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戦後大阪の光と影、NHKドラマ「大阪激流伝」

8月31日のNHKスペシャル「大阪激流伝」は終戦から1970年万博までの大阪城近くの小さな町工場と実在した陸軍工廠に残された金属クズにまつわる家族のドラマでした。ドラマは堤真一さん主演で、町工場に残された資料や取材証言をもとに構成されゴールデンタイムに放送されました。

 

 

本ブログではかつて大阪が軍都として栄え、真田山の陸軍墓地安威川海軍倉庫など遺構が残っていることを投稿してきました。また、焦土化した大阪の混沌から復興平和産業への転換の経緯を自転車を通じて紹介してきました。ドラマは本ブログをなぞるような内容で、在日朝鮮人による静脈産業や左翼活動デモなどこれまでメディアが避けていた秘史にも踏み込んでおり、史実に近い現実味あるストーリーとなっていました。

 

 

堤さん演じる田口留蔵は、戦中に大阪城公園にあった東洋随一の軍事工場「陸軍大阪砲兵工廠」で兵器の製造に従事、戦後は金属加工を生業とし朝鮮戦争をきっかけに爆弾を米軍に供給、新しい工場は雇い順調に軌道に乗り、従業員を雇い仕事に打ち込みます。そこに在日朝鮮人の青年が工場に訪れ爆弾製造の中止を懇願、祖国を憂いながら大阪でギリギリの生活をする朝鮮人の葛藤が込み上げ、衝突寸前の人間模様が表現されていました。

 

「ウチは忘れへん、大阪が鉄クズやったことを」

 

本ブログではこれまで大阪朝鮮人騒擾事件(1948年)、東成署襲撃事件(1951年)、親子爆弾事件(1951年)と猪飼野不逞朝鮮による騒擾事件を取り上げてきましたが、朝鮮人暴動は難解な情勢を理解できるリテラシーがなければ差別主義を助長する恐れもあるため描写はなく、アパッチ族や自転車窃盗団へ言及もありませんでした。

 

 

猪飼野(いかいの)の在日朝鮮人は激しく職業差別を受けほぼ定職にありつけず75%が無職、ほとんどは日雇いや古鉄収集で何とかその日を生き、ヒロポンやドブロクの密造・空巣や洋犬盗など組織犯罪を繰り返し、共産主義を支持する北鮮系「朝鮮総連」と米国を支持する民団系の代理戦争が日常化していました。アパッチ族というのは大阪工廠から古鉄を盗んでいた朝鮮人窃盗団のことで、1956年にはよせや経由の鉄スクラップを規制する大阪府金属屑営業条例が成立しました。私が放送をみて一番驚いたことは、アパッチ族だった金時鐘(キム・シジョン)本人が出演していたことです。

金時鐘は日本共産党(解放戦線)の上田等らとともに「吹田事件」に参加、吹田操車場や笹川良一宅を狙った騒擾事件は血のメーデー・大須事件とともに「三大騒擾事件」の一つとされています。金は詩人として活動して、私は本ブログでファンを公言していましたが、初めて肉声を耳にしました。失礼ながら存命されていることにも驚いたほどで大変貴重な放送だったように思います。

 

 

最後に私の好きな金時鐘の詩の一節を紹介したいと思います。

 

ズボンの/内側を/はぎとり/むれる/悪臭の/修羅場を/城ごと/あけ渡したのだ。
悲哀とは/山に包まれた/脱糞者の/心である。 (金時鐘「わが生と詩」から詩の一部を抜粋)

金は吹田操車場襲撃直前にあろうことか緊張のあまり脱糞、自らを脱北者ならぬ「脱糞者」として左翼運動に心酔していた若いころをユーモアを交え綴っています。金は朝鮮人であり日本人ではありませんが紛れもない大阪人であり、大阪の昭和史の一部なのです。

 

 

見逃した方は9月23日の昼1時からBSでデレクターズカット版が再放送されるようです。

シャンゼリゼを埋め尽くした自転車「天安門事件」反対デモ

7月のシャンゼリゼといえばツール・ド・フランスの最終ステージが恒例となっており、2025年はスロベニア出身のダデイ・ポガチャル選手が4度目の栄冠を獲得し閉幕しました。ポガチャル選手は1998年生まれの26歳、史上最強の自転車選手と呼び声も高く、フランスの三色旗が乱舞しパリは熱狂に包まれました。

しかし、1989年のシャンゼリゼ通りは少し様子が違い、白ハチマキと黒シャツ姿の中国人1000人が自転車と共にパレード、直径数十メートルもある赤い大太鼓には漢字で「自由・平等・博愛」の文字、NOUS CONTENTIONS!(我々は闘いを続ける)と仏語の横断幕を掲げ、大合唱をとどろかせていました。

 


パリの中国人自転車デモ   毎日新聞 1989年7月15日

 

自転車デモはフランス革命200周年を記念してミッテラン大統領はじめ各国首脳が集められ観光客やパリ市民など100万人が見守るパレード冒頭に催され、続いてコーラス隊やソプラノ歌手の革命歌によって観客全員が立ち上がり大合唱となりました。

 

「中国で現政権が続く限り、この国の将来はない」 

 

このパレードは明らかに前月6月4日の中国の弾圧事件への強い抗議を全世界に向けてアピールしたもので、ミッテラン大統領はフランス革命の基本精神が人権にあり、フランスが今後も「人権」を外交の太い柱にすることを宣言しました。

 

 


民主化を求めた人民を武力で制した中国政府軍  毎日新聞 1989年7月16日

 

紫禁城前の天安門広場では銃声が鳴り響き全身血だらけの女性が横たわる惨状、中国政府によると6月の動乱鎮圧による死者は319人と発表、首都の北京には厳戒令が発令され人民解放軍兵士や武装警察が民主化を求めて蜂起した学生・市民グループに対して一斉射撃、読売新聞は翌日朝刊で天安門広場近くで、つぶれた自転車の残がいの中に横たわる学生たちの死体とAP通信のショッキングな写真を一面に事件を大きく扱い、死者数1400~3000人、負傷者1万人規模と報道しました。

 

「発砲しながらこっちへ向かっている、人が殺された、みんな血だらけだ」

 

共産党一党独裁の国体を堅持するため20万以上武装兵に大量の戦車・装甲車・軍用トラックで自転車バリケードを突破し居座る学生を圧殺、幼児や老人など無差別に銃撃しました。北京の制圧事件が世界に報道されると各地で抗議活動が巻き起こり、中国政府の行動を激しく非難しました。

 


世界に報道された天安門事件 読売新聞 1989年6月5日

 

ハンガーストライキや抗議デモは北京から上海・アメリカと世界各地に広がり、サミットが開催中のパリでは象徴となる自転車を押しながらVサインを掲げ中国人留学生の大集団がパレード行進、対話を呼びかけました。

 

「軍の役割は人民を守ることで一部の人を守ることではありません」

 

当時、中国は交通網が未発達で、学生たちは地方から北京を目指し自転車で集まり、統制が利かないほどの状況だったようです。本ブログでは1957年に大阪で敢行された在日アパッチらによる「大阪府金属くず条例」反対の自転車デモについて投稿しましたが、小回りが利いて機動性の高い自転車はデモに向いているのかもしれません。

 

 


読売新聞 1989年6月10日

 

香港のフランス領事館は事態を受けて指名手配を受けた学運リーダーや作家の亡命活動を支援、「イエローバード作戦」と言われ、英秘密情報部(MI6)や米中央情報局(CIA)も協力しました。イエローバードというのは中国の故事成語「蟷螂捕蝉、黄雀在后」に由来し、セミを狙うカマキリをその背後からカナリアが狙っている状況のようで、中国語では「黄雀行動」というそうです。

しかしながら、中国では「黄雀行動」や「天安門」という事件を連想するワードでは検索できず、当時の「血の鎮圧」は完全に報道が規制され、歴史からかき消されています。我々は中国の大国としての責任を問い続けなければなりません。そして、そこから日本はどうあるべきかを学ばなければならないのではないでしょうか。

 


上海で発生した学生デモ  読売新聞 1989年6月9日夕刊

小林一三は不滅の「阪急ブランド」をいかに築いたのか

ユダヤ人経営学者ピーター・ドラッカーは戦後日本の経済復興の主因に資本主義の選択があったとしています。そして、成熟した資本主義は社会主義に移行することは不可避で、日本の成長の鈍化を予想しました。停滞する日本の処方箋として提唱したのが名著「マネジメント」です。マネジメントとは「マーケティング」と「企業家精神(イノベーション)」の両輪で、ドラッカーはダイエーの創業者中内功を実践者として高く評価しました。

中内は新商売は西から東へと流れるのが定説で、常に関西で生まれ、世界に名高いユダヤ商人も、大阪商人の相手ではないとしています。そして、その神髄をつかんでいた商人中の商人は阪急グループの創業者小林一三だと評しました。

本ブログでは以前に中内によるユダヤ商法を規範とした米国型チェーン店形態の日本導入を残存資料から考察、自転車販売のチャネルの多様化を追体験することで縮小する自転車市場の再活性化のヒントを模索しました。資料から阪急百貨店はダイエーが着眼する10年以上前から自転車販売に取り組んでいたことが分かりました。現在、阪急は自転車販売から退いていますが、阪神間における「阪急」の存在感は別格で、鉄道沿線の生活水準は平均を上回る高いものになっています。小林の企業家精神とはどのようなものだったのでしょうか。
池田市にある追頌する施設「小林一三記念館」にいってみました。

 

 

阪急は鉄道を中心とした企業グループで都市開発、小売業、観光、エンターテインメントなど20世紀初頭より阪神間において生活基盤となる事業を広く展開しています。同じころ半官半民の南満州鉄道が巨大化していましたがこちらは石炭や大豆等の物資の輸送の収益で都市開発の赤字を埋める収益構造となっていました。一方、阪急は郊外型住宅やターミナルデパートなど都市開発を軸に西洋スタイルのハイカラな生活スタイル「阪神間モダニズム」を導入、持ち前の経営手腕で質の高い「阪急ブランド」を構築、沿線は関西随一の住みやすさを誇っています。記念館は阪急宝塚線池田駅から北へ15分ほど歩いた大阪平野北端の五月山の麓にあります。

 

 

記念館は住宅地にある小林一三の旧邸で、茶室がある日本庭園の中にある洋館です。施設は品があり、文化財に登録され歴史の流れを感じることができます。館内には小林の交友関係から人柄を示唆する展示から阪急の歴史が分かる鉄道古物、実際に使用されていた書斎など入館料300円とは思えない充実したものとなっています。

また、記念館の西側には無料で利用できるライブラリー「池田文庫」があり、宝塚歌劇や阪急球団など阪急関連書籍が閲覧することができます。

 

 

阪急電鉄の前身となる箕面有馬電気軌道は明治末期の1907年創業、小林が専務となり1910年に梅田-宝塚間、箕面-石橋間が開業、当初は兵庫県の有馬温泉まで延伸予定でした。しかしながら、延伸計画が温泉街に歓迎されず、神戸線や京都線が敷設され、社名も阪急電鉄に変更となります。小林は設立時から実質的な代表として、郊外の宅地開発に取り組み、都心に電車通勤するサラリーマンをターゲットとして最初に開発されたのが猪名川左岸の池田市室町です。

1910年から始まった室町の住宅は木造二階建ての庭付きの戸建てで200戸が販売され、その後も宝塚沿線の服部駅(1912年)、豊中駅(1914年)、石橋駅(1924年)、曽根駅(1931年)、蛍池駅(1934年)などと売り出し、開発は兵庫県にも及びました。

 

 

また並行して、音楽校や実業専修女学校、商業校の運営や関西学院等の支援など教育にも力を入れ、文化スポーツ振興にも取り組みました。1937年に神戸線西宮北口駅南側に開設された西宮スタジアムはプロ野球球団阪急ブレーブスの本拠地となり、1949年から2002年まで西宮競輪も開催されました。

大阪府下の豊中・住之江・大阪中央競輪場が廃止となると西宮は近畿地区一の車券を売り上げ、甲子園競輪と両輪で沿線の都市開発の大きな資金源となりました。6月の投稿でも言及しましたが、テレビ放送が始まるまでは職業野球より競輪の方が人気で、電話やインターネット投票のない時代に車券を買い求めにスタジアム出向いた来場者数はブレーブスや大阪タイガースの公式戦の観客数を上回っていました。

 

 

 

京阪神に張り巡らされた鉄道網沿線は文化や価値感を共有し、社内報で北大阪沿線は「阪急平野」と称していたようです。本ブログでは以前から北大阪の千里地区の池田・豊中・箕面・吹田・茨木の5市を合併し、政令都市として日本経済のこれからのあるべき姿を示すべきだと投稿を繰り返しています。この地域は京都市・神戸市に匹敵する人口を擁しながら大都市と認識されず、高層ビルや基幹店のようなものがあまり設置されない傾向にあり、国際会議や大型イベントなども誘致する発想すら湧いていないのではないでしょうか。詳しくは過去の投稿を読んでいただきたいのですが、一帯は国内屈指の住みやすさとなっています。

 

・グレーター千里構想は「第二東京」となるか    (2024.5.9投稿)

 

小林の企業家精神はより良いまちづくりの規範となり、東急や近鉄、西武、東武、小田急、京王、名鉄、阪神などの私鉄各社に大きな影響を与えました。ただその評価は意外にも国内に留まっているような気がします。私は日本中を阪急沿線のような都市につくり変えることにより、国民がより豊かな生活を手に入れることができるのではないかと思っています。

違法モペッド販売店「G+DOCTOR」中国籍の劉玥(41)逮捕

2023年7月、道路交通法が改正され、特定電動小型原動機付自転車が合法化され、一定の要件を満たせば電動キックボードなど電動小型モビリティが免許なしで自転車同様に使用できるようになりました。多くの国民が「特定電動小型原動機付自転車」という謎の乗り物の合法化にとまどい、民意のないままLUUP社のレンタルサービスが各地でスタートしました。

自転車の開発・製造には通常1年以上、電動ならそれ以上の期間が掛かるため、法改正を前になぜLUUP社だけが大量のモビリティを供給できたのでしょうか。非常に不透明で謎だらけの経緯でしたが事業は飛躍的に広がり、定着をみせています。

 


改正道交法を機に躍進するLUUPの広告 2023年7月1日 日経新聞

 

このようなシェアリングモビリティは2010年代中頃の中国を発端にして、アリババやソフトバンク等が出資し拡大、破格の利用料で話題となり、なかにはGIANTを買収する計画を公言する企業もありました。しかしながら、なかなか収益化がうまくいかず撤退する事業者が相次ぎました。

国内においては、2017年に施行された自転車活用推進法(第8条三)にて、レンタル自転車の増進が自治体に求められNTTドコモなどが電動アシスト車を投入、営利性を担保した公共交通機関プラットフォームとして定着をみせつつあります。

LUUPのモビリティは主に電動キックボートと特定小型原動機付自転車と2種で兎角キックボードに注目されがちですが、私は自転車技士として同社の自転車が驚くほど高性能で他社が追従するのは難しいのではないかと所感をもっています。同社において課題はあるかもしれんが、コロナ期に工場がロックダウンしていた時期にどうやってあれだけの自転車を製造できたのか、1ベンチャー企業の所業ではなく、自転車業界に与える影響は小さくないと考えています。一度、電動車に乗った人は電動車を選好する傾向があり、日本の自転車業界は類型車の製造を急ぐ必要があります。電動自転車の開発というのは思った以上に難しく、これまで国内市場ではパナソニック・ブリヂストン・ヤマハの国を代表するような3社の寡占市場でしたが、今後は新規参入に取って代わっていくのではないでしょうか。

 


2025年6月26日 読売新聞[大阪版]

 

大阪市内では2023年7月の道交法改正を契機に、夜間営業の飲食店の従業員やホストなどを中心に電動3社以外の中国製電動車の利用者が増加、中国の年間のモーター付車体の生産台数は3000万台以上と、日本の30倍です。中国メーカーは日本の厳格な道交法と小さな小さな成熟市場を天秤に掛け、これまで日本市場を無視していましたが、インターネット通信販売等で容易に入手ができることから中国車じわじわと普及、道交法に合致しない違反車両や発火する危険性がある低品質な車両があり社会問題化しつつあります。2025年6月には中央区心斎橋のモペッド販売店「G+EBIKEDOCTOR」の関係者を逮捕、経営者は中国籍の男でした。

 

違法走行黙認モペット販売容疑で4人逮捕、送検

違法な状態で公道を走行する可能性があることを把握しながら、ペダル付きバイク「モペッド」を販売したなどとして、府警は25日、大阪市中億区の販売店「G+EBIKE DOCOR」の経営者で中国籍の劉玥容疑者(41)らを道路交通法違反ほう助容疑などで逮捕、送検したと発表した。府警は認否を明らかにしていない。発表では、4人は6月上旬、同店で、サイドミラーやナンバープレートを….(読売新聞 2025年6月26日)

 

報道で容疑者が中国籍であることに驚いた方もいるかと思いますが、大阪市内では歴史的背景からブリヂストン、パナソニック、シマノ、ジャイアントといったいわゆる自転車業界と全く縁のない外国人経営の中古自転車チェーン店シンジケートがあり、店舗数ではサイクルベースあさひを上回っています。

 

 


違法車両を販売していた心斎橋「G+EBIKE DOCOR」

 

最近、埼玉県の川口市や蕨市の外国人が社会問題となり排斥運動が高まっていますが、大阪では戦前より在日朝鮮人が多住、本ブログでもこれまで大阪朝鮮人騒擾事件(1948年)、東成署襲撃事件(1951年)、親子爆弾事件(1951年)、吹田事件(1952年)と朝鮮人の徒党による大暴動を取り上げてきました。埼玉が針小棒大に報道される一方で、大阪のこれら戦後史は全く顧みられることはありません。

大阪で朝鮮人暴動が多発した時期は朝鮮戦争の最中で、金属価格が高騰し大阪では朝鮮人窃盗団による組織的な古鉄盗が相次ぎました。対応策として1957年に大阪府金属屑営業条例が施行されると、窃盗団は金属屑からターゲットを自転車に移し、府の自転車盗数は年間2万台以上と膨大な数となりました。この頃、朝鮮人はほぼ定職にありつけず75%が無職、多くは日雇いで何とかその日を生き、自転車盗だけでなく空き巣や洋犬盗、ヒロポンやドブロクの密造を稼業としていました。

 


半島へ北送される中古自転車 [京都・舞鶴港] 読売新聞 2003年6月14日

 

1950年代後半から日本は高度経済成すると、72年に日中の国交が正常化、87年には朝鮮半島南部の韓国が民主化しそれぞれ経済発展、東アジアの治安が安定化し、日本は留学生など移住者を積極的に受け入れはじめます。中国人経営の中古自転車店が大阪で増加したのは、今から15年程前にさかのぼり、シンジケートの実態はベールで包まれていますが、市が撤去した放置自転車を僑務としてブローカーが買い付けて各店舗に差配しています。

大阪市の放置自転車の過剰撤去については本ブログでもたびたび問題にしていますが、背景には在日朝鮮企業と中国人ブローカーの大きな暗躍があり、大阪市は独自で「自転車等の駐車の適正化に関する条例」を制定、禁止区域を拡大しながら、路上駐輪された自転車を間髪入れず撤去する「リアルタイム撤去」や同じ場所を繰り返し撤去する「集中撤去」、万博開催を口実とした「朝晩撤去」を”試験的”に導入し媚中体制をとり、全国の65万台の撤去車両のうち3分の1相当する20万台が大阪市と、不均衡に多くなっています。

 

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■撤去自転車の処分台数

大阪市 6万1590台
神戸市 8799台
横浜市 5665台
さいたま市 3261台
広島市  1294台
浜松市 1195台
(国土交通省 交通安全対策室資料 2020年)

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▲大阪市で増加する中古と新車を併売する中国系自転車チェーン店

 

最近では中古自転車店の増加により払下車が高騰、華人経営の店の不信感もあり、電動自転車に転業したのかもしれません。日本と中国で電動車のアシスト力が異なり、中国製のものをそのまま日本使用すると道交法違反となってしまします。本来なら使用者も重い罰則があるのですが、大阪では事実上黙認状態となっていますので、劉の逮捕をきっかけに摘発が本格化するかもしれません。

ポルトガル映画「サイクリストの魂」豊中文化芸術センター

7月8日豊中市曽根の豊中文化芸術センターで特別上映されたポルトガル映画「サイクリストの魂~ゆっくり走る人々」をみてきました。

 

 

「サイクリストの魂」は2020年のポルトガルのドキュメンタリー映画で、クラシック自転車を趣味とするサイクリストたちの日常が断片的に描かれています。Amazon Primeに加入していれば視聴することができるのですが、和訳がAI(?)で情緒的な雰囲気がイマイチです。上映作品は茨木市出身でサイクリストの月本一史さんの翻訳で、訳者ご本人もゲストとして来場されていました。

 

 

 

映画の鑑賞は完全事前予約制、主催は豊中市のNPO法人「シクロジャンブルコミニティ」で会場には平日にも関わらず100名弱の来場者あり、私はボランティアで会場の入場受付をしていました。このNPOは毎年2回服部緑地でビンテージ自転車のスワップミートを開催している団体で、代表の安田実さんが関東で上映されていた同作品を観て配給元に交渉、上映に至ったようです。

 

「本当にいい映画なんで、みんなに見て欲しいと思って…思い付きで」
「最初は人なんてくるのかなぁと思ってたけど、赤字にならなくてよかった」

 

上映開催が決定すると監督や出演者からSNS経由で直接メッセージが寄せられ、遠く離れた日葡両国が作品とクラシック自転車愛を通じて、進化や効率とは真逆のゆっくりとした時間の価値を再認識、上映が終了すると温かい拍手が沸き起こりました。

 

 

映画上映に先立ち15分のトークイベントが同時開催され、白井嗣章井さんと杉谷紗香さんの2名が順に登壇、ただ映画を鑑賞するだけでなく文化芸術センターという開催場所を生かして、それぞれ「自転車と映画」というテーマでスライドを使い講演していました。

白井さんは2014年のイタリア映画「パンター二 海賊とよばれたサイクリスト」について自筆のスケッチ画と併せて熱弁、34歳で逝去したイタリアのロードバイク選手マルコ・パンター二の生き様を描いた映画のみどころを解説、白井さんは自転車切り絵作家としても活動していますが、このような講演は公演は今回が初めてだったようです。

 

 

杉谷さんはフリーペーパー「cycle」の編集長で11月25日から広島県尾道市で開催される「バイシクル・フィルム・フェスティバル(BFF)」の告知で、はるばる尾道から新幹線で来場されていました。BFFはニューヨーク発信で、世界のさまざまな都市で開催されている自転車映画の祭典で、今年で25年目を迎えるそうです。

日本上陸20周年を記念して本年は創設者のブレント・バーバー氏をアメリカから特別ゲストとして招き、東京・横浜・大阪でもイベントが開催され、大阪は11月24日(祝)に心斎橋ビッグステップを予定しているそうです。

 

 

主催の安田さんに聞くと、白井さんや杉谷さんのファンも集まり、思った以上に集客ができてイベントは黒字だったようで、できれば来年も開催したいと言っていました。

自転車パーツ Amazon店 売上げベスト10 【2025年上半期】

2025年上半期のAmozon店売り上げランキングです。
プライムでの出店なので送料もかからず、書籍や日用品類と同送できますので是非ご利用ください。

 

第1位(→)

【メーカー】MAXXIS
【商品名】PURSUER
【税込価格】4,400円
【特徴】マキシスの低下価格なロード用タイヤ

 

 

第2位(

【メーカー】WALD
【商品名】137
【税込価格】6,820~7,700円
【特徴】米国製カゴ

 

 

第3位 ()

【メーカー】TOPEAK
【商品名】OMNI RIDECASE Ⅱ
【税込価格】4,400円
【特徴】ステムに取り付けるシリコンバンド式スマホホルダー

 

 

 

第4位()

【メーカー】TIOGA
【商品名】ADV TOP TUBE BAG
【税込価格】3,300円
【特徴】スマホや財布入れにちょうどいいトップチューブに取り付けるバッグ

 

 

第5位()

【メーカー】WALD
【商品名】215 リアラック
【税込価格】6,930~7,370円
【特徴】700c対応の米国製リアキャリア

 

 

第6位 ()

【メーカー】WALD
【商品名】37バスケット
【税込価格】4,950~5,720円
【特徴】ラックに取り付ける米国製カゴ

 

 

第7位(

【メーカー】TOPEAK
【商品名】ROADIE TT
【税込価格】5,940円
【特徴】独自のツインターボテクノロジー採用のロードバイク用ハンドポンプ

 

第8位 ()

【メーカー】TIOGA
【商品名】Acentia FORTIS
【税込価格】4,180円
【特徴】ゲル入りのコンフォートサドル

 

 

 

第9位  NEW!

【メーカー】ERGON
【商品名】GT1
【税込価格】6,820円
【特徴】人間工学に基づいたマルチポジションコンフォートグリップ

 

第10位 ()

【メーカー】TOPEAK
【商品名】ROADIE TT mini
【税込価格】5,390円
【特徴】独自のツインターボテクノロジー採用のロードバイク用ハンドポンプ

 


 

|「スポーツサイクル運搬」がスタイル化?!

数年前からUBER Eatsの配達員がスポーツ自転車に荷台を装着している光景を目にするようになり、配達員以外のスポーツ自転車ユーザーにもカゴやキャリアを取り付けて使用するというスタイルが定着を見せ、WALDのカゴ・キャリアの売れ行きが好調でした。

ERGONのグリップやTIOGAのグリップなど長時間の街乗りの使用を快適にする製品も人気となっています。

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