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自転車パーツ店舗売上ベスト10【2023年】

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2023年のパーツの売り上げ点数ランキングトップ10です。

 

 

第1位
abus 5805combo
【メーカー】ABUS
【商品名】5805C
【税込価格】5940円
【特徴】ドイツブランドABUSの4桁のチェーン錠。長さ110cmで、ダイヤルは好みの番号に設定することができる。

 

 

第2位
abus 5805
【メーカー】ABUS
【商品名】5805K
【税込価格】5940円
【特徴】第1位の「5805C」のキータイプ。スペアキー付きで、盗難見舞金対象モデル(要登録)

 

 

 

第3位

【メーカー】MAXXIS
【商品名】PURSUER
【税込価格】4400円
【特徴】MAXXISのロードバイクのトレーニングタイヤ。比較的お求めやすい価格が人気。

 

 

第4位

【メーカー】Panaracer
【商品名】GRAVELKING
【税込価格】6050円
【特徴】国産のグラベルタイヤ。耐パンク性が高くクロスバイクの補修に人気。

 

 

第5位
maxxis refuse
【メーカー】MAXXIS
【商品名】re-fuse
【税込価格】6600円
【特徴】耐パンク性の高いブレーカー入りのタイヤ。

 

 

 

第6位
abus 1500
【メーカー】ABUS
【商品名】1500
【税込価格】2992円
【特徴】ABUSの110cmのチェーン錠で最もリーズナブルなタイプ。

 

 

第7位
finishline dry
【メーカー】FINISH LINE
【商品名】DRY (120ml)
【税込価格】1870円
【特徴】定番中の定番のチェーンオイル。

 

 

 

第8位
knog frog
【メーカー】knog
【商品名】frog V3
【税込価格】3960円
【特徴】knogのシリコンボディのUSB充電式ライト

 

 

 

第9位
maxxis detonator
【メーカー】MAXXIS
【商品名】Detonator
【税込価格】5280円
【特徴】GIANTのクロスバイク「ESCAPE」等に採用されていたタイヤ

 

 

第10位
knog 2021
【メーカー】knog
【商品名】Oi
【税込価格】2970円
【特徴】クラウドファウンディングKICKSTARTERで資金を調達し開発された、革新的な自転車用ベル。

 

 

※キックスタンド,チューブ,シマノのブレーキシュー・ワイヤー・チェーンを除いたランキングとなっています。


 

自転車パーツが高い!在庫過多で四苦八苦の自転車業界

特にヒット商品もなく、補修パーツやロングセラーが上位の今年のランキングです。商品値上げや供給が安定せず品不足となった一昨年と状況が変わり、在庫過多となり、通販サイト大手がサービス停止を発表するなど自転車パーツが売上不振が顕著となりました。また円安により、一物一価のインターナショナルブランドの製品に割高感があり、新商品がほとんど見向きもされない寂しい一年でした。

コロナで止まった時計が再び動き出すにはまだ少し時間がかかるように思います。

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文明開化、大阪自転車はじめ「川口居留地」

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日本に初めて自転車が上陸したのは幕末とされています。文献によると1862年に福井藩の藩主 松平春嶽(まつだいら しゅんがく)が「ビラスビイデ独行車」に乗ったとあることから、これが自転車(velocipede)のことではないかとされています。1858年の日米修好通商条約により神戸・長崎・横浜・新潟・箱館が開港、条約により大阪は外国人居留地となり、大阪湾に面する現在の西区川口にが外国人宣教師や商人が居留するようになりました。

 


大阪開港の地 西区「川口」

 

川口居留地は中之島のある大川河口にあり、現在は倉庫街となっています。神戸や長崎などは旧居留地を観光資源として景観を保護して、まちおこしをしていますが、川口居留地には当時の建物は一切なく、観光客の姿も全く見当たりません。しかし、この居留地は現在の大阪の近代化や文明開化に大きな役割を果たしており、調べていくと大阪における自転車を始め様々なルーツがそこにあり、空襲により戦後は急速に輝きを失い、現在に至っていることが分かりました。現在、川口居留地はどうなっているのか、クリスマス直前の晴れた日にポタリングしてきました。

 


▲川口の倉庫街  物流拠点として大型車両の激しい往来がある

 

川口はサイクルショップ203と同じ大阪市西区ですが、203がほぼ南端で川口は北西の先端となり、自転車では20分ほどとなります。大川の川尻で舟運が盛んだったころから物流の拠点で「大阪開港の地」の石標があり、現在でも住友倉庫やヤマト運輸などの流通業者の事務所が多く所在しています。対岸には中央卸売市場があり、軽バンや大型トラックの往来が多く、その関係から電撃的な交渉で知られる労働組合組織「全日本建設運輸連帯労働組合関西支部」(関西生コン)の活動拠点となっていて、堀江とは全く違った雰囲気となっています。

 


川口居留地跡 当時の建物はないが1868-99年までは外国人居留地となっていた

 

居留地時代の建物は全くありませんが、一部では雰囲気を残す洋風建築があり赤レンガの川口基督教会の大聖堂はシンボルとして登録有形文化財となっています。開港当時は多くの宣教師が来日、ミッションスクールにて英語教育の始め、大阪信愛学院・桃山学院・大阪女学院・立教学院(東京都)・梅花学園・平安女学院(京都府)・プール学院などの創設地となっています。しかしながら、多くあったミッション校も現在ではすべて移転し、キャンパスはひとつも残っていません。

英語教育以外にも宣教師が大阪にもたらしたものは多く、パン・バター・精肉・ホテル・クリーニング・オルガン・時計、そして自転車の発祥地とされています。

 


宣教師が西洋から大阪に伝えた自転車 大阪くらしの今昔館展示より

 

川口で宣教師が自転車の販売を始めたのは1894(明治27)年頃とされ、2,3軒の販売店があったそうですが、1899年には外国人居留地制度が廃止となりました。現在、大阪は自転車のまちとして知られていますが、明治期には条例で「遊戯のために自転車に乗ること」を禁止していて、やや普及が遅れていました。先行する東京を見習って、堺で自転車の部品製造を始めたもこの頃となります。

 

都道府県別自転車保有台数 1913(大正2)年
東京都  4.1万台

愛知県    4.1万
兵庫県    3.1万
岡山県    2.6万
大阪府    2.3万

 

 


▲1920年竣工の壮大な川口基督教会

 

居留地が廃止後もしばらく洋館が立ち並び、付近の江之子島に大阪府庁や市庁舎ができたことから、大阪の文明開化の象徴となり、市内における自転車の売買の拠点となりました。私が数年前に発掘した1932~42年(昭和7~17年)の川口輪業会の「物品買譲請明細帳」には当時の売買記録が詳細に記されています。当時は自転車は高級品で主用途は運搬など業務用で売買先は米穀店や運送業、洗濯店、銀行などとなっています。日華事変(日中戦争)の影響でインフレが凄まじく、1935年1台1円程だったのが、7年後の42年には1台10円以上となっています。

 


▲川口輪業会「物品買譲請明細帳」(昭和7~17年) サイクルショップ203所蔵

 

明細帳の末尾には天満警察署から1943年2月27日より3年間保存が命じられ、そこには「髙橋タツ」のサインが記されています。髙橋タツは上町にあった有力店「髙橋サイクル」の経営者で、髙橋勇の実母となります。髙橋サイクルは大阪空襲で被災するまで中之島にあり、髙橋家はこの頃から大阪の輪業会に大きな影響を持っていたことが推測されます。この明細帳は読んでいると興味深い内容で詳細に調べてみる価値があるのかもしれません。

 


物品買譲請明細帳には川口の自転車の売買記録が記されている

 

衰退する日本経済のなかで観光はまだまだ伸びしろのある産業です。大阪にも外国人を中心に多くの観光客がおとずれますが、さらなる成長と観光公害を踏まえた分散を考慮してこの辺りも観光地化してもいいように思いますが、クリスマスを前に教会の扉は固く閉ざされていました。

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なぜ?! 名刹に人の姿がゼロ、東洋のミューズ「秋篠寺」

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古都奈良は710年に遷都され、東に大仏でお馴染み「東大寺」、西に「西大寺」が建立されました。西大寺も東大寺に引けを取らないほど壮大な伽藍を誇ったそうですが、台風や火災で平安時代には衰退し、現在では西大寺といえば寺よりも近鉄の乗り換え駅「大和西大寺駅」が先に思い浮かび、「安倍晋三銃撃事件」の現場として一躍有名になりました。平城京跡西側には、西大寺だけでなく世界遺産「唐招提寺」「薬師寺」など寺社が多く所在しています。今回は名刹「秋篠寺」に行ってきました。

 

 

大和西大寺は特急停車駅で大阪から約30分、自然豊かで快適な環境のベッドタウンとして開発が進んでいます。駅前にはルイヴィトン・ユニクロ・スターバックスなどが入居する商業施設「ならファミリー」があり、休日には周辺道路が渋滞するほど混雑します。秋篠寺は駅の1km北西側にあります。駅には観光用のレンタルサイクルもありますが、徒歩なら20分くらいかかります。

 


高感度な店舗が入居する西大寺の商業施設「ならファミリー」

 

秋も深まった12月上旬、温暖化の影響もあってかパーカー1枚でも過ごせそうな行楽日和、木の葉も萌えるように色づくシーズンで、京都の東山や嵐山では観光客によるオーバーツーリズム(観光公害)が深刻化しているといいます。秋篠寺は境内の絨毯のような苔庭が有名で、あまり紅葉のイメージはありませんでしたが、差し色のようにコントラストで、詫び寂びを感じます。東洋美の到達点といった感じですが、意外なことに私以外に観光客の姿はなく、贅沢にも貸し切り状態でした。

 

 


苔庭に紅葉が映える秋篠寺

 

本堂に安置される伎芸天は「東洋のミューズ」と謳われ、本尊などを含め国の重要文化財に指定されています。ミューズとは、ミュージックとか博物館または瞑想といった言語の祖語で、音楽などを司るギリシャの芸術神に由来する言葉のようです。「アーネスト・フェノロサが薬師寺東塔を凍れる音楽と表現した」と中学2年のとき類塾で教えられた記憶があり、ずっと「音楽」ってなんやねん、と引っかかっていましたが、秋篠寺の「MUSE」→「MUSIC」→「東塔は音楽」ということで、うまく説明できませんが自分の中ではなんかスッキリしました。

 


東洋のミューズ「伎芸天」が安置される国宝の秋篠寺本堂

 

本堂内は撮影禁止で仏像の画像がなくて申し訳ありませんが、本堂内で一人、瞑想をして帰りました。秋篠寺周辺は、お屋敷が建ち並び、東側には奈良競輪場があります。

奈良競輪場は1950年開設の県営の333m走路の施設です。老朽化が激しく、ビニールシートがかけられていたり規制線が張られていて立入ができないエリアが結構あります。車いす用エレベーターや外国語案内も一切ないどころか、ほとんどの建物が耐震強度を満たしておらず閉鎖されていて、悲惨な状態であるということを2021年に本ブログにて投稿しました。

コロナ期間を経てもスタジアムの状況はあまり変わっていませんでしたが、前回に来た時よりも観客が増えていたように思います。

 


▲県内唯一の現存する公営競技場「奈良競輪場」

 

競輪場と駅の間は農地が広がりのどかな雰囲気となっていて、農作業中のシニア男性にこの辺りのお話を伺うことができました。

 

「昔はここに競馬場があって、今は秋篠川の遊水地で開発調整地域になってるんよ。競馬場は不採算でなくなったけど、子供の頃に行ったことあるよ」

 

競輪が始まると併設されていた秋篠競馬場(地方競馬)の人気が低下、1954年に廃止となりました。このような事例は珍しいことではなく、長居(大阪市)・春木(岸和田市)・鳴尾(現在の西宮)も同様に、併設された後に競馬が廃止されています。春木競馬場では周辺住民とのトラブルの影響もあったようですが、秋篠競馬はそのようなことはなく、単に不採算が原因で、跡地は一部はダム建設で廃村となった村人の移住先に活用、ほとんどは農地となり、現在に至っているようです。

 


奈良競輪場の隣にはかつて秋篠競馬場があった

 

 

「上の人らがなんにも考えとらん、奈良は悪政の縮図よ。モツ煮込み屋はあるけど、レストランをつくるとか、もっと若い女性や子供とかが、楽しめるように工夫しないとアカンよ」

 

男性は奈良競輪場や秋篠寺について、行政がしっかりとマネージメントしイメージを変えることが地域の振興につながると指摘、場内にある飲食店の改善などできることはまだまだあるのではないかと言います。一応、倒壊寸前のボロボロだったバラックの飲食店は建て替えられマシになっていましたが、新テナントは入っておらず場末感は残ったままでした。私がふと岡山県「玉野競輪場」に行ったことを思い出して、施設をリニューアルして地元野菜を使用したレストランや観光ホテルを併設して注目されていることを話すと、男性は「それはいい!それはいいわ!ああ、そりゃいい」と笑顔で繰り返されていました。

 

【参考①】玉野競輪の食堂「FORQ」
【参考②】競輪場に泊まれる玉野競輪「HOTEL10」

 


老朽化が激しい奈良競輪場内の建替前の施設 2021年3月撮影

 

競輪場はギャンブル依存症や地域の治安低下などを懸念し、迷惑施設と考える人も多いのですが、奈良競輪場を含めこれまでいくつかの公営競技場を訪れた印象では、このような歴史的遺産の生かすも殺すも行政次第のように思います。奈良は京都に負けない歴史的建造物の宝庫です。奈良県は今春に知事が変わり、のっけから自転車道路網政策の白紙撤回を表明するなど不安な一面をみせていますが、老朽化した県営施設をどのように運営していくのか手腕が問われるように思います。同じく県営(府営)の京都向日町競輪場では、なにやら新しい動きがありそうです。(つづく)

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シマノ自転車博物館「ロードバイクの進化」展

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昨年リニューアルしたシマノ自転車博物館に行ってきました。

 

 

もともと、大仙公園の仁徳天皇陵の南西側に博物館ですが、シマノが創業100周年を迎えた昨春に3.5倍に増床しリニューアルしました。新施設は以前の場所から北に1km、堺市役所などがある市の中心駅の南海高野線「堺東」駅から徒歩5分の好立地で、新しく建てられた自社施設となっています。大阪市内からだと南海「なんば」から乗り換えなしで20分ほどで行けるようになり利便性が向上、特別展「ロードバイクの進化展」を見てきました。

 

 

入館料は一般500円、自転車に興味のない小学生から自転車マニアまで誰でも楽しめるようディスプレイ方法や映像で工夫されていて、充分に満足できると思います。ビルは4階建構造で1、2、4階が鑑賞エリアとなっていて、特別展は4階北側の特別展示室で開催されていました。

 

 

展示のロードバイクはスチール・アルミ・カーボン製の車両がそれぞれ1台づつあり、東京オリンピックが開催された60年代から現在までを「近代化の時代」「挑戦の時代」「科学の時代」の3つの時代に分け、当時の機材と同時代に使用されていたウエアやシューズと併せた展示となっています。

 

 

前々回のブログ投稿で戦後復興期に開催されたロードレース「ツーリスト・トロフィ選手権」に向けて開発されたアルミ合金自転車の三菱重工「三菱十字号」を紹介しましたが、同モデルは現在のロードバイクとは大きく異なることは、誰の目に明らかだと思います。その後、自転車競技法は施行され、競輪が国内で実施されるとスポーツ自転車熱が沸騰、国内メーカーは1964年東京五輪が開催される頃には、欧州の技術水準に匹敵するロード車を内製できるまでになりました。

 


三菱重工「三菱十字号」(常設)

 

欧州の中でも、イタリアとフランスは選手経験を持つフレームビルダーが次々と現れ、経験を生かした高性能な競走専用自転車生産、展示の1972年製「CINELLI」は、フレームのスチールに様々な混ぜものをすることで強度や剛性を高め、軽量化されたロードレーサーです。円筒型の細身の鋼管はダイヤモンド形状で、高速走行するための機能美が追及されています。

 


近代化の象徴イタリア製のスチールロード「CINELLI」

 

80年代に入るとフレームはスチールからアルミやカーボンといった新素材へと進化し、欧州の伝統的なファクトリーに加えて、北米やアジアのメーカーも欧州レースに参戦します。米「cannondale」は伝統にとらわれない太径アルミと独自のアルミ溶接で新境地を開拓、90年には変速やペダルにも今までにない画期的な機構が登場し変革が起こりました。

 


▲ 挑戦の時代のアルミロード「cannondale」

 

さらに、これまで試行錯誤を繰り返していたカーボン(炭素繊維強化プラスチック)フレームのモノコック生産が確立、2000年以降は高レベルな強度と剛性に加えて、科学的実験に基づいた最先端の空力や設計が研究され、変速システムは電子制御へ進化しました。これらの進化はレース用途だけでなく、サイクリングを楽しむ層にも浸透し、「GIANT」の新型の女性向けカーボンロードバイク「LIV」が展示されていました。

 


▲ 科学の時代のカーボン製ロードGIANT「LIV」

 

これらの車両以外にも、特別展ではスチール・アルミ・カーボンの重量差が比較できるフレーム展示や昔のロードレースの資料も展示され、併せて進化の変遷を体感できるようになっていました。展示は2024年3月31日(日)にまでとなっています。ロードバイク好きならずとも是非ご体感ください。

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服部緑地・集いの広場「シクロジャンブル」2023年秋

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2023年11月26日、国内最大級のビンテージ自転車やパーツの蚤の市「シクロジャンブル」にいってきました。

 

シクロジャンブルは大阪北部・豊中市の服部緑地公園で開催される中古自転車と部品のフリーマーケットです。西日本最大規模で1999年から毎年春と秋に実施され、関西の自転車マニアの間では恒例の行事として定着しています。これまで、イベントは園内の「古民家集落広場」で開催されていましたが、今回から少し西側の「集いの広場」に会場を変えて行われました。地下鉄御堂筋線で「千里中央」行に乗り、そのまま北大阪急行「緑地公園」で下車、会場は園内を15分程歩いた陸上競技場の南側です。

 

 

朝9時スタートとなっていますが、8時半にはすでに大勢の人で賑わっていました。出店は誰でも可能でコレクターから業者など約50ブース、自転車部品の出店が多く、不用品から骨とう品まで様々な品々が交換取引されています。車体の出品は盗品売買の怖れから制約があり、メインはロードバイク・マウンテンバイク・ランドナー・ミニベロ・クロスバイク等の部品で新古品や年代不明のジャンク品などが活発に取引されています。

 

 

「インターネットやSNSの普及でこのようなイベントは消滅するかと思ったが、逆だった」

主催者の方に話を伺うと最初は出展者と客数が同じくらいの小規模な集いだったそうですが、最近はtwitter(現 X)やインスタなどで拡散され、東京や名古屋など遠方からも来場が増えているそうです。特に今年は前日にシマノ自転車博物館でイベントがあり、泊まりがけで参加している人もいたようです。

 

 

 

商品は一応、値札のような数字の書いたモノが張ってあるありますが、気になれば出展者の方に交渉してみるといいと思います。出品者は金儲けで来ている訳ではないので、譲ってもらえるかもしれません。特に昼頃になると持ち帰るのも荷物になるので、無料でもらえたり、おまけをしてくれたりします。出品側はプロではないので、手さげ袋・小銭・メジャー・ノギスなど工具は持参した方がいいかもしれません。

 

 

私は開店作業があるので、10時には現地を後にしましたが、天気も良くてこれまでで最高の集客だったように思います。このイベントは趣味人だけでなく周辺コミュニティの活性化の一役を担い、地域のブランディングに間違いなく貢献し、自然発生的な参加型イベントのロールモデルとして今後も継続してもらいたいと思います。今回、実行委員の方に話を伺い、イベント実施にあたって様々な苦労があることを話していただきました。大変な役割でただただ感銘するばかりですが、今後も滞りない運営をお願いいたします。

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