に購入した方がいいと思います。

 

③Blinder 1 (フロント)Blinder1灯タイプの「Blinder 1」は16gと最軽量です。単三電池が1本22gですので、もはや乾電池式の前照灯というのは存在価値を失ってしまっているのではないでしょうか。非常にコンパクトで「Blinder 4」の4分の1でも十分な明るさです。

 

 

④Blinder 1 (リア)image「Blinder1」のリアはフロント同じ重量でした。Blinderシリーズの特徴として、マウントレスで工具なしで簡単に取り付けができるという特徴があります。直径3センチくらいまでならフレームにも取り付けできますが、エアロ形状や変形しているパイプにつけるとシリコンラバーが切断することがあります。「Blinder 1」は他のBlinderシリーズと取り付け方や充電端子の位置が異なる為、とまどうかもしれませんが、全く難しくはありません。

 

 

⑤Blinder ARC1.7  フロントimageBlinderシリーズはほとんどコンパクトで軽量な「リチウムポリマーバッテリー」を使用しています。一方、ARCシリーズはiPhoneなどにも使用されている「リチウムイオンバッテリー」を使用しています。重量は重くなってしまいますが、セルの安定性や耐久性が非常に高くなります。フロント専用のライトで、マウントがボディの下部についているため、取り付けの際にドロップハンドルのブレーキワイヤーと干渉しにくいという特徴があります。170ルーメンと非常に明るく、ロードバイクや自転車の使用頻度が高い人向けです。

 

 

⑥Blinder 4v (リア専用)image「Blinder 4v」はリア専用ライトです。シートポストにつける際は10cmほどシートポストに取り付けスペースがあることが絶対条件となります。リフレクターがついているので、充電が切れても反射板として使用できます。

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